かしましい

と、鼻で笑うか。
構ったことじゃない。

一羽の兎が駆けるのよ。
雪肌の兎が跳ねるのよ。

 あちらからこちらへ。
 こちらからあちらへ。

草原を鳴らせ。
きゃ ....
あの日の誓いは 忘れるんじゃないよ



お前は私に服従と忠誠を誓い 私はお前に命を与えた


私はお前を支配する


お前は私に従うんだ


求められたら 差し出しなさい
 ....
カタコトカタコト カタコトカタコト

ホキャ

           ホキャ

                        ホキャ

鎮めて
誰か僕を鎮めて
キミでもいい
薬 ....
身を削るようにして 人を思いやるところがいいところだと
君は私に言ってくれる

でも 削られた身に自然治癒力はないみたい

不細工に 削ぎ落とされた私の身体を
埋めてくれるものが 私の傍に ....
気の毒な君に手を出したのは あたし

「君は 食ってるんじゃない 食われているんだ」

そんな風に言わないで

あたし 吹き飛ばされてしまう
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした

僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
 ....
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの

もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る

急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている

水蒸気になり、手で掴め ....
 ひりひりとした皮膚の隙間から
 言葉や感情が飛び出していく
 熱を帯びた体はなすすべもなく
 意識の遠のきかけた瞬間にまた
 大事にしていた言葉一欠 飛んでいった
 
 空に溶けていった ....
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ....
五本の指に
五線譜を例え
かなでるピアノコンチェルト
指輪で装飾し
弾きづらくなる私は
リストにも
ショパンにも なれない
 
白と黒との鍵盤で
困ってしまったベートーベンは
怒り ....
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
「あれ?黒髪に戻したんだ?」
「うん、就活が忙しいからね…」
オシャレに余念の無かったあいつも
忙しさのあまり我を忘れている

「あれ?ピアス塞いだんだ?」
「うん、そろそろ卒業 ....
お日様の下
おまえはかたく焼かれてしまった
ただ真っすぐ
地中から這いでてきたおまえは
涙をながす瞳さえ
持って生まれてなどいないのに

かたく焼かれたおまえの
その真っすぐな身体
それを泣いてや ....
新緑の歩調に
風のブーケが踊る
朝が来たのなら
花通りの空の
あたらしい風で顔を洗おう

うららかな候は
群青の筆をとり
太陽を描き始めた花の街へ
きみは、ハイカラに萌えて
モダン ....
鬼籍のオヤジが生前自慢していた
「オレは覚え易い千九百年生まれだ」と
息子のセガレも自慢げに喋っていた
「オレの齢も昭和の年号と一緒だ」と
だが平成になって
セガレの口癖は不通となった
ま ....
 砂時計という名の{ルビ幽閉=ゆうへい}を描くべき色彩に迷い、
 指先ひとつで幾度も幾度も
 流れをもてあそんで
 みる

 (ここは、アトリエ・スロウ
 (時の許しに並ぶ場所

 ....
グレープフルーツ、を{ルビ啜=すす}ると
ゆびさきやら舌先やら
なぜだかきみを、
おもいだして

グレープフルーツ、か
それとも、ぼく、か
においのあふれる
部屋になる

 ....
軽はずみに始まった関係が追いかけっこをする

慎重に厳選して始まった恋など聞いたことがない

お見合いか処女の発想

ハッとしてぐっときてやむにやまれずしてしまう

相手の気持ちもわか ....
そのヘッドフォンは
わがままな存在と言われながらも
誰からの耳も貸さなかった
自分に流れてくる音楽に酔いしれ
他人には一切聴かせることはさせずに
自分だけの世界に閉じこもっていた
誰よりも ....
     大きな森に私は迷い込んだ。
     出口のない深い深い森。

     叫んでもダレモイナイ
     上を見ても空は見えない。

     前を向いてもなにも見えな ....
行ったり戻ったりしながら、雲のような感覚に耳を貸す

触ろうとしてもさわれない

いま自分が人間であるなら見つめることしか出来ない雲

雲はふわふわと空に浮かび、なんでもない人たちが見つめ ....
   やさしさもみんな抜け落ちて
   そいつはセーヌの流れに消えた





キリストマリアを引っかいて
破れた爪で十字を切った

 ....
何かがあって離れた距離より
 
何もないのに自然と離れた距離の方が
 
 
ずっと埋めるのが難しいんだよ
 
 
君の声が、
 
笑顔が、
 
未だに 僕を
 水が流れ、小さな波形を象りながら、水が流れ、流動し、常に変化し、透明は透明を反射し、波は闇の中に動き廻り
 川は流れ、光を包み込みながら川は流れ、あるべき方向へと流れ、何も変わることはなく、静かに ....
安っぽい香水と
死にかけたお前の体臭が混ざり合い
扉の隙間から流れてくるよ

生きているうちに
陽の当たる場所で見せてくれ
ストッキングで包んで
ベッドの下に隠しているんだろう?
お前 ....
 無数の雪片の一つが僕の熱を帯びた唇に溶けていく
 綿雪が降りしきる夜 綿雪が降るさんさんさん…という音だけ聞こえる 暗黒の幽冥
 外灯が一本向こうに立っているだけだ
 ここがどこだか分からない ....
 傷だらけのMDウォークマンは充電中美味しそうに電気をどくどくと飲みます
 僕に今はもういない君の声を聞かせる為に全エネルギーを使ってしまったようだね
 少し軽くなったような気がするぞ??
 君 ....
 隣の部屋からヒュー ヒュー ハー と星の荒い呼吸が聞こえてくる
 丘で傷ついた星を偶然見つけて家まで運んできたのだ
 この時間だと病院は開いていないので 家で看病することにした
 手当を済ませ ....
凍える身震い

何に凍えるか


それはそれは、素敵な小箱、あ、小箱は
無かった、その中にね、素敵な、氷がある、といいナ、
種を蒔くわたし、芽が出てくるわたし、生まれ変わるみ ....
ここが自分の居場所だと
胸を張って言える場所

安らぎと温もりと
他人にはあまりにも無力な私だけど
ここに居てもいいと言ってくれるから

心地いい空気に
肩までどっぷり浸かって ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
*かしまし兎*ちと8*07/3/27 20:37
女王と下僕007/3/27 20:07
クレイジー カタルシスけんご3*07/3/27 19:16
削れるスプートニク207/3/27 18:47
007/3/27 18:38
午前3時07分紫苑7*07/3/27 18:28
あたしが捨てた缶の中猫のひたい撫...107/3/27 17:43
蒸発茉莉香6*07/3/27 17:11
キンモクセイたもつ1607/3/27 17:00
2つの世界柴田柴助307/3/27 16:28
空気見てるみたいに音の中に水町綜助16*07/3/27 15:31
茶髪1486 1...9*07/3/27 15:06
みみずの涙ベンジャミン4*07/3/27 14:57
印象派たね。9*07/3/27 14:34
confession信天翁207/3/27 14:21
アトリエ・スロウ千波 一也18*07/3/27 13:57
グレープフルーツ[group]17*07/3/27 13:49
ストーリーテーラー猫のひたい撫...007/3/27 13:47
わがままなヘッドフォンぽえむ君11*07/3/27 12:38
—私は心の迷子—‡ё夢花ё‡107/3/27 11:38
夜が落ちてくる猫のひたい撫...2*07/3/27 10:37
消えろ水在らあらあ3207/3/27 10:19
一つ空いた空間すみれ207/3/27 9:36
朝闇の川結城 森士7*07/3/27 6:45
地平線週間ブルースв+в1*07/3/27 6:37
三つの次元はじめ3*07/3/27 5:49
瞳を閉じた森2*07/3/27 5:49
星と戦争5*07/3/27 5:48
細くたぐる、糸の先の、ヨルノテガム207/3/27 5:37
room優飛2*07/3/27 5:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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