時は傷
   風は闇

虚空に揺れる鞦韆

水の衣装の傾きをたどる手から
   こぼれるやわらかい音符

   三日月の尖端から滴る
         蜜

 (  ( ((波  ....
今は、
検査は機械が
精密にしてくれる

検査結果の説明は
医者である
ここに医者の人格があらわれる
「患者一人一人の立場に立って
ていねいに分かりやすく説明してくれるかどうか」であ ....
「かかったらかかったで
その時に考えましょうよ」
いちいち不安がっていては
心が持ちません
感染拡大のテレビは
見すぎないように気をつけましょう
不安も拡大していきます
「正しく恐れる」 ....
僕は無を感じ取る
僕は窓の外を見て 立っていることで
僕は一本のタバコの煙を吐き出そうとしていることで
僕は冬の布団に潜り込むときに
僕は寂しげな音楽を思い浮かべている 
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
ユーラディアの谷には、鬱蒼とした樹々が繁っていた。
もちろん、その道は昼間でも薄暗い。こんな道を通るのは、
人に見られてはまずい物を運ぶような、商人だけである。
その道すがら、エインスベルは様々 ....
クールラントの王宮で、戦士エイソスの祝賀会が開かれていた、
まさにその時、エインスベルらは復讐の旅へと出立していた。
エインスベルらの集団は、オークの傭兵が20名、そして人間が10名、
総勢30 ....
二〇一九年三月一日 「考察」


同じ密度で拡散していく。


二〇一九年三月二日 「箴言」


仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
 ....
若く美しいモデルもまた画家をみつめている



背景は色彩を分割する役割しか与えられず


一つの静物も足されない



窓からの景色はいつまでもあらわれることなく

 ....
たかがなんて言ってくれるな
そんな精悍な横顔で
辛辣な眼差しを向けてくれる方が
まだこの心は救われる
いがみ合うことで
扉は少しでも開かれるだろうか
この居心地の悪い空間は
なににつなが ....
猛烈な冬の寒波に見舞われた
はるか上空の雪雲のなかで
ひっそりと生まれたのは

ちいさなちいさな
六角柱の結晶たち

雪雲の中を風に吹かれて
上昇したり落下したりと

いろんな雪雲 ....
いつつけたかわからない傷口が急に、
息をするように濁濁とさせた
特に痛みは感じないのに

意識が揺らいでいくのを、当然のように身を任せて

宵闇に細君は竹林と透かして、
永遠の処女に咥え ....
言葉を尽くしていたい、死力を尽くしていたい、とても簡単なラップ調の聞きざわりのいいフレーズだ、ばかみたいだね、産湯にひたるような薄い感傷、何かにいつもいら立っている、どうやったって黎明、並べただけ .... 欲望が溢れ出る
果実を丸ごと搾るように
広がる原野、聳える岩峰
足元は見えない
失われた足跡
粉々に散らばる
声の断片

不機嫌な実存が夢見る夕べ
終わりから逆算される日々が
冷え ....
嫌いなことで身を滅ぼした人は
聞かないが
好きなことで身を滅ぼした人は
数知れず
好きな酒で
好きなタバコで
好きな賭け事で
好きなスポーツで
好きなゲームで
好きな食べ物で
好き ....
「AIがあと10年で人間と同程度の知能を持つ」
といわれている
死なないAIは
世代を超えて進化し続ける
私たちがぼーっと生きている間に
AIに支配されてしまうかもしれない
過ぎ去らない過去に消し去られそうな朝になら



ゆびさきは美にとどくだろうか




コバルトやミーヌ  オランジェ、クロームの2番


なけなしのチューブ数本の匂いが

 ....
{引用=まんざら}
空は頬を染め地の温もりを剥ぎ取った
黒々と虚空をかきむしる預言者たち
火を呼び下すこともなく炭化して
瞑る睫毛のように夜を引き寄せる

真昼の夢はいま落日にくべられる
 ....
昨夜アフリカの夢をみた
大地に根付き踊る人々
わたしはひとりはじかれて
途方に暮れて大地をさ迷い

この曇天の裏光り
遠く太鼓の音響く
イートインの静寂に
駆け出す子供をぼうと見る
 ....
       端子:tansi




 名まえ創るとき考える、
 魔法な閃き運び徠る、
 歌よりも美しいコトバを綴りたひがため、登攀、愛珂さもありな ....
戦士エイソスのワイバーン退治は、成功裡のうちに終わった。
戦士エイソスの護衛たちは、数名が負傷したものの、
死者は出なかったのである。
戦士エイソスは誇りのうちにカラスガラへと帰還した。

 ....
ワイバーンたちはとくに冷気の魔法に弱かった。
そこで、戦士エイソスは、
すべての護衛たちの剣に氷の魔法属性を付与させることにした。
氷の女神の名は、「サプレナ」という。

幸いなことに、リュ ....
息を吐く
冷たい空気を吸う
飛来する虚ろの目と目を合わせる
最適化した言葉でニンゲンらしくする
完成の美しさを
手に入れることはなく
爪をはじく
ニンゲンらしくなる

冬と話したなら ....
会って話をしているのに
かかって来た電話に出る

人は遠くにいる人ほど
大切にするらしい
目の前の人を待たせても
かまわないぐらい

クルマを運転しているのに
片手で携帯電話に出る
 ....
はてしない水に
あらわれた沖という感じ
子どもらが
ゆびでつくったさんかくを
ひろげるとみち
こえにだすと
胸にひびくはてしなさ

どこまでもつづくうねりへは
近づきすぎてはいけない ....
小学生の頃
体育館の裏に生えていた
椚の落ち葉を使って
船を作って遊んだ
椚の落ち葉は
いい具合に折れ曲がっていて
大きめの葉の舟艇に
小さめの葉を刺して帆として
昔の帆掛け船のような ....
誰もいなくなった クラシカルな応接室のロングソファーで気だるくしなだれ 
祭司の仕草に告白をうながされるように
密告した

青い詐術  後追いの3秒 の 失禁

その温もりだけを飲 ....
かきつばたの肩に影のないほくろが落ちてくる


めくれたのは彼女の



ブラック バラクラバ
とおりすぎていった
幸せを想いかえして
その美しいときに嘘はなかったと

時間だけ
静かに
過ぎていっただけなんだと


抛り捨てられた
七色の夢と希望に未練を感じ
感じ ....
瞬発力が必要だ
そう思った
いつまでもこうやってグズグズしているのは
さぁ!行こう!という気がなく
行動が伴わないからだ
いつまでもここでこうしていても
一向に構わないのだけれども
そん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
揺 曳塔野夏子5*22/1/25 13:50
心医zenyam...022/1/25 9:49
コロナ感染情報2*22/1/25 9:40
冬のオーディオ番田 322/1/25 0:35
光の午後は渦巻いてひだかたけし1022/1/24 19:50
復讐への旅路(二)[group]大町綾音1*22/1/24 17:05
復讐への旅路(一)[group]1*22/1/24 17:05
詩の日めくり 二〇一九年三月一日─三十一日田中宏輔13*22/1/24 13:19
裸婦末下りょう8*22/1/24 12:47
かげろうだったろうか坂本瞳子2*22/1/24 12:31
雪のさだめst822/1/24 5:57
座礁あらい222/1/24 0:10
僕らは何にもなることができないねことら522/1/23 23:19
夢の朝ひだかたけし4*22/1/23 20:42
好きなことzenyam...1*22/1/23 20:13
AIと人類022/1/23 20:05
朝の絵具末下りょう2*22/1/23 15:34
記号を嗅ぐただのみきや3*22/1/23 14:33
イートインにてひだかたけし422/1/23 12:59
3⃣大゜揮∞ ₎...2*22/1/23 11:22
ワイバーン狩り(五)[group]大町綾音1*22/1/23 1:24
ワイバーン狩り(四)[group]1*22/1/23 1:22
呼吸這 いずる122/1/22 16:28
遠雷停電イオン0*22/1/22 15:27
水の世soft_m...122/1/22 14:10
椚の葉の船ジム・プリマ...3*22/1/22 13:36
詐病末下りょう1*22/1/22 12:16
ブラック バラクラバ022/1/22 12:12
永遠の嘘秋葉竹122/1/22 11:22
いまだよ坂本瞳子0*22/1/22 9:14

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