毎日、息を吐いている、すうこともあるけれど、いまはどこかの延長にあたる場所で、つめたい空をながめていた。あなたに送られたちいさな花がこめかみで目をまわして。だから、寒いと泣きたくなった。
....
僕は
今
ほんとに
なにかがおかしいんだ
過去にあんな悪いことしたから
僕は辛いんだ
なんでみんなが持っているものを
僕は持っていないんだ
死にたいと3日に1回くらい思う
....
世界中が悲しくなるから
僕の心は弾んで浮かれる
青色の街 人はすべて消えた
消えて 街の家々の見えないところで
横たわったまま涙を流し
ゆらり ゆうらり 死を想い懐かしさを抱き
....
プーチンの武力が勝つか
ウクライナの愛国心が勝つか
世界中が固唾をのんで見守っている
歴史的な転換点である
結果は今後の世界に大きな影響を与えるであろう
中庭 1
{引用=
午後の
柔らかい日が射しこんできて
すべてが淡い色のなかに溶けてゆく
地球という中庭
私の心に拡がる中庭
}
中庭 2
{引用=
草をむしる
....
お互い戦い合わなければ
戦争にはならないのだから
戦争の原因の一端は
ウクライナにあるわけだ
しかし、ロシアに戦闘を止めろ
と叫ぶ者はいても
ウクライナに対して叫ぶ者はいない
恐らく、ロ ....
2000年、
世界の偉い人達が 島に来た
彼も島に来た
***************
ニライ・カナイ
(初出 OVER THE SIN 2000年夏)
....
咲き誇る花々を
慈しむ春のように
柔かな魂を晒して
行き先も帰る場所も知らず
季節を巡り螺旋に昇り
ただただひとり
駆けていく
開ける光景に圧倒され
好悪を超え宙を舞う
反転 ....
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎるときがある
朝目覚めたとき
夕暮れのとき
健康であっても
衣食住に不自由なくても
子や孫がいても
兄弟友人がいても
ふとした瞬間に
孤独の影がよぎると ....
普遍性の種子はそこらじゅう飛びまわっていて
僕ときみは全く違った生き物で
間違って恋した訳でもありませんが
いつか接触しようと思いながらも
なんとなく暮らしているうちに
たぶん接点は ....
きらびやかな空が 剥がれ落ちて
菫の咲くほとりをたどって
指たちの
踊る環
ひとつ
ふたつ
みっつ
やわらかな綻びから
洩れる調べの
....
僕らは充血しながら、動脈瘤の世界で明滅を繰り返す、循環するメジャーとマイナーのコード、ハウリングしてる緊急避難警報、駅の片隅のデッドスペース、沢山の要らないデスクチェアーの一番上に放置された黒電話 ....
ぼくの通う小学校の通学路沿いには
数件の農家がぽつぽつと建っていた
集落は、山々で挟まれており
ど真ん中を貫く小さな川の出口には
海が広がっている
山の麓の、あまり面積の広くない田畑に
寄 ....
生きて行ければそれでいい
善行を積まなくても良いのかもしれないが
澄み切った悪行ってあるのだろうか
調和を前提とした濁りがあって良いのだろうと
石畳みの街に日差しがやわらかに差している ....
おまじない
目と目があったとき咲いた
恋は大事に押し花すること
眠りたい
だけ眠ったら泣かされた
失恋こころも騙せるかなぁ
その夜に
滑った口が生真面目な
....
甘ったるい
花の香りがする季節
君を想って、虹を渡った
孤独だと
瞳の色が語ってる
ようにひとすじ流れ落ちたね
赤色の
口紅塗るのがへたくそな
しあわせ ....
1.心配する
そんなにもすこやかなら
まじないはいらないね
唯一だから
名前もいらないんだろう
世界にかぶれないように
もっと 眠ったら
2.真実
バナナの ....
奴らの本心は
気に入らない人間は
皆殺しであって
民族浄化なんて
その気持ちにちょっと
理屈付けただけの
嘘っぱちに過ぎないのさ
俺だって日本人だけど
日本人の九割がたは嫌いだし
全 ....
あめいろの
時が過ぎ行く
この夕べ
わたしの気遣いは宙に溶け
一閃する光の海
瑪瑙の渦は天を駆け
静かさだけが降って来る
気の遠くなるよなこの時に
静かさだけが降って来る
....
薄明るい眠りがくる
来ると言ったら来るのだろう カーテンの中に ぺらぺらの掛け布団の中に 許しの中に
等しく許されている場所がたしかに私たちにはあったはずだ
薄明るい眠りは、友の手によく似ている ....
何億年も
在るとしても
その時に
笑顔でなければ
空しいかな
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
二〇一九年十月一日 「断片」
彼には、あたたかみを感じられなかった。かれには、あたたかみなどなかったからである。
二〇一九年十月二日 「詩論」
言葉は存在をくわだてる ....
逃れることのできない
煩わしさなど
忘れてしまえばいい
ほんの束の間でも
忘れたふりをする
それだけでもいい
そうでもしなければ
やっていけないから
愛想笑いまでは
しなくていいから ....
ベランダで
白い朝陽に起こされて
眩しい目をして眠い白猫
白猫の
声が僕の夢のなか
温かい手で撫でようとする
石よりも
硬い愛とか言わないで
もっと上手に愛を捧 ....
便りを紐解いて 過去に接続する。静かなる鎮守の杜を呼び起こし、また 揺り動かすのか
プラグは錆びて映写機は廻らないのに、駆け下りるは揺り籠の唄。土壁の建物に光の旅人と識る
座り込んだ私は 満開の桜 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり
肌を刺す
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている
(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
失う
ということは
失うということを
得るということだ
だから生きられる私
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
なるほど、ロシア君の蛮行は許されない
どう見る、やはりコロナ禍に端を発する
乱心と見るべきだろう
そこでチャイナ君、ここへ
ウィルスを漏らしたことで謝って
故意か過失かは問いません、さぁ ....
〈ピー〉のなにがわかる?
〈ピー〉のなにを知っている?
〈ピー〉を聞いただけで耳を塞ぐ きみは
〈ピー〉だ
〈ピー〉を書いたひとは 何十年も
〈ピー〉のなかで
〈ピー〉にひっぱり回され
....
心の底の廃墟を抱え
ひかりのどけき春日を行く
風はやわらか気は緩み
若芽はピンクに色づいて
永遠に続く平穏が
戦車の木霊を消すかのよう
春が来た、春が来た
恐怖の心の廃墟には
戦車 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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