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なんだかみんな似てるね
みんな美人ぞろいだね
あのこ ああ、あのこなんか
絵にしても いいね
なんだかみんな似てるね
でもおまえだけ少し違うね ....
帰宅ラッシュだった
階段で圧力に耐えかね
ひょろ長い女の背を
あわあわと胸で押してしまった
(押すなよおっさん!
おっさんではない
武士である
{ルビ法度=はっと}に ....
陽光 燦燦
青空へ 誘う 透明な想い
世界は 光の乱反射
聞こえない 音の余韻
コップに溢れる 炭酸水
綺麗な 想い出は 弾け散る 青だから
この青空に 記憶させる 注ぎ込む
....
一。
昨日はちょっと、
あたしが言い過ぎた。
…のかもしれない。
でも、
あやまらない。
あやまりたくなんてないもん。
あんな言い方なかったも ....
草の汁の香
冬の忌に満ち
かさぶたとかさぶた
双つの雨粒
ゆるりと肌に消えてゆく
脚の十字 手の十字
持ち上がる夜と闇の音
落ちる音 穿つ音
かたちを残し
流れ去る音 ....
知らないのは罪じゃないよ
でもね知ろうとしないのは
きっといけない事だと思うんだ
目を背けていつまでも知らんぷりじゃ
いつの間にか置いてきぼりだよ
昨日よりも少しだけでも ....
幻聴 それは孤独な僕には良き話し相手さ
灰色の荒野には凍り付いた骸が地平線の向こうまで続いている
僕はその真ん中に胡座をかき 両手を合わせて宇宙から風に乗ってやって来る煩悩を心に取り入れてい ....
まだ興きたばっかりの国同士が争っていた頃
僕はある国の一下級兵士の息子としてこの世界に生を受けた
子供の頃から疎開が絶えず 友達も将来は兵士になって国の為に尽くすと教育されていた
僕は戦 ....
朝なのに彗星の流れる音がした
朝の森閑たる雰囲気を突き破り
僕の家の隣の道路を通っていった
それは自動車の奇妙な睦月の風を切る音だった
一つ大きくプシュー と頷いて バスがアイスバー ....
眺めるのは
不安、この先の先の方の、
それ、キリンの首の長さで、それ、
真っ直ぐの横顔で、
それ、お前も好きだろ、それ、
オレ、男だけど身ごもっちまった
それ、渦巻きの中の
....
月が照らすだけの何の変哲もない住宅街の真夜中の風景
それはどんな偉大な芸術も敵わぬ美しさ
永久に続くかのような静寂
新聞配達のバイクの音がそれを引き裂く
それはまるで壮大なオーケストラのようで ....
僕は
まさに僕のような人間が、犯罪者になるんだろうと思った。
だけど僕は恵まれていて幸せで
犯罪者になることはなかった。
だから
僕は犯罪者に憎まれているんだろう、と思った。
そんなあ ....
薄暗い部屋の中で何を思う
何故かこの空間はとても幻想的だ
世界の全てが嘘に思えてしまうくらいに
己の存在もよく分からない
全ては台本に書かれている
生きるとはそれに従うことだ
と誰かが ....
無数の花びらたちが帯のように
川の両端を縁取りながら流れている
私は冷たい雨にかじかんだ手のひらで
傘を握り橋の上からそれを見ていた
けれど川にも街にも花びらにも色は無い
ふと見れば ....
あるいて あるいて あるきつかれたら わたしの もとに きなさい 。わたしがながぐつを 貸して あげよう
空のたにまに ただよう くも さくらは 激しく てりかえす ほしのかなたに 虹は みえるけれど 今は 気にせず 歩いて いこう 。
きのう吹いたつめたい風が
あれは冗談とほほえんで
春の粒子を散りばめたなら
さくら通りは魔法のアーチ
鳥がね
枝を渡って
ほら
花びらたちが
くるくると
....
太陽の沈没
それは覚醒の合図
長い長い一夜の始まり
眠らない
さながらアタシは吸血鬼
近ごろ少々人間不信だ
もとから信じきってはいなかったけれど
今ではすべて ....
桜の咲く季節
揺り椅子に腰掛けた僕は
また一つ歳を重ねた事に気付く
後何度
君とこの桜
見る事が出来るだろうか
春の陽射しは
二人の人生を包み込み
....
ベッドのへりからあおむけで見つめる
まるい蛍光灯
目を閉じて追いかける残像は
欠けたのか
届かないのか
つながらない輪の形をして
黒の中に赤く燃えて
中も外も見えないほど燃えて
そ ....
あてない希望を何処に探す?
ずれて 滑る貴女の心根
気付けば誰もが超回転
笑えない
後回しにされそうな貴女は
後が無く 崖淵に危ない
気がふれる程の優しさを
いつでも欲し ....
あなたへの想いを響く音にして
閉じ込めた心の猫目石
口付けて震わす閃光の弦
石に刻みつけたのは
ガンジス川の砂の数
それほど遠い過去世のこと
二人の日々
誓いの言葉
清音に震わす心 ....
選ぶハアトは 今日はどれがイイ?
いつもの笑顔を出せる ほうがイイ
幸せなら あの顔で
笑えるなら このままで
今日は雨でも 明日に晴れればイイ
確かな答えを見つけて早くs. ....
ヒトは、かなしい生き物です
泣きたくても、
笑っていたりします
ヒトは、かなしい生き物です
思っていることと、
ちがうことをします
ヒトは、かなしい生き物で ....
死を意味する季節
冬
しんしんと
音も無く
積もる雪
大地や植物たちは
雪に閉ざされ
太陽をみることさえ
叶わない
木々たちは
雪の上に
蒼い陰をおとし
寒さに ....
大きくて
仕事以外で
人に
迷惑をかけている
気がします
普段は
表に出すか
わからないような事が
出てしまい
自分がわかりません
毎日 ....
ひとりぼっちに
ならないように
鳴くことをおぼえた
あの日
どこまでも届けと
生まれてくる、こえ
書き付けられた
記憶ではなく
いま、あふれだす、こえ
ことばは、忘れないため ....
ミッキーの高い声も あの日の花火も
全部 長い間違いとして 君に深く刻まれたんだ
そして 放たれたピリオドが 胸を貫いた
キミの苦しむ顔が
見たくて
わざと選んだ炭酸水。
思惑が当たり
胸が苦しむ
昼休み。
今年にも春がきて
春を数えるときがやってきた
まずは春の色を数えたい
薄い黄緑や淡いピンク
あちらこちらにたくさん見える
暖かい風が揺らしてる
どれが一番似合う春の色だろう
春を見ている ....
4769 4770 4771 4772 4773 4774 4775 4776 4777 4778 4779 4780 4781 4782 4783 4784 4785 4786 4787 4788 4789 4790 4791 4792 4793 4794 4795 4796 4797 4798 4799 4800 4801 4802 4803 4804 4805 4806 4807 4808 4809
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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