昼ヒル光り
晴れハレ雨
風カゼ風間に
春かざみどり
寝るネル眠れない
今夜こんばんは
星と
....
魚になって泳いでみたら
ちいさなあの子がすくってくれた
あんまり優しくするもんだから
優しくガラスにキスをした。
小鳥になってちゅんちゅんしたら
おっきなあの手で優しく抱いた
あんまり ....
地図のままに
その道を辿ってゆくと
平面は空間となり
動かない紙は風を呼んでくる
地図はその全てを語らないけれど
その全てを教えてくれる
示されているものから冒険を誘い
自らは新たな道を ....
語りたくない
桜の花びらが風と駆け落ちしてしまった
次は地面と一緒になり
その次は川と一緒に何処かへ行ってしまった
でも
その生命の単純さが
ミトコン ....
春雨を縫って
水滴を蹴って
走るひと箱の蒸気機関車
桜の里をぬけます
蒸気の機関車
舞い散る花びらが
水の仲立ちによって
「わたしピンクのペインティング」
そのまま走り続けて
あ ....
はるのおなかが
ぷっくりふくらんでいるのは
ぼくがそのなかで
ぐうぐうねむっているから
だけど
はるのおなかは
とってもひろい
だからみんなで
ねむりにくる
たくさん ....
月がてっぺんで
ギラギラ
ギラギラ
さくらの外で
藍いろの空で
ギラギラ
ギラギラ
存在をしていた
出勤とちゅう
地平に雲を見つけたら
....
「 ひと 」
一秒、
人と人は ....
おまえは俺と
さくらを見たくて
連絡してきた
ひと足はやく
さくらにやられて
連絡してきた
俺もいまおんなじだ
すこしまえのおまえと
俺もいまおんな ....
本を読んでいて一瞬何かをつかめそうになる。
自分にとってすごく大事なこと
いままでありそうでなかった文章
私が読みたいと思っている文章
を、つかめそうになる。
結局わから ....
イワシあたまの ニワトリが
さんぽ あるくたびに
うみおとす あしたを
ザルで すくう
そんな かんじ
二人はきっと
同じ気持ちで
同じ景色を
見ているんだと
気づいた夕暮れ
宵の明星が
輝いてた
二人の
目の前には
お互いの道があるから
離れなきゃ
ならないんだね
二つに ....
精一杯生きる
その中で見つかるものがある
ガメツク生きることが必要だ
ガメツク食べることが必要だ
明日などない
ヘトヘトになるまで
全力投球
人の目なんか気にしない
結果は後か ....
肩に
親指の長さほどの白い翼が生えた
痛みもないままに裂けた腕の付け根の皮膚から
いたいけな宿木のように真っ白な
細い翼が咲いた
ともだちのはなし
ビルの切れ目に見えた曇り空か ....
弓の弦は
マイナスのほうに
引っ張れば引っ張るほど
遠く遠くへ
飛んでゆく
気持ちだって
マイナスのほうに
どうしても向いてしまう ....
たくさんのさよならを
散り敷いた桜の花びらのように踏みしめて
僕は行く
何に呼ばれて
僕は行くのか
からっぽになった
僕のからだは
何色の絵の具を
入れたらいいのかな
もしこ ....
手作りの飛行船に乗って
大陸の端っこから
ひとり こっそりと
大空へ飛び出して約1ヶ月になる
着陸する方法はとっくに忘れた
水は飲み尽きて空っぽ
食料もあと ....
夕暮れの近づく音がするので
ポッキーを食べながらベランダに出てみたら
銀色の機体に夕日を反射させながら
巨大な鯉みたいな旅客機が
山の向こうにふわふわと飛んでいくのが見えた
あの山の ....
するするする
春をする
用水路も
ミンツも
サッカー少年も
するするする
春をする
辺縁系も
UFOも
カーリーヘアも
くるくるくる
春がくる
終焉の華やぎを纏い
空いっぱいに広がる桜の隙間を
北風が逃げてゆく
見上げれば天晴の青は淡く
春を深く含んでいる
息を吹き返した芝生の向こうでは
まだ親指姫の誕生しないチューリップの固 ....
連綿と続く生命 メメント疼く延命
バラバラスプラッタ腹 つまり 剥きっ腹から段々腹
バラバラスプラッタ腹 つまり 剥きっ腹から段々腹
美女微笑のビジョン−歪み→附子細工の蒸し返す不在 ....
一昔前
瞳に光を宿す僕
ドーナツの穴に飛び込む
そこで見たものは
それから
カレンダーを2回変えた頃
君に逢う
全てが君のために流れているのかと
そう思った
ドーナツの穴は
....
1
メリケンヒーロー空を飛ぶ
今日も国民の為に空を飛ぶ
みんなを守って満面の笑み
画面の向こうでこの俺が
「気持ち悪ぃ」と呟くも
彼は矢張りヒーローなのだ
メリケンヒーロー空を飛ぶ
....
『経済』
私のため
ひとつ法律を
さらり書き上げる
揺れるカーテンから
隣近所の花壇の香り
風と共に
ふたつ階段を
のぼってくるり
振り返っても私はいない
人をな ....
レインボーブリッヂはセヴンブリッヂ。
七つの色は罪の色。
「まるでトウキョウみたい」と僕は呟いたのでした。
海も山も陽も街も
自分も俺も全部嫌いな勝手な女が言ってたんだ
「あの橋は河を渡る為にあるんじゃない。
あの橋は河で溺れる為にあるのよ。」
最初は何を言ってるのかてんでわからなかったけど
最 ....
ある学習塾の学生講師は理想に燃えていた
自分の抱いた教育を実践しようと
会社で用意した教材は一切使わない
会社に残り家でも考え
時には大学の講義も放棄して
自分で作成したプリントを配っては
....
油絵の夜を逃げ出した。
すっかり晴れた気分だが
本物の太陽少し眩しくて
早速蕩けてしまいそう。
憧れた世界。
これが案外広いんだ。
憧れの在処は意外に遠いから
君に手紙を書くよ。
....
仕事 ほっぽり出して
詩なんて書いてる
なんか悩んでる
25歳 初恋でございます
ほしいものは なんでもあげる
いらないものは全部捨てていい 無理しなくて良い
微々たる ....
子供の頃、僕らは社会見学で宇宙船を見に行った
飛行場の長い滑走路に降りてきたそれは
船体に星空を貼り付けているわけでもなく
凶暴な触手の持ち主が船体を食い破っているようなこともなかった
船から ....
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