夏の歌を口ずさむには
まだ早すぎるでしょうか
あなたと付き合いはじめてから
あっというまに三ヶ月が過ぎて
春が来て
あなたと二人で見る桜は新鮮
なのに
もう散りはじめている
だ ....
?.
木曜日に最後の晩餐をして
金曜日に くちづけられて
磔にされて 血を流して 死んで
三日後に もう一度生まれる
手のひらには穴が開いたままで ....
遠くから早朝の街のざわめきが聞こえてくる 僕は早朝の東京が好きだ
光化学スモッグと酸性雨の詰まった雲とその他諸々の物質 化学物質の無限構造になっている東京の覆われた空 特に排気ガスで空気が汚れて ....
なおちんは特別
愛媛弁をしゃべる元高校球児で
いつもにこにこして豪快に笑ってる
馬鹿みたいなトコもあるけど
好きなことには一生懸命で熱い
時々輪を離れてひとりでタバコを吸って ....
足元を どこまでも 横たわっていく 蛇の体を 持ち上げて 手繰り寄せた 無限に連なる 大小の起伏を 奇跡的に 全部越えて 長い長い 胴体の長さに 終わりを告げる 小さな頭部が やがて見えてくる
あたしの髪はピンクブラウン
ドライヤーは嫌いだけど髪をなでられるのは好き
あたしのツメはスカルプチュア
この意味おたくクンに分かるかな?
あたしの靴はピンヒール
足がだるくても背 ....
子どもを三人殺したと
自慢する男がいた
あたしゃ子どもを三人産んだよ
そういった小太りの女がいた
子どもを三人殺した男は
一人ずつどんな風に殺したのか
丁寧に説明してい ....
蠅がブンブン
飛んできた
蠅って
腐った食べ物とか
死体に群がるんだよね
私も
もう死んじゃったのかな
虚ろな目で
辺りを見回す
閉め切って
色々な臭いが
充満した部 ....
手のひらくらいの石を拾って
頭に打ちつけた
何度目かの後
柔らかくなってきて
そこにすっぽり石を埋め込んだ
固くなったその部分を
指の固いところで叩くと
頭の中に
....
ほーらほらまたはじまった
リンスしたのかしないのか
二度目のような気がしてる
キンタマきこきこしてるから
からだは洗ったはずなのさ
ほーらほらまたはじまった
リンスしたのかしないの ....
きみは幾千万ぼんの花畑
おいらはそこに寝転がって
ぐるぐるぐるぐるしまくって
きっと泣いちゃうんだろうな
やっと会えたよって
会えなかったより
会えたほうがよか ....
さぁ
歌を歌おう
さぁ祈ろう
幸せと
笑顔のために
ふざけてるのか??
それで
なにか
変わった事があるのかい?
売春婦が
消えたのかい?
薬売りが消えたのか ....
仏のようなよい人に
ゆるせぬ人がいるのなら
わたしに誰がゆるせよう
あの人がわるい
わたしがわるい
と
手にした糸を引き合い
こんがらがる
日々の結び目
力 ....
君の息の根が
僕の掌から
僕の体へと
あどけない
君の命の
木漏れ日で
僕の
瞳孔が収縮する
そろそろ
帰らなきゃ
震えが
止まらないほどの
孤 ....
無機質な
声が告げる
今日という
一つの時間の死を
抱き締める
さようならを
伝える 前に
過ぎ去って行く
一つの小さな
小さな 死を
抱き締める
....
そんな愛もあるんだと
証明してやるさ、疾走してやるさ、
モーツァルトみたいに
閉じかけて
影はすぎ
片目だけの
花が咲くほどの
遅いまばたき
まぶたの裏に葉音があり
色のかたちをくちずさんでいる
散る花 咲く花の響きがあり
手のひらを隠し
....
鐘が鳴る
1つ
2つ
夕日がやけにまぶしい
帰ろう
伸びた影とウチまで競争
いつも同着
大切なライバル
明日は負けないぞ
太陽の光がアスファルトに反射して暖かいが
ビル風が体には厳しい季節
ビルが立ち並ぶ都市部
エンジンの不快な音とクラクションのけたたましい音
排気ガスの黒い煙が立ち込める大道理
歩く人 ....
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
ハジメの一色は
空と同じ水色で
それを見つけた
他の色が
相談しながら
決めた7色。
雨上がりに
よく現れるのは
皆が空を見上げる回数が
増えるか ....
ギリギリでいつも生きていたいから
ミハエルは40にもなって婚姻契約を結んだ
それは男のケジメなんだそうだ
お相手は、上から88、56、87、69のナイスバディの持ち主
「やったな、ミハエル ....
平日朝八時から十九時まで
切り替えるシフトはピエロモード
何を言われても気にしないふりをして
切り裂かれた胸をガムテープで縫いとめる
休日の昼から月曜の朝まで
ネガティヴに振舞ってみたと ....
ジョイはちょっぴりおませで すこ〜し我儘な子猫ちゃん
大好きな小太郎さんに抱き上げられ
優しく全身を撫ぜてもらうのが日課です
ある朝いつものように抱っこしてもらえると思っていたのに
小 ....
朝 目を覚ます度
『なんで起きたの?』って
責められてるみたいに
思えてくるよ
・
誰にも迷惑かけないように
すみっこの方を歩いてきたのに
まきちらしてる生きてる痕跡
ほら 怒られ ....
誰かが悪者にならなければ
悪役を演じきらなければ
上手く回っていかない歯車だってあるはず
悪役と言うヒーローにしか成し得ない
荒療治がこの世には山ほどあるはず
欺瞞が蔓延して ....
確かに
夕に散らす
斑雲に向かって
君を探す
夕日に成れたらいいのにな
麗しい君を
ずっと見ても良い
特権を得た僕は
英雄みたいに気取っていたのかもね
不甲斐 ....
春の夜の公園は寒かった
暖かい陽射しに守られていた時は
ベンチに老人が座り
子どもたちが走り回って
木々も上へ上へと伸びていた
そこには春の温もりが広がっていた
日が暮れるとともに
公園 ....
一週間前に
吐いた言葉はもう
枯れて
愛されたいと叫んだ意味も
最早
分かりはしない
雨上がり 水溜まり
映る影模様
幾何学的に揺れて
意味を探してる
今の ....
悠々と二羽の鳥が、碧い空を裂いてゆく、
鮮やかな傷口を、
銃弾のような眼差しで、わたしは、追想する。
その切立つ空を、あなたの白い胸に、捧げたい。
・・・・ ....
4765 4766 4767 4768 4769 4770 4771 4772 4773 4774 4775 4776 4777 4778 4779 4780 4781 4782 4783 4784 4785 4786 4787 4788 4789 4790 4791 4792 4793 4794 4795 4796 4797 4798 4799 4800 4801 4802 4803 4804 4805
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