泣きたい
を
こらえて
袖を惹いた
仕合せ
が
霞んでゆくから
千切れる想い
影に溶かして
あとどれくらい
幻の傍で
一人になって
ふと疲れを感じる昼下がり
もう数えていないのと
ぽつり呟くあなたを
抱きしめたら壊してしまいそうです
指先で宙に描く願い事
それが何だかわかりませ ....
一
昼寝でもしたくなるぽかぽか陽気だ
ぽかぽか陽気に抱かれた町で
電信柱の黒い毛に結ばれた商店街の
のんびりとしたアスファルト
のんびりとしたアスファルトの上で
サディストがマゾッホを ....
「春風」
よく晴れた
からだごと奪うような
つよい風、の
朝に
最上階へ昇る
屋上は閉まっているから
エレベータに乗っている間
次の季節や
....
冬空をながめ宇宙のはて‥
暗闇で 過去を見 未来が見えず
朦朧と 渦をまく
涙がひとしずく 流れるたび
心が溶ける‥春の雪どけ
氷つく 滝ツボが 一滴一滴
太陽と木々の反射の光に
雪わり草を ....
朝起きると
そこはひかりの園だった
すべての不浄なものは
洗い流され
新しい一日に
なだれこむように
時間は太陽の昇る速さに合わせてる
なだらかに穏やかに
過 ....
昨日の未来は
今日はまったくなかった
あれだけはっきりと
見えていたはずだった
昨日の未来は
初めから存在していないかのように
今日には現れなかった
その代わり
今日の未来が創り出され ....
はざくらがきれいだった
るうとのけいさんはいつも
にがてだった
すしやにかくまわれてる
ごうとうのせんたくものにも
すずしいかぜがふいた
+
ははに
るびいをかってあげた
に ....
宇宙の一年草
「ネメシアシューティングスター」
画面に映る文字
からうまれたわたしだけの天体空間にあらわれる
きみはまさに綺羅の{ルビ宇宙=スペース}
気のよさそうなお姉さんに紹介される ....
ときにはシリアス 世話を焼く
戦うアキレス 夢を抱く
つきまとうタナトス 容赦なく
出番ならオーラス 舌を巻く
交差点は いろんな罪がぶつかる場所で
運命も事故も乱れてる
An ....
掛け違えた光だとしても
あふれかえることに
消えてはゆけない
肩だから
底に、四月はいつもある
泥をかきわけて
そのなかを親しむような
見上げることの
はじまりに ....
くちびる が
腫れた
他に
何の事実も
無いけど
赤く
ぽってりと
腫れている
熟れた
くちびる
皮は
剥がれ落ちる
熱い
くちびる ....
あの時サ、カあサんにツケバ
きっと素直にパパに
おめでとうって
言えたかもしれない
あのひとが
好きとか
嫌いとかじゃなくて
どうしても
逆さまの箒と一緒に
さかさバケツ ....
なめられたら無効、の世の中だ。 ったく、嫌んなる。
又吉は今富良野の実家だし、にゃん太郎もカツオ市で波と戯れてる。
///
カルビーベースボールカード2007。
カード2枚はお得だけど ....
少しだけ気付くのには遅すぎた
これで已めて後悔はないと言える、
明後日はあまりにも遠くて見えない
いつの間に当然となった頃に
浮かび上がるキミの内側
ペナルティこれは僕に与えられた、
....
十字架のネックレスをした女は
今日も「通りゃんせ」の鳴る交差点を
紅いハイヒールで夜へと歩く
人知れぬ部屋で
男に{ルビ接吻=くちづけ}られる
濡れた首すじに
垂らした十字 ....
河を流れてきた
赤い自動車の
少しずつねじがゆるみ
河口近くで分解して
離散した
たくさんの自動車部品となり
ほど近い海に沈んでいく様子
(行かれるはずのない
遠いところにあこが ....
少年時代 何にも無い野原を駆けていた僕は いつの間にかレールの上
行方も知れない列車に座り込んで 外を眺めていた
目の前に広がる世界は昔のまま 緑の季節を湛えている
まるで僕だけが時に乗って 老 ....
左右交差する電磁物体
愛してるということが
こんなに苦しいこととは知らず知らず
底なし沼のように甘い恋におぼれて沈んでいった
そとんど無のような毎日にせめて
有 ....
数年振りに故郷の町を歩いた
懐かしい町並みは記憶の中にしか残っておらず
どこもかしこも小綺麗になっていた
野良犬は一匹も見あたらなかった
私のかつて住んでいた土地
私が町を出ていった当時
....
入学
クラスメイト
友達
着席
教室
机
鉛筆
・・・
月日
一人立ち
チャイム
難しい授業
うるさい先 ....
世界のブローチ
世界が放つ冷光に吹き出る春の吐息
肩車の子は宇宙に近づいて気圧を拭う
あたかも十年後には
食卓のゴムの木と同じ高さで発育する命実のように笑い
明滅を繰り返す盛り場の暗黒を ....
刺激の強い匂いが
僕の鼻をつく
その匂いは
(あの時僕が)
生まれた時の姿で
僕の心をつく
その痛みは
(君に与えた、あの)
掘り返した
匂いと痛みは
僕をしっかり掴み
....
もし生まれ変わるのなら
今度は男がいい
だってみんな言うでしょ
男がいいって
なんかそういえばそんな気がする
男になったら
あの子を犯したい
めちゃくちゃに犯すの
あの子が
大好き
....
金品の授受は
禁止され
バイク・車の移動は
禁止されている
私は人の幸せのために
働いている
お客様の幸せのためには
規則を破る
お客様が喜ぶことは
自分の喜びであり
会社 ....
セーラー服着てみてとか
ブルマはいてとか
スク水着てとか
あきれてものも言えないけど
ひとつだけ聞いていい?
ずっと主張してるけど
それってホントに
『男のロマン ....
1月の金沢の街並みは僕に永遠の安らぎを与えてくれる
故郷から遙か離れたこの地で
僕は痛め傷ついた心を癒している
まだここに来たばっかりで 吐く息は赤い
僕は一日のほとんどを眠り 目が ....
パパにおねだりして買ってもらった
世界
始めはとても小さくて
なかなか言うことを聞いてくれなかったけど
だんだん躾を覚えてきて
今じゃちゃんと言うことを聞く
あたしが小さな ....
鶯が
桜に色を
わたしています
今日は雨
あなたは
静かに
そういいます
書きかけの手紙
まだ、
ポストへ
出せずにいます
花びらは
雨を乗せて ....
10・19
ある日星が落ちてきて
空は見渡す限り暗闇になった
わたしは世界に散らばった星を
拾い集める旅に出た
モンゴルの高原には
羽の折れた白鳥座が落ちていたが
少年が食べ物を ....
4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 4764 4765 4766 4767 4768 4769 4770 4771 4772 4773 4774 4775 4776 4777 4778 4779 4780 4781 4782 4783 4784 4785 4786 4787 4788 4789 4790 4791 4792
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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