強者を打ち倒すためには
現存する何かに
頼ってはならない
それは強者の入れ代わり
しか意味しないから

すべての個が
個として
独自の概念で
あらゆる強者に
立ち向かっていく

 ....
思うからこころに力がわいてくる。そう
思う。
大切な存在や大好きな存在を思う
さまざまな物事を思う
たとえば、
あなたを思う
お世話になっているシャーペンを思う
ひぐらしの歌声を思う
 ....
日本を褒め称える動画を何本も見た
日本政府と日本企業が行っている
政府開発援助の素晴らしさと
日本人の国民性の義理堅さや
責任感の強さ、優しい気遣いが
如何に素晴らしいかを知って
それが海 ....
遠く去った星たちよ
通り過ぎた星たちよ
安らかに眠れ
星の瞬きは
即ち哀しみ
宇宙空間の中で
それは瞬き続ける
安らかに眠れ
星たちよ
ふくよかな体つきのサウンドが
自らに重なり溶けて
一瞬青ざめ
ゆっくりと身をもたげる

擦れる不協和音と伸びやかな声
夢の中に解放され
雪原を転げ廻りながら

記憶喪失の通行人のよう ....
流れ星のように
想いに、
ことばが降ってくる
それを書き留めようと
ことばを反復する

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ‥‥
――ちがう、
そんなことばじゃない

もっと赤く ....
社会的自立とは
人に頼らないで生きていくということではなく
「助けたり助けられたり」しながら
生きていくということであろう
つまり支え合って生きていくということである
自分だけ良ければとか
 ....
  

名を知らぬ
野辺に寄り添う
花ふたつ
凪いでも鳴かぬ
やがて泣きぬる


告げるもの
聞こえぬふりの
母の手の
彼岸の先の
蒲の穂の
しとりしとりの
虹の向こうの ....
「廃墟/光」

その人は
十月の淡い光がこぼれている
窓際に立っていた

下生えを啄む鳥たちが
驟雨の後に立ち去った庭で
透過性の
グラン・ジュテ
軽々と
その人は
超えてゆく ....
上辺1下辺2の台形がある
XからYに行くためには
台形を通過しなければならない

クラスメートは、
みんな上辺を選択して
ぼくは下辺を選んだ

ぼくは30年かけて
Yにたどり着いた
 ....
(どうせ、あたしは、毒毒しいのでね……)
咲かないと身を縮めている彼岸花


(いまはテレビの中くらいでしか、みないから)
あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ


(しとし ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
でも わたしたちは
見たかった
泡の果て
像の裏
種子のはじける刹那

言葉も 体も
役目を終える
意味も理由もなく
世界がやって来る

やって来て 去っていく
必然の ....
殺しに行く
戦闘機の航跡雲が
──とても美しい
朝の、晴れた空に
罪はない

美に関係性はない
あるのは
自分でも分からない
シンプルな
本当にシンプルな
感覚だけなのだ
「叔母上、貴女はこれから幽閉の身となるのです」
エインスベルは、ミーガンテの結界を解きながら言った。
「それだけは……、耐えられない」そのミーガンテの言葉に、
「母はそれに耐え抜いてきたのです」 ....
「エインスベル、なぜ我が味方とはなってはくれぬのか?」
「奴隷としてわたしを売りに出した、貴女が言うことではないでしょう」
「すべてはオスファハンがいけなかったのだ。彼も殺しておくべきだった」
 ....
薄日の差し込む朝に
解放する、
深い夢から目覚めて
根無しの不安と歓喜を

うっとりと溶けていきながら
うっすらと薄い膜を張りながら
 もしも死者が定型ならば、
 生者は不定形ということなのか
 水に浸かった流木が沖に着くとき
 ぼくのなかに存った永遠という辞がすべて、
 駅という一語に置き換えられるのはいったいなぜ ....
来たるべき日の訪れを 縋るための妄執で うちにまぎれる
ひざまずき蕾に授けるための失念 白昼夢の天球は一部分で

    カモフラージュの雨月かも。計画は順当に、

       ともしびと ....
襟足に──
一滴の雨が流れる

金沢八景駅
バス停
午前八時二十分三十二秒

見ているのは
世界中で、ひとり

それは
恐ろしいことだ
鍵がない
財布もない
めがねはどこかな
ひたいの上だ
屋根がない
伴侶とはなに
価値観ということばに空まわり

焦ってなくしてばかりだよ
知らないものは伝えようがない
感じないもの ....
二〇一九年四月一日 「?」


 烏丸御池の高木神経科医院に行って、睡眠誘導剤やら精神安定剤を処方してもらって、隣のビルの一階にある、みくら薬局で薬をもらったあと、いつもいく河原町のバルビル近く ....
斜めに射す陽が影を落としていた
鍵は壊してしまって、
わたし
しぬかも、あした、
閉じていく
排気口のような喉ごと
告白が流れ落ちて
そうかな そうなら


傷ついた背中に額を ....
大地から切り離されていたタマシイが
朝に新たに覚醒スル

妙な浮遊感、
冷たい大洋に浮かぶ裸木のよう
(そして耳許に残るサウンドに陶然として)
長い一日という荒野に戻っていく

全部ア ....
狂気はずっと、咆哮を循環させる、それは海のように満ちていて、激しい雨のようにいらだっている、冷たいフローリングに、架空の血液が滴る音がする、白昼夢の中だけの失血死、蒼褪めた肌は寝不足のせいだけでは .... 咲かないと身を縮めている彼岸花



あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ



寂しくてひとり国道歩いた夜



あの街を忘れられない冬の朝



自由って ....
私にとって詩は、研ぎ澄ませるものではなかった
周りで誰も描いていなかったから、やるだけで飛び抜けた

書くこと自体は好きで、たくさん書いた
随筆のように、物語のように
毎日書いた

ある ....
「エインスベル、止めよ。一緒にこの国を導いて行こうではないか」
ミーガンテは結界の中から叫ぶ。しかし、
「叔母上、無駄ですよ。もうゴーストは一体も残ってはいません。
 貴女はこの国を治めることに ....
ゴーストたちは炎の魔法によって、エインスベルを攻撃してくる。
それに対して、彼女は冷気の魔法をもって応戦した。
魔力同士の戦いでは、いかに相手の攻撃を無力化するかが鍵なのである。
その一方で、ミ ....
「絵は省略なり」
という画家の言葉を聞いて
小学高学年のときからの
疑問が解けた!
もっと早くこの言葉に出あっていたらなあ!
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
解放花形新次422/2/1 18:18
思うこしごえ4*22/2/1 17:31
岸田さん2ジム・プリマ...1*22/2/1 17:24
群青渡辺亘022/2/1 16:53
アムニージアックひだかたけし522/2/1 13:02
ことばatsuch...4*22/2/1 10:40
社会的自立とはzenyam...1*22/2/1 10:28
いりAB(なかほ...322/2/1 10:07
秋〜冬/短詩群ちぇりこ。922/2/1 10:03
ぼくの30年間足立らどみ522/2/1 8:03
痛々しくも、怖じ気づいてしまったぜ、ふるさとに秋葉竹122/2/1 5:50
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂7)ひだかたけし622/1/31 23:14
瞬きはるな422/1/31 22:58
感覚花形新次522/1/31 21:56
ミーガンテ対エインスベル(八)[group]大町綾音1*22/1/31 21:53
ミーガンテ対エインスベル(七)[group]1*22/1/31 21:52
モーニング・ベルひだかたけし522/1/31 21:03
the beach boys strikes again中田満帆722/1/31 19:40
手放したわけでもあらい122/1/31 19:38
一瞬花形新次322/1/31 19:28
なくしものsoft_m...222/1/31 18:13
詩の日めくり 二〇一九年四月一日─三十一日田中宏輔16*22/1/31 15:15
pianissimo星染122/1/31 14:17
この朝にひだかたけし522/1/31 12:21
カオスの中のブレス、そして永遠のグルーブホロウ・シカ...1*22/1/31 11:54
痛々しくてもふるさとは秋葉竹222/1/31 3:39
あの時の詩に寄せて短角牛122/1/31 0:30
ミーガンテ対エインスベル(六)[group]大町綾音1*22/1/30 21:53
ミーガンテ対エインスベル(五)[group]1*22/1/30 21:26
大疑問zenyam...1*22/1/30 20:00

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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