その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり
あなたの笑顔は。わたしの総てだった
もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひと ....
だれのためでもなく
言葉は うまれ
王国となった あ
きみの ためだけに
歌いたかったのに
まいちゃんが
リストカットをやめさせるにはどうすればいいかなぁ、なんて言うから
驚いて問いただしてしまった
彼氏が、やめないんだって
顔も知らないあんたの男をぶん殴ってやりたいと思った
....
太陽 なのか?
がのぼったまんまだ
もう ずっと
ぐっしょりと潤んで
乾かして
からからに
ぼくらを
見上げない
滅多にぼくは
ちかごろ
....
血のつながりって何だろう
最近そんなことばかり考える
親子って何だろう
一緒に暮らして
憎みながらも愛さずにはいられなくて
口では文句をいいながらも手放せない存在
他人に迷惑と言われれば自 ....
シロイ、
がたくさん
シロイがたくさん
かさなっていて
シロイのむこうに
エイエンがあって
エイエンが
ケハイを
ころしながら
....
1.
高く掲げた手のさきには指がなかった
ただ丸い肉塊である手は
指を持たぬのに天を指さした
天下人と呼ばれた男は
その指のない肉人を
食えばよかったのに食わなかった
食われなかった ....
それは「ラ・カンパネラ」だった
かきたてるような狂おしい響きに
幼い日に聴いた 胸の震えが蘇える
あのクリスタルの針が
ふれあうような高音が
ころがるように鳴り響く
軽やかに跳ねまわる ....
振り返ってみれば
いくつもの名場面が
風のように流れていました
初恋の別れ路には
薄紅のソメイヨシノが
咲き乱れておりました
老いて衰えた脳のフィルムは
青い春の余 ....
月を眺めていた夜、ひとかけらの小さな夢を静かに夜空に浮かべた。寂しく悲しい時間を告げ、また涙が頬を伝う。乾いた風がすべて消し去って、そしてまた冷たい雨。どんなに輝いていても充たされない。どれだけ歩いて ....
もの忘れが激しい
というよりも
もの覚え自体が悪い。
油断してると すぐに
固まってしまうアタマ。
オマケに
1日遅れでやって来る
筋肉痛....。
気が ....
壊れてる音がする
内側から崩れてゆく感覚
今まで積み上げてきた全てが
あっさりと
大事に育ててきた
それなのに
どうして、
ひとつの小さな嘘が
また小さな嘘を造らせて
僕はす ....
燃やされた
おじいちゃん
体じゅう
今までもらった愛
にじみ出ていって骨
死ぬ前
愛するおばあちゃんに言った
「愛してるよ」
愛してる
これからも
死ぬ間際の
現在形 ....
みずいろのまちで
しゃぼんだまのような
おさないひびを
かさねたぼくら
なつかしさに、
めをつむるのも
いいかもしれない
ただ
きみとぼくは
べつのいきものだったね
い ....
ゆふぐれ
ふみきり
みずたまり
おむかえの
はは、したがへて
黄いろいぼうし
せおう赤
あたらしいくつ
よごさずに
じょうずに
とべた、よ
はがいっぽん
....
小さな夢も
大きく育って
素敵に叶うと
信じてる
小さな希望も
大きな翼となって
はばたけると
信じてる
人を好きになる度に 誰かを傷つけて
誰にも愛されなくなるようで恐いんだよ
誰の助けも借りず 借りられず傷ついて
自分を追い込むだけ追い込んでも答えは見つからない
誰か あたしを ....
人の幸せ考えて
行動できているかな
人の気持考えて
言葉を言ってるかな
愛のある暮らし
本当に楽しい
恋のある暮らし
毎日が刺激的
人を困らせてやろう
嫌がることしよう
人 ....
大切な言葉の群れを守れたのか
言葉の洪水は
何の温暖化のせいなのか
NT○は A級戦犯
電話ボックスで喰う昼飯は
うまいか
大切な言葉の群れを守れたのか
ローションをたたきこ ....
雨上がりの食パンは
暗い部屋の中で
その白さが大きく目立つ
外が明るくなるよりも
少しだけ早く
明るさの存在を示してくれる
そのやわらかさを見ていると
午後はどこに出かけようかと
なん ....
花が散るなど構わない
心に焼き付く姿があるから
年を取っても構わない
過ぎた季節だけ利口になるから
夢破れても構わない
敗れるほど膨らませたのだから
壊しちゃっても ....
素敵だなと
思う言葉は、全て
ばいばいをして
脳に帰っていく
消えたくはないから
決して
さようならは 告げずに
またね、とだけ告げて
帰る 帰る
伝える事だ ....
せなかに
けいさんきをうめたのを
わすれたまま
ひとは
いた
ひふのうえから
るうとのあたりを
おしてあげた
ひとはときどき
ひとであることを
わすれてしまう
らしい
時は昼を告ぐ
車にのりて
街角にあり
見上ぐれば
欠け電球柱上にあり
冷や汗がでる
鉱夫石を掘る
広い野原
風がふく
材もなく
夕食こしらえる
女二人
蝉がささやく ....
あぁ、マリー
君は覚えているだろうか
あの丘で、あの木の下で、僕は
白い、{ルビ花冠=はなかんむり}を
あぁ、マリー 君は
少し頬を、赤く染めて
そのリンゴを、僕は
優しく、ついばん ....
霧雨で
全部言ったら霧雨で
それは何千日っていう僅かな
俺たちの
永遠で
霧雨に緑は映えて
おまえの瞳の緑は映えて
そんなに静かに
生まれたての春の花々のように ....
6月の京都の雨の暗い午前中に縁側で印象派の絵を描いている 庭には草木が生い茂っていて屋根からぽつりぽつりと雨が垂れている 僕はそれがやけに気になる 草木の湿った匂いがする 居間には僕の描いた絵画や印 ....
明けない夜は無いだとか
苦しみを糧にだのと
気休め紛いの雑言は吐かないよ
苦しみの時に大いに悶える貴方は孤独
その身の内に全てを終わらすのだから。
僕が出来ると言ったら精々目 ....
破壊と安寧が絡んでは軋む
音がする
たくさんの死体を背景にして
突き進む僕ら
それでも絶え絶え繰り返す
呼吸を続けた先で
そして見えたモノ
抱えて放り出さずに守ってよ
重ねる埃塗れ ....
【女】
あまがえるが恋をしたからって
雨が止むわけでもないけれど
どうせ降り続くなら
恋をしたあまがえるの時がいいわね
【男】
耳そうじのやり過ぎで
三半規管が ....
4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 4764 4765 4766 4767 4768 4769 4770 4771 4772 4773 4774 4775 4776 4777 4778 4779 4780 4781 4782 4783 4784 4785 4786 4787
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
9.67sec.