満天の星空をつつむ静寂の下
潮騒を聴きながら横たわる身に纏う砂粒
はてしなく投げた仕掛けを海に任せて
ケミカルライトの点る竿先を微かに揺らし、
甘い潮風がコーヒーの苦味を慰める

アタリな ....
青色の幻覚に
溶け込んでいくよ
白い機体が
溶け込んでいくよ

ふわ、ふわ、ふわ、ふわ

飛行機型のラムネみたいに
少しずつ粉を溶かしているみたいだ
機体の証を記すよう ....
ロボットを作ろうと思う
有機体ロボットだ
手があり
足があり
口があり
鼻があり
髪の毛だってある
まるで人間のようなロボットだ
人工脳みそをつけたので
感情だってある
学習機能だ ....


かみさまから
えいえんのやくをにんめいされたので
しろいあきちにたってみました
ねていたときのことだったので
ほんとうはかみさまじゃなくてわるいもののさしがねかもしれない
みーみー ....
この指先の ちぎりたる
その花びらの 薄匂い
一度にすべて 散らそうか
淡き涙を 惜しもうか
風は遠くに 行くばかり
奪う事さえ よしとせず
君の手は空には届かない
当たり前だけど

けれども最初から
そう思っていたら
君は何もしない人になる
無理だとわかっていても
やってみるのもいいものだよ
ああやっぱりダメだったね
そ ....
ずっと王国でした。

え?

投げたのは
火を!

え?

目を!

え?

王国に。

オーコク?

つけたのは。

はぁ?

思い描いて。
夢なのか。
 ....
いつも触れたい 柔らかさ
マシュマロ気分ふわふわ

僕の知らない君を
一つずつ覚えていこう

 大きな冒険の中に 信じあえる何かがあるから
 より甘い力を手に入れて 空で手を離そう

 ....
春の亡骸が
アスファルトの上で朽ちる時を待つ

雨上がりに
微生物の匂いを嗅ぐ

ほんの少し伸びた影に
手をふる子供は

背中の荷物が重たそう
ふと
したことについて
ふと
わたしは
道標に
いつまでも
宿題をわすれている

ふと
空が滑り
ふと
雲はいつのまにか
描きかけた
キャンバスの中に
紛れ込んでいる

 ....
満ち足りた感情
足らないおつむ
どうしてくれようか

笑っている君
笑えぬあたし
どうしてくれようか

ほら、だって宙ぶらりん
ねぇ、あたし知らないの
嗚呼、だって判らない ....
貧困の世界で
動物は
飢えに苦しみ
その命が危機になった時
親が何匹かの子を
食べてしまうことがあるという
それは厳しい環境の中で
家族というものを守る親の
最後に選ぶ道なのかもしれな ....
長い耳のようなものに
巻かれている
なでてみると
自分の耳なのだと気づく
近くでは耳が産まれている
いくつかは知っている耳で
いくつかはよくわからなかった
産まれてきた耳は
自ら声を発 ....
骨のような柱が燃えている
燃え尽き くずおれるまで
ただ波のなかに立っている


流れ着くものが燃えている
山の影が土を覆い
波だけが明るく揺れている


昨日の足跡が残ってい ....
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
 
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ....
涼しげにマスクメロンの花

焦がされるような太陽に向ける

夏の光には鮮やかなイエローグリーンがよく似あう

かき氷はメロン味にしてみてよ

いつもはイチゴのぼくが勧めるんだから

 ....
新しい世界へと飛び立つ君に送るよ

僕も僕なりに頑張るから

このメッセージを受け止めて欲しいよ

幾つのしがらみがあっても

貴女なら乗り越えれるさ

貴女の力で

 ....
私は元来
無口な男でありまして
うっかり、思慮深く思われがちですが
それは、本心を秘めている
というより、むしろ
現すタイミングを計れない
どうにも不器用な人間なのです


何か言わ ....
星をひとつもらった


夜空がすこしだけ暗くなって
そのぶん
ぼくの夜が明るくなった


きみに手紙を書く
いくども書き直したので朝になった
星のことは書かない


ぼく ....
あなたにくっついてると

なんだかいつも眠くなるの


あなたの匂いは眠くなる匂い

とっても安心する匂い

私のいちばん好きな匂い
 コンタクトレンズをしようと思って目の中に入れようとしたらそれはテントウムシだった 足を縮めてまるで本物のコンタクトレンズのように見える
 僕はきゃっ と驚いてテントウムシを落としそうになった 僕は ....
ひとの目をさけながら

ちらっと睨んでくるひとがいる


ショーウインドーに映った影

そんな存在になった気になる


ひとの目をさけながら

ちらっと睨んでくるひとがいる
黄色い鈴を振りました
しかし音が出ません

そもそもこの鈴の色は
鈴色ではなかっただろうかと疑問に思っていると
左上の隅の方で小さな私が
それは僕がスプレーで染めたんだとほざいたので殴りま ....
                    2007/04/19

集団面接で気力体力此処の街が好きですと言ってのける街灯の下には
おびただしい数の虫の死骸や吸い殻やガムや蹲った人たちの影が黒く
 ....
最終進化系として
何不自由ない
生活を手に入れた、生き物は
本来
自由と呼ばれていた自由を
忘れてしまって
 
這いつくばっている
他の生き物を
亡骸へと変えて
それを
自由と呼 ....
  終わらない物語
  引き出しの奥の奥に
  しまったままの白い貝殻
  遠くかすかな波の声



  終わらない散歩
  夜が明けた次もまた夜
  顕微鏡でも望遠鏡でも
 ....
ひとは誰かと接しながら
頭の中のキャンバスのようなものに
相手の絵を描いているようなところがないだろうか

デッサンがうまくいかなくて
何度も何度も描き直し苦心している絵

とりあえずの ....
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ....
 あたしは、男が苦手だ。
あの優しさが怖い、
優しすぎて怖い。
優しい男は嫌い。

男はあたしに決まってこういう、
「化粧をしてみろ」と。
化粧をしたあたしを見て、
男は欲情でもするの ....
おいしいおいしい鱈の目
ほじくりかえす おしたしにするといいんだ
てんぷらもぜっぴんだね 鱈の目
先っぽだけまあるくつまんでみる
まえばでやさしくねぶってみるよ
鱈の目 酢みそであえよか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
星と砂粒 ★atsuch...8*07/4/20 15:32
飛行機雲なかがわひろ...2*07/4/20 15:31
ロボット純蒼007/4/20 15:23
ポーズに関する三つのイメージミゼット10*07/4/20 14:43
[group]石瀬琳々13*07/4/20 14:34
君の手は空には届かないぽえむ君14*07/4/20 13:40
煮干モモンガA-293*07/4/20 13:13
Power Of Sweet北大路京介7*07/4/20 13:03
春影躍心彌月207/4/20 12:31
在りかtonpek...12*07/4/20 12:28
浮遊、ふゆう黒柴 悠107/4/20 12:01
親が子どもを食べる時ぽえむ君1*07/4/20 10:29
耳の産声たもつ1007/4/20 9:34
ノート(柱)[group]木立 悟907/4/20 9:21
朝のバス山中 烏流8*07/4/20 9:21
涼しげにマスクメロンの花蒼井 みゅう1*07/4/20 9:21
エールDirect...10*07/4/20 9:20
太宰ヒラメ佐野権太41*07/4/20 9:15
ぼくの星yo-yo19*07/4/20 6:49
ジャスミンティーよりも優飛9*07/4/20 6:08
コンタクトレンズテントウムシはじめ6*07/4/20 4:04
塵の話吉岡ペペロ007/4/20 2:24
タイムカプセル加藤泰清407/4/20 1:58
油断あおば16*07/4/20 1:54
最終進化系山中 烏流2*07/4/20 1:01
夏のしずく草野春心507/4/20 0:53
画廊小川 葉2*07/4/20 0:45
狗の骨307/4/20 0:27
 男つぐこ407/4/20 0:23
鱈の目角田寿星5*07/4/20 0:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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