幸せは
幸せになるまでが幸せで
幸せに気がつくと
何か寂しい気持ちになる
けれども
一つも苦労や我慢をしない生き方は
幸せに一番遠いのかもしれない
いつも幸せに向かって
がんばっている ....
わたしはいつも、つつまれている。
目の前に広がる空を
覆い尽くすほどの
風に揺られる{ルビ椛=もみじ}のような
数え切れない、{ルビ掌=てのひら}に。
その手の一つは、親であり ....
思い込んだいたものが
こうも裏切られると
破壊したくなる
憤りなんて感じちゃいない
裏切り
背徳
まだ諦めちゃいない
何故生きる
怖いからか?
楽しいからか? ....
こわれた、かぜを
かぞえている
とめられないから
ぼくには
ひとーつ、
ふたーつって
やわらかいところから
ふいている
こわれた、かぜを
....
きみのて
あたしのて
つなぐ
りょうほうとも
きみとあたしでつくる
まんまるの
えん
かたてだけ
つなぐ
ふたりだけの
しあ ....
大人の汚い世界を見るなら
私は {ルビ瞳=め}など要らない
誰かの悪口が聞こえてくるなら
私は 耳など要らない
私の言葉が相手に捻じ曲がって伝わるな ....
きみの目がとりたてて好きだってことではないんだ
そんなこと言った覚えはない
きみだって
不意に
なんてことない仕草に
たとえばYシャツの袖をまくりあげたりする動作に
くらっとすることはある ....
元気に
明るく
楽しく
暮らせたら
いいのにな
人を笑わせ
己を笑い
人に頭を下げる
人に馬鹿と言われる
人に陰口を叩かれる。
笑顔がふんわり
心が和む
週休2日は必要 ....
お得意さんの取引先から
オフィスへ戻る車内
助手席の窓外は
穏やかな{ルビ田舎=いなか}の村と
夕焼け空の陽の下に
広がる畑
窓を開けた隙間から
入る風に
前髪は ....
足早に通り過ぎた
世界は今、遥か後方で
私を呼んでいる
擦れ違った私は
遥か前方で ただ
先を、見詰めている
ネジが何処かで
一本抜けてしまった
から
世界と私は
....
花冷えのころ
すきとおるあおと
ぬくもりをさがしながら
蝶のようにとびたち
風の声をとどけに
あなたの耳で
蕾になって
向日葵のだいたんな喜び
わすれな草のブルー
おしろ ....
白い牛が見たいというので
柵のところまで案内しました
ちょうど啼いているところでした
確かに牛は白かったのですが
着ていたワイシャツの方が
白と呼ぶに相応しかったかもしれません
それから事 ....
どうして そんなにも君は
綺麗で 悩ましいのか
その答えが もし解ったとしても
僕の気が晴れることないけど・・・
そんな問題に いつも
頭をひねってる
君の顔 思い浮かべただけで ....
好奇心が連れて行く
マカロニの穴の向こう側
あなたが筏を浮かべる海は
塩っ辛い
涙のように溢れ出し
沸き立つその中へ
マカロニを放り込む
あなたの胃の腑めがけて
りんご甘そうで、
きみは眠そうで。
とろり、とろり、
朝、だよ、って。
(ねぇ、おきてんの、)
あたし、上目づかい。
虎視眈々。
ほんとはきみも、甘そうで。
(おきて、る?) ....
好きなだけ
足音を立てて
僕は気ままなビートに乗っかかり
ぼやけた未来の輪郭を見つめようとする
明日の形なんて
時計に聞くべきかな
だけど退屈以外に
何も教えてくれはしない
し ....
1本早いバスに乗って
あの駅ビルの2階にあるスタバに入って
アイスバニララテでも飲みながら
せわしなく 脇目もふらず 歩いて行く
サラリーマンの塊を
優雅に見下ろしてみよ ....
いっぱい喋って
いっぱい笑って
いっぱい隠した
1番したいのは
いっぱい泣くことなのに
それだけはできなかった
ことばは
かけらだ
かき集めて
かき集めて
つくる砂の城が
ひかりを浴びて
窓に飾る花の叫びだ
レースがひるがえり
それは、かけらだ
宿酔いだから
洗濯に行こう
宿酔 ....
生きている実感って、
なんだろうなぁ、なんて考えてみて、
堂々巡りの思考を辿って
回答を弾き出せたことは、
いまだかつて一度たりとてありはしない。
うすぼんやりとした膜の内側にいる自分と ....
春は白浜の波の音がする
いろいろなことを思い
浮かんだと思えば波にさらわれ
刻んだと思えば波に消される
その度に波の音が聞こえてくる
ゆっくりと薄く
浜に広がる白い泡が
繰り返される
....
春の風が吹いても
あなたが隣にいないから
やっぱり寒い冬の海。
「寒いね」って君が言う。
人肌恋しい季節の一瞬のぬくもり
チュッて 冷たい頬にキスをした。
めずらしく 寝つきの悪かった夜
浅い眠りは 怖い夢ばかり
逃げても 逃げても 足が前に進まない
寝たのに 疲れた朝を迎えた。
ぼくがこうこうせいぐらいだったころのはなし
おもいで、おもいだすの
もういやああああーーーーーー
おもいで、おもいだすの
もういやああああーーーーーー
おもいで??
ねえよ
そんなもんね ....
淡く
夢にいた人は水彩でした
*
(あ、)
こめかみとシーツの間に
かすかに染み入り、そこから
まぶたに明けてゆく一筋の朝の滲みに、すっと
打 ....
赤いスニーカーのストーカーに目印つけた。
あの血をずうっと辿ってゆけばきみはいる。
きみはそこで眠っているの青い顔で眠って、
あたしのキスをきっと待っているのだか ....
桜 満開の
木の枝に
ひっかかってしまった
バドミントンの羽
白い花が
もうひとつ
あたらしく 咲いた
僕が悲しくて泣いていたら
雨が降ってきて
神様も一緒に泣いてくれた
それはすごく
やさしくて
あたたかくて
ブクブクと
グツグツと
溜まった涙の水たまりが
沸騰をは ....
今まで、本気で人の為に祈ったことはあるのだろうか
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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