少し遠くの楽園から
手招きしている人がいる
とうめいの雪が
小さく呟きながら
わたしに降りそそいでくるのが
とても心地よくて

夏の雪
月の白さに隠れて
楽園を照らす
わた ....
ここに
銀色のエンジンがあればそれと

あと太陽の動きのような一時間半があれば

ぐるりを周りきれるほどのちいさな島
四方からの潮風にさらされ続けていて

そこで何本もの縄を編んではほ ....
背中を向けて寝転ぶ姿をしばらくの間眺めて
静かな寝息が聞こえた頃にそっと布団を抜け出す
しっかりした鼻緒の下駄をひっかけて
ヴェランダで煙草に火をつけると
よく知らない街の風が煙を遠くまでさら ....
うちにはいた!!

まんごろうのまごがいた!!
途切れ途切れの意識の中

君が微笑んで

弱虫な僕にこう言うんだ

「ここにいるよ」

わかるかい?

その一言で安心して
僕は眠りにつけたんだ

古いアルバムの中

 ....
毎日毎日たくさんたくさん詩を書いてきたのだから
自分は百通りくらいの書き方が
出来るようになっているだろうと思っていたら
それは数字というより色に似て
水色から藍色までのグラデーションでしかな ....
苦しみを抜け
異次元への出口を見つける
そこは喜びに溢れ
過去を忘れる。

甘い声
手を握り
歯を食いしばり
腹に力を入れる

新しい事には
チャレンジする
失敗してもいい
 ....
いつものように
いつものとおり

ガンジスの砂粒ほどの
転生を重ねつつ

今生も また 仏の軍勢につき

いつものとおり
常勝の勝ち戦で
悪を催滅しさるので

関係各位にお知ら ....
指をのばせば触れる
何も無く 触れる
何も無さにではなく
ただ 無いことに触れる


ちぎられたのでもなく
盗まれたのでもなく
花は指と手のひらに咲き
茎をかつぐ背を見つ ....
世界にこっそりと
覗き穴を開けて
穴の向こうを覗いてみる

光も闇も
何も無くて
だけど僕は見た
(確かに世界を)

昔可愛がっていた
ポチが走り回る
それを
おじいちゃんが微 ....
色とりどりの
やわらかな悲しみが
落ちてきて、

なすすべもなく
それは高々と積み上げられてゆく


今にも、
空にとどきそうな
赤や青
黄色や紫、緑色の悲哀


 ....
巴里の色を僕はしらない
おばあちゃんは
それは淡い青い色だと言った
夜が乾いていく
するとセーヌ川がたちまち
空に吸いこまれていくのだそうだ

巴里の音を僕はしらない
おばあちゃんは
 ....
昨日は、
日がな一日寝そべっていた。
ただ寝そべっているのも、
何なので。
読みかけの本を数冊。
枕に、
寝そべった。
うつらうつらとしていると、
やが ....
あの空の中に
昔見た雲が浮かんでいた
子どもの頃に
みんなと一緒に見た雲
一人一人が雲を見て
いろいろな形を言いあった
それはそれぞれの夢だった
飛行機や船
イチゴとかカブトムシ
み ....
擦り切れている背表紙を
後生大事に持ち歩く
付箋に躓くことを繰り返してしまった

左手には一束のシャレード
紐解いている間に
夏の森は
微笑や涙やトキメキを頬張って
色彩を奏ではじめて ....
聳え立つコンクリートの塊

夕陽を遮る建物が
太陽の光を反射している

植えられた木々たちの傍
腐ってしまった水の中で
ぼうふらが湧いている

澱んだ空気だけが流れることなく
その ....
 イヤホンをして「ドラマチックレコード」を聴いた時だけあの頃に戻れる
 深淵の森へ 僕と君は歩いていく
 果てのない 親密な闇が濃密さを増す 無限の時間が安心させる 君の八重歯が光る
 僕は途端 ....
カオスにどっぷりと浸かって
空から限りなく降り続ける
塵のような哀しみを胸のうちで
受け止めるだけのこんな夜は
ただ、不明瞭で不確かな
寂しい印象だけが
自分の中で大きくなっていくだけ ....
 
 かなしさが流れてうつくしくて、あまいような
 そんな感覚ばかりを欲したわけではないのだけれど
 しょうこりも無いととがめられそうな、なにかを掴んでしまいたかった

 、(あなたの持って ....
ちゃぽんと音がするので
ふり向くと
道端にいわしが跳ねていた

どうしてこんな所で跳ねているのか

と問うて見たら

どうもこうも無い
そんな事を聞くなぞ人間も野蛮になったものだ
 ....
クジラが静かに僕の横を通り過ぎて
僕はその尾ひれの渦に巻き込まれた
気がつくと上も下も分からなくなっていた
だから明かりのあるほうに行った
どうやら少し水圧が高かったのだろう
世界は少しもぼ ....
眠りにつく声は
静かに
揺れて

さぁお休みと言うより
何を言うより

暖かい音

眠りをください
あの頃見た
透明な眠りを

音の中に消えた
足音と血の流れる音

眠 ....
刈り取られた
花々は暮れようにも
暮れられず
風が吹くのを待ちながら
やがて、
朝になります


  いつか風、のように
広げた両腕は冷たい、思い出となりますが
 その内、に抱えた ....
嗚呼!・・・・・

神田書店でビニ本を
二千五百円で買った あんたは

後ろめたさも感じる事なく
かえってウキウキ気分

ウエシマで彼女と待ち合わせ

淫靡な瞳 探りながら
ビニ ....
残虐な貌も一瞬、穏やかな
蒼いヒヤシンスの花に埋もれ
ゼピュロスの風、//そして雷。
 ――ドドンガーガー!

くちづけをし、離れれば「死、
昼も夜なくつづく 愛撫の舌

首筋の、永い ....
誰に逢うために僕は生きているのか・・
ということを考えていた
グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョキパ、のアカンボゥ

グーチョキパ、とやって来て
グーチョキパーで立ち止まり
グーチョキパ、と駆けだした

グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョ ....
極楽浄土は
実在していて
 
分岐点は
今まさに
 
 
 
灯台下暗し
 
あまりに近くて
離れてみて
やっと見つけれた
 
 
 
異なる幸せ
秤にかけたら
も ....
有刺鉄線と荊の性癖と属性
暴力的サディスト
人格障害のような高揚感
傷つけ殺す快楽
あふれる脳内快感物質


有刺鉄線と荊の性癖と属性
他人を傷つけるから
誰も愛せない
愛する人の ....
臨界点まで
達してしまった温度は
やっぱり
オーバーヒートを起こして
冷却装置の
スイッチを入れてしまった
 
 
(ただいま)
(くーるだうんちゅう)
 
(しばらく、おまちく ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
楽園今田コボ8*07/4/30 13:04
島 きょうかいせん水町綜助23*07/4/30 12:36
創書日和「縁」[group]虹村 凌2*07/4/30 12:19
まんごろうsebast...007/4/30 12:16
「ここにいるよ」彌月307/4/30 11:51
詩作論楢山孝介5*07/4/30 11:46
幸せって...。ペポパンプ3*07/4/30 11:29
詩は志アハウ507/4/30 10:39
無のむこうに木立 悟707/4/30 10:00
worlds美月朱恋307/4/30 9:42
ぷよぷよ橘のの307/4/30 9:20
巴里-フランス租界にて-村木正成9*07/4/30 9:06
「 体日。 」PULL.6*07/4/30 9:04
あの空の中にぽえむ君6*07/4/30 8:53
夏の鍵盤藤丘 香子41*07/4/30 8:51
石の風景白昼夢5*07/4/30 7:21
深淵の森へはじめ2*07/4/30 5:21
幼い子供のようにジム・プリマ...107/4/30 5:20
みっともない恋がしたかった弓束5*07/4/30 3:34
いわし[group]プル式7*07/4/30 2:26
水月は銀色に光るのか太陽を映すのか4*07/4/30 2:25
足元に沈む太陽2*07/4/30 2:25
散在する、朝霜天1007/4/30 2:09
外面菩薩内面夜叉板谷みきょう007/4/30 1:59
春の嵐atsuch...6*07/4/30 1:54
修行僧P.B.007/4/30 1:52
独り言あおば2*07/4/30 1:41
ふるさとの星瑛治207/4/30 1:14
「刺トゲ」たかよし1*07/4/30 1:00
くーるだうん山中 烏流307/4/30 0:55

Home 戻る 最新へ 次へ
4723 4724 4725 4726 4727 4728 4729 4730 4731 4732 4733 4734 4735 4736 4737 4738 4739 4740 4741 4742 4743 4744 4745 4746 4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758 4759 4760 4761 4762 4763 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.54sec.