ふと
窓から外の様子を窺ってみたのです
すると
空という藍色の海に
悠々と三日月が揺らいでいたのです
そうしたら
小舟のようなお月様に乗って
夜空を旅してみたくなったのです
だ ....
爪の間から
ぼろぼろと、溢すのは
何年も前からの癖
何が溢れているかなんて、
知ろうともしないまま
昔話の中で
お爺さんは呟いていた
その空白にこそ
全ての答え ....
黒い炎に包まれた ぼくの無人のパラシュート
予言者たちの展覧会場に迷い込んでいる
狂った頭蓋骨のような鋼鉄の果実
夜の高速道路を疾走する 慎重な共犯者の告発
やがて廃墟の壁を手探り ....
遠ざかった
昼過ぎの暑さきびしく
伸びやかにあれど迫り来る
車輪きえず
心すれ違い赦すことばかりが増え
いつしか
灰色が世界の四季だと知る
なんのいみもなくて
かざぐるまのよう ....
卯の花と牡丹と金盞花
目の下の黒いくまと日焼けのしみと
赤茶けた髪の毛と手の皺の灰と
磨いた鍋底と花の終わったシクラメンと
藤とシャガとあやめと
終わってしまった菊桃と枝垂 ....
2007/05/02
問題ありません
明日からも
大車輪で
元気にやっていけます
すべては
気のせいです
なんでもないことを
気にするから
大事になるの ....
僕の世界を書き綴る
世界ノート 世界ノート
答えはなんにも書いてない
正解not 正解not
それでも僕は書き続ける
僕のノート 世界ノート
君と
ほくろの数を数えあった
自分の知らないほくろが
背中に5個もあった
ただそれだけで
背中に重みを感じた
単純な話
そんな些細なことを教えてくれた君を ....
本日は春と言うより
初夏の日差しで
すっかり生い茂りった
雑草の中にひらひら
小学校のころ
教室の隅で飼っていた
モンシロチョウは
ほとんど蜂になっちゃったんだ
今のぼくはさな ....
一度も入ったことのない時計店が
空き家になっていたことを知ったとき
この街を動かすからくりのひとつが
もうもどることはないのだと感じて立ちすくんだ
雲はなく 風は冷たく ....
一つずつを串刺しにして
足しただけの満足に
減らされる魅力に
あくまで個性と言い張って
黒に負けない そんな力を…
夢はフラッシュして
眩しい白い世界に
視界 ....
下手に出ると
貴方は威張る
貴方は怒鳴る
命令する
束縛して
支配して
盗む
自分は遊ぶ
ありがとう
合掌
気を付けてね
は、釣り球
自分はソープランドに行く為に
....
ふとした瞬間に
顔をあげたら
君と目が合った
それだけで
生まれる
この感情
■ 嘘なんて結局自分の為に吐いてるようなものでしょう?
■ 未来は今(現在)の延長上にしかないんだ
■ 吐き捨てられた言葉ほど傷つくものは無いんだよ?
■ 伝う雫をとめたくて ....
まるで一つだね
それは一つだね
何かが潰れる音
今にも血が噴き出しそうな
擦り潰す音
擦り潰されそうな音
幻聴かな?
悲鳴かな?
楽しそうにも聴こえるのに
音楽ではないよ ....
お前を見た時から目玉の奥が痛ぇんだ
ズキズキと
きっとお前の睫毛が入り込んだから
取ってくれねぇもんかな
ぬるりと春の生暖かい風が絡みつく
重い足をひきずって進む帰路の真ん中に
う ....
「777円」
某ディスカウントショップの店頭に
所狭しと大量に陳列されている
サウナスーツに貼り付けられた値段
食い散らかした菓子袋やら
缶ビィルの後片付けもそこそこに
はずみ ....
夢のなかでぼくのあたまを撫でて、泣いてくれたひとは誰だったんだろう
野良犬を見かけなくなって寂しいだとか
犬の糞を踏まなくなって嬉しいだとか
駅前の駐輪場はどこも整備されてきて
雪崩れを起こして倒れなくなったなとか
そんなことにふと気付くことがある
数年前の ....
あなたに心を預けすぎてたみたい
戻って来ないのは あなたじゃなくて あたしの心
胸が痛いのは そのせいね
毎夜 痛くて 眠れないのよ
....
現代詩フォーラムというところに
詩みたいなのを投稿しているが
まあ、その、あれだ
ポイントシステムのことだ
始めは何だろうと思ったが
今でもよく分からん
自分が読んでいいと思ったや ....
透明な
時間がぐるり
流れでた
僕は
ゆるり
身をまかせ
腹のそこの重みにあえぎ
するり
こぼれる熱をひろう
すとんと落ちるは水の底
頭の上にはみなもがわらう
所在無い頬肉が ....
蔓の先はしがみつくあてをもとめている
ひょろひょろと風にあおられるのも策略
つるりぬるりと小鉢の中を逃げ回る里芋を
こどもの箸が突き刺す
突き刺すのだ!
もとめるかたちはとがっている
....
大きな葉の下から
そっと空を見上げると
とても薄い緑色が輝いている
そろそろ夏が生まれる
風が吹くと
きららとした緑色は
暗くなるけれど
遠くで流れている川の水のように
他の場所で光り ....
友達から葉書が来た
「マイナーチェンジしました。これからもよろしく。」
とあった
その友達に街で偶然会った
以前は、にこにこしていてよく喋る友達だったのに
妙に暗い
そっちのマイナーか ....
優しい光を
いっぱいいっぱい
贈るから
どうかどうか
キミが涙を忘れますように
Wave of sex drive
Quite many
Quite strong
Quite high
It push you down
I am the wave
けっこう頻繁な周期でやってくる
性欲の波
これが打ち寄せるとき
おまえが押し倒される
おれの本質は
波です
この道をまっすぐに行くと
昔、昔の思い出が眠っている
一歩一歩と歩き始めた少女一人
未だにメリーゴーランドの夢に乗り、回されている少女
季節はもう春になってしばらくたつはずが
メリーゴー ....
時の間に
時を分け
綺麗な 12等分の
パラソルが回る
かわいい雨が
頬をつたう
パラソルが揺れて
闇に落ちる雨は やさしい
きゅう・はち・なな・ろく
時の間に ....
4718 4719 4720 4721 4722 4723 4724 4725 4726 4727 4728 4729 4730 4731 4732 4733 4734 4735 4736 4737 4738 4739 4740 4741 4742 4743 4744 4745 4746 4747 4748 4749 4750 4751 4752 4753 4754 4755 4756 4757 4758
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