バイオリンの音
体育館に響き渡る
ドラムの音
体育館に鳴り響く
ギターの音色
体育館に木魂する
ピアノの音
体育館に聞こえる
コルネットの音
体育館に鳴り渡り
バンドの音が ....
ヒトのあかちゃんはね
うまれてくるときに
りょうてをにぎりしめて
うまれてくるのよ
ぎゅ〜って
それはもう
すごいちからで
それはね
このせかいにうまれてきた
....
影が 舞う 影が 走る
影が 伸る 影が 縮む
剣舞 の 躍動する 影
たいまつに 映し出される影
影が 躍る 影が 回る
影が 跳る 影が 座む ....
もう読みたくはないのだ
わたしは明るい光のもやもやと
たゆたうなかに身を落とした
ここでは視界も聴覚も澱んで
生温くて居心地がいい蜜液のような
見詰め過ぎたのだよ秒針の動く早さとたど ....
ひとがひとの形をして笑っている
ひとがひとの形をして泣いている
国道を走り
国道は走られ
やがて国道は海へと続き
ほとんどのひとはその手前で右か左に折れ
他の所へと行こうとする
ひとがひ ....
ランドセルを背負って
学校までの長い長い坂道を登った
隣には君がいて
ほっぺが真っ赤で
僕の話に笑っていてくれた
君の赤いランドセル
僕の黒いランドセル
色違 ....
1955年12月31日
濁った音色は袋小路を放浪していた
1965年12月31日
あおい時は権威を黙殺していた
1975年12月31日
あかい空は瘀血を心配 ....
空の青を一枚剥がしてみた
それでもまだ空は青かった
私は意地になってもう一枚剥がし
そして何枚も何枚も剥がした
そこには青い瞳をした少女がいて
私の嘘を全て映し出していた
....
誰とも話したくない時は
きっと誰かに
愚痴を聞いてもらいたい時
誰とも話したくないけど
誰かと話したいから
こんな時ばっかり
電話してごめんね
どこにでもあって
どこにもないもの
それは心だったり
それは時間だったり
どこにもないから
どこかに求めてる
それは夢だったり
それは愛だったり
悪夢のような現実と
....
古代ローマの衣をまとい
一日
あくせく仕事をしたら
新玉ねぎのぬめりに
つるり
一体
何人の笑顔と罵声が身体中に刺さることやら
考え始めたら、とまらなく
....
1、序章
また無機質に囲まれて、空調の悪いコンクリート塊の中で、くだらない話を聞く。
すべて幻ならいい。考えなくてすむ。でもそれすら無駄なこと。
考えることすら無駄なことだ。
それは人工石 ....
月見て一杯 花見て一杯
六甲卸を耳にし 乾杯
寝起きに一杯 寝る前に一杯
浮世を笑って 一杯二杯
酒代 かさんで 家賃滞納
これが お酒と 生きる道
冬は熱燗 行き見て ....
君が声をあげて駈けてゆく
たくさんの声のなかから、私はたった一つの声だけに引き寄せられる
どこへいくのか、
だれとなにをしているのか
気になるのは君が楽しいかどうかだ
いやな気持ちを味わって ....
乾いている
乾いているんだよミスター何たら
イメージは安易に砂漠
モニターに映った静止画像
手を突っ込んで
五指でしっかり砂を掻きつまむ
冷たい感覚
おもむろに口へ
舌へ
涎の代わり ....
{引用=
? 風
何の拘りの
色調もなく
届けられた
薔薇の蕾
花言葉を探してみるが
ほのかに匂ふのは
五月の風
旅の君の便りからは
いつも金色が
....
しろ
とおもっていました
はいをゆきにまきました
とけてなくなることは
ないのです
そのしみに
ああ
と
こえがもれました
{引用=fromAB ....
屈折していることを誇ってみなよ。
頓挫していることを誇ってみなよ。
依存していることを誇ってみなよ。
優しさを武器にしてみなよ。
残酷さを武器にしてみなよ。
曖昧さを武器にしてみなよ。
....
アングロサクソンの夢が
世界を変えてしまった
“もうしばらく綺麗でいさせてくださいな ”
僕は高度化した資本主義社会の末端で喘ぐ
心に持つ宗教の神様仏様は
名前なんてついてない
エロティッ ....
猫たちが
しっぽを揺らす街道に
昨日の音がゆるりと転がり
厚いお揚げが
二階の子どもたちを誘いだす
握りしめたガラス瓶を放り出し
世界を開く勝手口まで競争した
あの砂利道を覚えている ....
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる
わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思 ....
フワフワと昇っていった太陽が
正午を待たずにフラフラと墜ちていくと
祖父は老人の特権を振りかざしてぼやく
「昔の太陽はこんなものじゃなかった」とぼやく
かといって、一日中大空に君臨し
見 ....
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ
(ううん
(いちばん小さいのがいいの
(だって
(いちばん大きくなるでしょう?
わがま ....
君の汗は苺ジャムの味がするのだろう。
君の後を一年と半年追いかけて
ようやくこの夏一瓶つくれそうだよ
きゅるきゅる
蓋を回す
ゆっくりと恥ずかしそうに
ぴんく色
....
皮をはがれた空
君の頬は青ざめて泣き出した
その向こう側に歩いていけない
地面を這い蹲って
シャッターをひたすら切った
鼻の奥が冷たい
空はどこまでも青く遠い ....
時折、
ぎゅっと胸を締め付けるような寂しさが襲ってきてやって、
つんと涙がこみ上げてくる。
このどうしようもない寂しさに抗うすべを
わたしは知らなくて、
ただ、寂しさの渦巻く胸を押さえ、
....
鳥の声
若葉の陰
見えている
見えている
まるい晴れ間
地をすぎる羽
曇のかたち
飛び去る声
灰に引かれた
緑の線
唱がひとつ
はじまるしるし
....
目覚めの 朝に
草木を愛で
背を丸め
水やりを始める
一息
空を仰ぎ見ると
気配がする
透けて見える
巨木が 視線の行く先々
それは 圧倒的な存在感を示し
それは ....
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる
やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ
cherry & berry、 ....
ななかまどの実は優しい
目覚めるにはまだ早いの、と
種を包んで眠らせる
外は雪、小鳥たちには信号
わたしはここよ
赤く光って合図する
ついばまれる実
やがて種は
生まれた場所を ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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