朝だ
頭蓋の奥に茜差し
朝露の
薔薇園の蔓が女主人を締め上げる
ぶちぶちと肌を刺す棘のわたし
油虫ほどの死を数えてましたわたし
華奢な皮袋の血肉詰のわたし
生まれる時には皮袋を破りました ....
透明な

透明な場所に

色を付けていく。

そんな小さな革命。
ここしか知らない
ここしか分らない

僕は3歳

今回の街は特に難しい
5歳までには身に付けたい

どのスタイルで住んでみようか
考えているけど 悩むなぁ

だって人生の半分決ま ....
意味はと聞かれても
答えられないけれど
「す」という響きは
なんだか心地よい
心に角が生まれた時
「す」という音は
角を滑らかにしてくれる
「ふう」というため息よりも
言い始めに肩があ ....
あなたは 若いころ
バラの精気を予見できましたか
血の匂いを嗅ぎわけられましたか
湧き水の澄明度を見極められましたか
 
ところで いまになって 骨髄から
なにを運び出そうとしているんです ....
一人暮らしの アパートに
大きな箱が とどいたよ

野菜 果物 地場産品
お米 お茶っ葉 お手紙と
意味不明なる ふるさとの
町の指定ゴミ袋

でも なによりも うれしいは
 ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
          2007/05/12



テレビの中にも
イースターエッグが飾られて
西欧の春のお祭りとして
楽しげに語られていて
季節の再生の喜びで
人々は笑顔ではち切れそ ....
神様の形は人と同じ
くびれはあるのかしら

神様にお願いしても
神様自信に無いとねぇ

いつからなんて知らない
気付いた時には 
手遅れだったんだもの

いやでも そんなに酷くない ....
さあ 遠い 遠いだろう
線路がどこまでも広がってる 遥か
矛盾の地平線を越えて

此処にはもう何も走らない
ただどこかの荒れ狂った国の
少女の吐いた溜息が風葬されるだけ

視点が届かな ....
そばで健気に咲いている人を毟り取った
ピンクを手にできない天邪鬼なわたしに免じて許しておくれ
男になりたい
可愛く咲くあなたは綺麗でも
そこにはびこるアブラムシみたいに
あなたを誰よりもやら ....
五月の日差しが強くて
今日も真っ白なレースの日傘を差すの

傘の細い柄を ちょっと傾ければ
私は日傘の中に消える

すぐ横を通っても あなたは気づかない

別に あなたを気にしてるわけ ....
あなたが わたしを
過去のこととして
話すときがいつか
くるのかな。
だった・・・だった・・・だったって。

時間は無限に循環しているといいます。
じゃあ、この風はどこからきたの?
 ....
眠れない夜には手を繋いで
目覚めない朝には肩を揺すって
やさしく やさしく

エッタ カーテンの向こうをのぞいてごらん
お月さまが金色でまぶしいだろう
たくさんの星が光っているね
あした ....
ねぇ、お布団にいないよ
昨日まで
体温の高いあなたに温められて
頬をすり寄せていたはずの滑らかな肌がない
耳元でおやすみの声が聞こえない
眠れない
眠れないはず
長くそばにいると離れた時 ....
雨音は優しく
掌に溶けていく
頼りない指先を震わせながら
包み込む無機質を織っては
瞬間を紡いでいた


蒼が泣き
灯りの落ちたアスファルト
落ちた星星が還る頃
力なく映す街灯の柔 ....
僕は君にはなれない
そんなあたりまえのこと。

あらためて思った
僕は君にはならない

いつだって君を探して
駅のホームも
CDショップも
雑誌の中だって
山崎まさよしを笑っていた ....
春だと言うのに 
炎天下の下 陽炎が流れゆく
晴れだと言うのに
正午の憩いに 心も流れてしまう
日常の光と 影は
いつも 葛藤しながら
それでも 流していく汗に
虚無と 虚構とは
決し ....
おしずかに!おしずかに!
きぇ〜い!
勘定奉行におまかせあぁ〜れぇ〜いぃぃぃっ!
んんっ
失礼
んほんっ


ビニール製のナース服を着た女が
スポットの落ちた舞台の上で立っている
 ....
単純にやってこうとすればするほどに
鏡に映る己の姿は醜く歪んでいく
「お前は誰だ?どういう事だ?」
ホロホロホォロロ
砕け散る鏡の中で
億千万のけものが嗤う

行ってきたよ好きな所へ
 ....
 見えないとはどういうものか
 いや
 見れないということに
 恐怖を感じるべきだ

 ここにいる誰にも問うことが出来
 解決には至らない
 詩人よ
 歌人ではない詩人よ

  ....
ドラの音
ジャーン
シンバルの音
シャーン

新しい世界が
今開かれる
ないていたカラスが
ほらまた笑った。

気合入れて
人に流されて
自分も残す
人生は完璧を要求されない
個室のテレビで 
モノクロの映画を見ていた 

画面に映る
その古びた部屋には 
一台のストーブがあり 
上に乗せた{ルビ薬缶=やかん}の口は 
いつまでも湯気を昇らせていた 

無 ....
消えてく。

消え行く。

生まれたコトバたちが。

deleteの呪文で。

消えて行く。

消えてく。

消え行く。

消えちゃった。

新しいく生まれる、コト ....
あまえるなら もっとじょうずに
I want you
I want you

すなおになってよ もっとさあ
I want you
I want you

おとなになんかなんないで
か ....
「 みなさ〜ん 
  ぼくのあとについてくると 
  穴に落ちますよ〜     」 

背後から 
ぞろぞろと 
杖をつくお爺ちゃんや 
車椅子をこぐお婆ちゃんが 
頼りない 
ぼく ....
『私』はどこに存在する

視覚を占領しているのはどの私

聴覚、嗅覚、味覚、触覚

どれも、この『私』にはない

でも、『私』には心があった

『私』に五感がないように

他の ....
ぼくたちの

よろこびや

かなしみには

いろいろないろが

ふちどっている


どうかどうか

まぶしすぎることが

かなしみにならないように




 ....
宇宙の理法は『善』なので
再度 ご確認願います。

宇宙の理法は 煎じ詰めれば
『南無妙法蓮華経』なのですが・・・

考えれば 人間の理性は
限りなく拡大しています。

科学の発展が ....
窓際で
君の寝息を背中に聴きながら

どう仕様も無く渇いた空を
見つめていた

形にならない雲と
伏せ目がちな太陽と

遠く飛ぶ鳥がすっかりと
吸い込まれてしまうまで

いつか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
陽炎蛇ノ宮1*07/5/13 0:19
日々。來稚6*07/5/12 23:57
ジャッジ酸素の枷107/5/12 23:35
ぽえむ君6*07/5/12 23:10
遊行期  信天翁307/5/12 23:00
ホームシック小川 葉11*07/5/12 22:59
炭酸レモンRin K43*07/5/12 22:57
やわらかい肩[group]あおば17*07/5/12 22:35
神様と女の子酸素の枷2*07/5/12 22:33
くぐもる声が届くのは、くもりガラスのこちら側[group]ピッピ607/5/12 22:31
咲く人暗闇れもん007/5/12 22:25
日傘ななこ9*07/5/12 22:22
FOR  YOU美砂7*07/5/12 22:18
エッタ日和6*07/5/12 22:13
ねこにんげん(10)暗闇れもん107/5/12 22:09
ブレス見崎 光6*07/5/12 21:49
君にならないそらいろ☆コ...0*07/5/12 21:22
愛を語る人へ天野まさたか0*07/5/12 21:18
腹上死虹村 凌0*07/5/12 20:56
創書日和「風」[group]0*07/5/12 20:38
詩人改め死人doon2*07/5/12 19:46
住み分け術ペポパンプ3*07/5/12 19:28
古びた部屋 服部 剛407/5/12 19:26
ひとつ。狠志307/5/12 19:25
Sweet Childゆうと3*07/5/12 18:37
お婆ちゃんのきっす 服部 剛8*07/5/12 18:01
私ではない『私』狗の骨207/5/12 17:31
びーだま玉兎507/5/12 17:31
君への手紙アハウ507/5/12 17:17
渇く空松本 涼1007/5/12 16:59

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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