冷たく未熟な言葉でなら 孤独は演算できる


あまりにあなたという人が数の埒外からはじまり 繰り返す落陽が朝焼けを見つけに来るために ( わたし )から始まる文法は両生類の戦争を回避しえない ) ....
バスに乗る、中に滝がある
気持ちが良かった
気持ちが良かった
さよならをたくさん知った
ぼくは、さよならをたくさん知って、気持ちが良かった

椅子の上、窓を閉めなかった
爪を噛んでい ....
五冠を手にしても

いまだ
森林限界の手前とは

一冠も持たない棋士は

さしずめ
冨士のすそ野にひろがる
樹海をさまよう人か

森林限界とは5合目付近

即ち
八冠すべて ....
また方々に失礼な
詩を書き散らし
しかし正直であることを
禁じられた文章は
半分、死んだも同然で

父母を救えぬ恐れから
ということは
追従者も救えぬ恐れから
何と何をも繋げなかった ....
詩の即売会に行って
たとえば僕が君の詩集を
買わなかったからといって

否定されたなどと
思わないでください

何かしら手を控える
要素があったのかもしれない

たとえば表紙の
 ....
  くろい函に
  颱風がつまっている
  ガラス製の 記憶より小さな、
  そのよるがふるえるのをわかると
  これは宝ものなのかもしれないとおもう
  血液の、くろい川の
   ....
  捜すこと
  幻視すること
  かんがえることが
  小虫の群れになり壁を走る
  たんに叫びだった声に甦れよ、
  すべてのおちぶれた動詞たちよ
  学生寮のそばに
  ワゴンRが停めてあって
  夜 街灯のしたで光っている
  そう 言う
  架空の口蓋や歯茎などで

  蕎麦を手繰りながら
  昔おそわった担任の口癖を ....
あなたのかわいい
おくれがちな相槌
寒すぎて ちょっと笑ったよね
愛してたけど
愛じゃなくてもべつによかった

隣りあう洗濯物
使いふるされた工具
石ころ
乾いたスポンジ
 ....
霧が晴れて
青空が広がる
奇跡のように
(優しい石鹸の匂い
ほんのり漂い)
駆け回る
子供たちの笑顔が弾け
木漏れ日のなかで踊る

原色の広がりが渦を巻き

還っていく 
僕た ....
単発の鉄風で
装填された朝
君は
この世に残された
たった一つの貴重な卵を
お割りに、なられる

ベーコンエッグの
湯気の立ちのぼる向こう側
肥満児の群れが
対空ロケットランチャー ....
もういい
もういいんだ
赦すとか赦さないとか
もういいんだ
苦い思い出も
前進する力に換えるしかない
思い出は
こころを流れる
逝川です
人は生きる
思い出と共に




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。

※【逝川(セイセン)】とは、
 ....
影の伸び縮みに合わせて、
私の身長も、
伸びたり縮んだりするから、
夜が来ると私は、
世界一巨大なバケモノになる。

ピーターパンが低空飛行しながら、
地面に擦り付けた、自分のペニス。
 ....
五冠となった
お祝いのコメントで

羽生九段や佐藤会長が
紙一重の強さが光った

などと
強調していたが

タイトル戦のデータをみると
とても紙一重とは思えない

二日制の
 ....
ここで、クシュリー・クリスティナの話をしよう。
クシュリー・クリスティナは、戦士エイソスの想い人である。
クシュリー・クリスティナは、はじめカラスガラの街で、
奴隷として売られていた。

そ ....
時速16キロの自由はとてもやさしい
細分化されない感覚が基調演説する共和国のユートピア

孤独や言葉が加速されない世界に
きみのスクーターがポイントして

僕だけが時速100キロで仕事しな ....
星新一のスマートさよりも
「最後の喫煙者」になろうと
真剣に思っていた程
筒井康隆に傾倒し全集を読み
ドタバタが好きだった

だったはずが

老眼が酷くなるのと同じく
10とか12p ....
人生の目的を見失った私は

こころの闇に耳を澄ます

すると
「ほほ笑み合うために生きる」という一つの答が、闇の奥で仄かに
光り出す
宇宙の魂は
私の魂という命とつながっている

 ....
ぼくはちっちゃくて
やせっぽちで
ひとりふるえているよ

それは
青白い蝋燭の炎
風に吹かれ
常に揺らいでいる
その様を晒し
澄んだ歌声を響かせる

荒野に、この荒野に

ぼ ....
今きみのいる
ちっぽけな世界なんかに
固執する必要はないんだよ
さあ、一歩踏み出してごらん
きっともっと素晴らしい世界が
広がっているから

そんなキレイごとは
カーリングの女子選手に ....
二〇一九年六月一日 「揚子江」


 40代初頭までよく行ってた大阪の梅田の発展場に、北欧館というゲイ・サウナがあった。いまでもあるらしいけれど、北欧館に行くときには、北欧館の近くの揚子江という ....
○「今日も独り言」
年を取ると
独り言が増える
だれも聞いてくれないから
だれも聞いてくれないからといって
一日黙っているのは寂しさつのる

○「オリンピック」
「メダル、メダル」と
 ....
どこまで行ってもヒトゴトは他人事で










どんだけ散弾銃で原子力爆弾でも






それよりは






 ....
コントロールの無い
まっさらな時間
無いというのが正しい
及ばない範疇
関わりのない概念

首のもげたモラルが
深夜のニュース番組で
戯言を列挙してる
おれは首を掻いて
いらだちを ....
僕は今は考えている
いつも物事を知ることで
失った その 時間を
一人で考えている 僕は
何も考えを無くして


渋谷の街の中を歩いていた
遠い昔の街の姿
そして 着ていた 服を
 ....
『雪風に埋もれて』
あの頃の僕ときたら
明日しか見る事が出来ずにいたけど
君はそれを拒みはしなかった 
そして
解り合えぬまま
手探りで心確かめあって
二人の暮らし夢見ていた 
幾 ....
つぶやくことから始める

なぜ泣けない
泣いたらスッキリしそうだ
首から頭にかかる圧力
鼻で吸い取って軽くするけど
ちがう
本当は目から出せばいい

でも水滴になりそうもない
こら ....
その汽水の

マングローブの林のねもとに

ちいさな蟹が生きている

ヒョコヒョコ横にあるく


細い枝のからんだ

緑の木々があって

無花果の木らしいけど
 ....
風に吹かれて
混沌とした現実に曝され
絶えずもう絶えず
風に吹かれて
唸ってリアルは唸って
この混沌に殺されていくよう

)君は月明かりのなか永遠を探している
)あの光に満ちた永遠を
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
パイプライン末下りょう4*22/2/16 17:21
気持ちが良かった竜門勇気3*22/2/16 12:59
森林限界の手前st422/2/16 7:06
酔いの残る朝りゅうさん322/2/16 6:50
表紙買い1*22/2/16 6:08
颱風草野春心822/2/15 19:06
虫、動詞たち522/2/15 19:04
言う322/2/15 19:01
洗濯物はるな1122/2/15 17:47
みつめているひだかたけし722/2/15 17:43
ミサイル日和ちぇりこ。822/2/15 15:43
赦す渡辺亘222/2/15 15:10
※五行歌 「逝川」こしごえ7*22/2/15 10:42
この音楽の中でツチヤタカユ...222/2/15 10:07
紙一重の強さで五冠の謎st222/2/15 8:34
クシュリー・クリスティナ[group]大町綾音2*22/2/15 7:23
時速16キロのうたマークアーモ...722/2/15 4:54
憧れの誤読の人生板谷みきょう2*22/2/15 4:02
私の目的こしごえ4*22/2/14 20:53
KID Aひだかたけし8*22/2/14 18:21
一歩踏み出してみよう!花形新次122/2/14 17:46
詩の日めくり 二〇一九年六月一日─三十一日田中宏輔13*22/2/14 13:51
独り言2.14zenyam...4*22/2/14 10:31
酒はTAT122/2/14 3:47
日付変更線の彩ホロウ・シカ...022/2/14 1:44
ある日の窓番田 022/2/14 0:52
二十二歳に書いた歌詞[group]板谷みきょう1*22/2/13 23:19
泣けない時は木葉 揺1*22/2/13 20:56
再生のウジュンクロン秋葉竹122/2/13 19:29
風に吹かれてひだかたけし622/2/13 18:42

Home 戻る 最新へ 次へ
452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.82sec.