まだ残暑厳しい夏の日差しを体のうちに残しながら
クーラーの効いた病院の待合室で
自分の名前が呼ばれるのを待っている

なんとか予約時間に間に合うように
自宅から病院まで必死になって自転車を漕 ....
歯医者、あ、偽善者(もしかしたらほんとう)。

目医者、理解不能。
あえかなキスだけが
僕たちのレゾン・デエトル
逢ふたびにその意は強まる
日の射さない公園の
仄暗さが見守つてゐる

嗚呼y.川
岸邊ではバーベキューパーティ
金曜日
仕事を休んでまで ....
そもそも
それは私の使命ではない!

寄ってたかって期待され
無視できなかっただけ
私の優しさを利用した
仮初めのもの

最愛の人との未来と
全然実感してない仮初めの使命と
どっち ....
ゴミ集積所の傍でカアとも言わず
嘴を半開きにしたまま突っ立っている鴉

数分前はゴミが置かれ
今は塵一つない場所を目を丸くして見つめ
まるでひとのように呆然とした体でいる

私は家庭菜園 ....
たまゆらに生きて
墓は草木
名は殘さぬ
ひたすら現世を思ふ
私は徒然と云ふ事を憎み
仕掛け花火の每日に屈する
ワイン
さへあればよい 酔うて横丁に
世迷ひごとを響かせる

さらば、 ....
誰もいない言葉
綴られただけの
八月の少年
薄色のかき氷が
風に消えていく
その飛沫

街のどこかに
沈没船が埋まっている
そんな噂が広まった
大小のスコップが売れて
大 ....
○「人生の山」
めざす頂上がちがえば
一緒に歩けない
頂上が同じでも
歩くコースがちがえば
一緒に歩けない
コースが同じでも
歩くペースがちがえば
一緒に歩けない
人生の山は孤独な登 ....
○「生きているということ」
生きているということ
心臓が動いているということ
朝目覚めるということ
腹がへるということ
年をとるということ
死へ向かっているということ
期待するということ ....
ちょっと昔なら
名も名乗れない者に
何も任せられん
という感覚が
あったように思う

今は違うのね
変な人が増えましたからね
名も名乗ったとたん
執拗に追いかけられたり
そんなん考 ....
   静寂な朝ほど夜は深く  粉雪散り 燦めき

念い靴音が耳に響きわたる

絶望の先にも月は輝き

 ....
バスから降りた途端
ざあーと襲いかかるように雨粒が落ちてきた
薄緑に茶色のフリルのような模様の傘を急いで差して
目の前の喫茶店へと一直線に走った
大きなガラス張りの洒落た白い喫茶店の
ギシギ ....
 
 

むらさき色の空の下
ふたり月夜で手をつなぐ

優しさなんかじゃ測れない
おおさかカルチャーストーリー

ハッピータイムを超えるなら
黒い壁でも越えるから

ファン ....
海を知らなくても森が見えなくても
私は生きていける
海を知りたいのなら人に聞けばいい
森を見たいのなら見えるところまで
人に連れてってもらえばいい
私は空の青さを知っていればいい
私は何も ....
どうして混乱した人たちの中にいて、次の道は開けるのだろう?
どうして私をここに閉じ込めた父母は毎日家で楽しくテレビを眺めることが、出来るのだろう?
どうして私はスーパーで二年働いた過去があるのに作 ....
今だ眠れる
わたしの奥処から
ぶっとい光の束
雪崩れ落ちて来る

時 切り裂かれ 、

張り裂けてしまう
胸の軋む音
響き渡り

律動する
無数無限の
純白の生糸を
織り込 ....
故人の手紙を何度も読み返しては
そこから滲み出る慈しみに
自分を抱きしめさせて
水曜日
逝ってしまった時の空気が
毎週巡って心を冷やすのを
線香一本分の煙で温める

繰り返す

毎 ....
 先生にはじめてお目にかかりましたのは、もう十年ほども前のことになりましょうか。ユリイカの新人に選んでいただいた年のことでした。場所は、新宿の駅ビルにある PETIT MONDE という喫茶店の中でし .... 31歳らしい。
なぜか今15∶41分だ。

誰かは怖がってますねこの世界を。

はいはい、あなたにはムリですから
さいなら。

若いだけで許された罪。
まあ、あの子はね。

何を ....
(やけくそ氣味に詩ウタへる)

涅槃でしつぽり
僕たちはヤる氣まんまん
いつか外の世界を見たいと
きみは云ふ- 猫のやうに

その末が斯くなる苦界だ
僕たちはのたうち回る術を知つた
 ....
濁った空の下
確かな職もなく
行き場の無くなった人々がカラカラに乾いた精神(ココロ)を持て余し
ただ、何の希望も見い出せずにその場限りの生活を送っている

彼らのたったひとつの持ち物はコイン ....
一平に
灯の入るころや
さゝめ雪 渡邊白泉

きみの風邪が伝染る處に
僕は寢る
人戀しいからではなく
確かめたいのだ
傳達能力を 僕たちの
情慾を

コンビニのをばさん(と云つて ....
コラーッ!

寝てるやつは、さっさと起きろ
起きてるやつは、何とか歩け
歩けるやつは、とっとと走れ
走れるやつは、より高く飛べ
飛べるやつは、どこまでも行け

今が現フォ最大の闘いにし ....
伊藤桂一に-

心のなかで
グッジョブサインを出す
愛は止め処もない
私は貴女に會ふ為
の全ての条件を滿たした

だうか明日も明後日も
私の幻影を見て
晝の月を
思つて慾しい
 ....
○「趣味の弓道」
もっと楽しむことをモットーに
昇段も大会も関係なければ
もっと楽しめばいいんだ!
連盟に加入せずに
弓道そのものを楽しめばいいんだ
煩わしい人間関係も連盟からのさまざまな ....
水分を含んで少し重くなった衣類のカゴを片手で持ちながら
スリッパを履いて縁側に降りたつと
低木の緑の陰から一斉に黒いものが飛び出した

喪服を纏った蜻蛉だった

体にまとわりつきながら飛び ....
あの人に嫌われた
あたしの涙は
どこに捨てれば
いいのかしら
何も見えない
表通り
あたしを包み
降りしきる
牡丹雪

飛び出したのは
いいけれど
行く当ても
見当たらない
 ....
なにものかを
目指す意志の営みの
日々の終わりに疲労困憊し
今在る自分を見切り諦め切り
この自己欲望の世に
今だ魅入られ生きて居る
その深さを推し量りつつ
自らを見入れば、

 もう ....
喫茶店のカウンター席で少し苦味の強い珈琲を啜りながら辺りを見回すと
カウンターの真上一直線に吊られた細いステンレスの棒に
ドライフラワーふた束が仲良く並んで吊り下げられている
そしてそれらに並ぶ ....
寒い夜の自画像が浮かんで

寒い夜だから



グローブを思い出して




令和だと

・・


あれ?





ああ



寒い日が続きま ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
待合室栗栖真理亜1*25/1/23 15:30
悪。·········分からんけど善。[group]陽向(2躯-...125/1/23 14:43
きぬぎぬ髙任勇梓 T...125/1/23 12:51
絶対、嫌!りつ3*25/1/23 12:28
栗栖真理亜1*25/1/23 11:09
樂園喪失 -アルチュウルに-髙任勇梓 T...325/1/23 10:21
渋滞たもつ425/1/23 6:52
独り言1.23bzenyam...2*25/1/23 6:30
独り言1.232*25/1/23 6:10
マナりゅうさん125/1/23 6:08
アウシュビッツ解放の夜に洗貝新8*25/1/23 6:01
翡翠栗栖真理亜4*25/1/22 23:01
おおさかカルチャーストーリー秋葉竹225/1/22 21:07
青の人リィ2*25/1/22 20:03
金に釣られて鏡文志5*25/1/22 19:19
贈り物(改訂)ひだかたけし5*25/1/22 18:52
水曜日の手紙925/1/22 18:44
de verbo ad verbum / nihil int ...田中宏輔12*25/1/22 16:57
異様少年[group]陽向(2躯-...325/1/22 15:44
サーガ髙任勇梓 T...225/1/22 14:34
或る貧困労働者の祈り栗栖真理亜3*25/1/22 14:12
傳道の書に捧げる薔薇髙任勇梓 T...125/1/22 12:47
Wake up ! Stand up ! Walk ! R ...りつ1*25/1/22 12:07
髙任勇梓 T...125/1/22 10:18
独り言1.22zenyam...1*25/1/22 7:17
蜻蛉栗栖真理亜2*25/1/21 23:51
牡丹雪[group]板谷みきょう2*25/1/21 22:09
詩想、今の私の『私である』こと(改訂)ひだかたけし4*25/1/21 21:29
青い鳥栗栖真理亜2*25/1/21 20:48
めもうし225/1/21 20:43

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