女は泣かなくなった時
女ではなくなります
男は泣いてしまった時
男ではなくなります

その代償に女と男は
人間になることができます

泣くことを忘れた元女が泣くということは
人間のや ....
自由の森に放たれて

あたしは一人寝る

愛撫をして 抱きしめて

叫んでも

野はやんでいる

草木がざわめくけれど

あたしは一人寝る

にぎりしめて 抱き寄せて

 ....
誰にもわからないまま
どこか遠い場所で
ほどけていく

支点を定めると
不安定になるので
そのまま

確かでないものは
確かなものより
永遠に近いので

ひとつになりたいという ....
ざぶざぶと流れてく

川は 孤独を知らない


ゆらゆらの橋を渡る

透明な人たちを

見送る僕は

少しだけ こどく


遠く遠くの

さざなみの

空と雲と ....
静かな声だった。

車掌が、停車駅の名を告げる。

窮屈な座席にうずくまる乗客者たち。

切符を無くさないようにポケットに入れた。

朝日が通り過すのを見送っている。

眠気は、脳 ....
すうすう、する。
この胸のあたりの感覚は。

誰もが知ってる、
冷たさなのか。

一発、一発。

撃たれた。

静に引かれたトリガーは。
スコープで覗いたように。
綺麗に当たっ ....
詩人さん

ぼくは詩なんていらないからさ

じらいをふんだ兄さんに ぎそくをつくってちょうだいよ

ばい春してる姉さんに きれいなドレスをもってきて

ちいさなおとうといもうとに  ....
橋は現在と未来に
まっすぐに架けられていた
虹を見下ろしながら
自分を越えてゆける
時の橋がある
ただし
その橋を渡るには
一人一つの道を歩いてゆかなければ
その橋に着くことができない ....
夜を走る
列車から覗く風景は
何もかも止まっているようで
少しばかり
眠ってしまっても
あしたには
間にあいそうだったから

夜を走る
光の羅列は
枕元を通り過ぎて
ずっと知らな ....
この頃先生は子供の全てを把握したいのか
不審人物を排除するだけじゃ足らずに
学校内にテレビカメラを設置
見える物だけが全てではない事実を
大人は忘れてしまったのか
自分の目に映るものだけ ....
 茶色い爪先は陽に焼けているのではなく、
 陽を吸い込んでいるのだ
 日焼けした老人と同じ色の
 みずみずしい大根を屠りながら私はぼやく
 どこだか、ここはと顔をあげると、いつぞやの相模原のお ....
11月28日(土)晴れ
人に恋することを「心奪われる」っていうけど
もしもそれが本当ならば
心を失ったぬけ殻が
奪われた心を取り戻そうと探しまわって
結局それが
想う人に逢いたいっていう気 ....
夏から秋の前触れは
記憶の鈴が鳴り響き

秋から冬の前触れは
朱い風が吹き抜ける

冬から春の前触れは
氷の命が顔をあげ

春から夏の前触れは
銀色鱗がまぶたを覆う

また一年 ....
僕の足跡に小さな花が咲いた
靴の裏に花の種があったのだろう
その花は音もなくあっという間に散った
そうして気がつくと小さな実が成っていた
次の春が待ち遠しいものである
空は青く赤い実がきらき ....
喉が渇いて
二階からおりてきたら
リビングには夫がいて
やっぱりテレビをみていた。
最近、休日はずっと
テレビばかり。
ときどきビールとかコーヒーとか
のみながら。
夫の部屋はないから ....
散ってしまった花弁を
どれほど美しく繕っても
風に舞い
せせらぎに揺れ
瞳は透明に転がって
転がって…


散ってしまった花弁を
どんなに綺麗と詠っても
風と飛び
せせらぎと泳ぎ ....
幻惑されるのが人生だと言い切るために
私は人生の何を知っているだろう?

新しい言葉の羅列を生み出すために
私は言葉の何を知っているだろう?

言葉の存在意義は輝くことでもないのに
あな ....
おおむぎの穂が、ゆれてる
ひかりやかげに、ゆっくりとけて
ぼやぼや、いまにもきえてしまいそうなくらい
クロード・モネのえ、みたいに
ぼくら、ぼやぼやしている


ぼくら、相田 ....
白梅町の交差点
頼るあてなく
落ちこぼれ
学生の俺は
うそを云う

横道抜けて等持院
是非をとわずに
落ちこぼれ
学生の俺は
つばを飲む

やさしい音のなる方へ
知らない君が ....
なななつ
ななつ
ななつめの
なつがめぐって
なつかしむ

なななつ
ななつ
ななつのみ
なつめのもとに
なつの陽が

なななつななつななつだけ
ひとりたりないなつが ....
地下の文献資料室
あなたひとりがそこにいた

僕はあなたがいたからこそ
慎重な顔してうろうろしてた
あなたがいなけりゃあんな場所
すぐにも出て行きましたとも

地下の苦しい空気など
 ....
窓辺の{ルビ日向=ひなた}に置かれた{ルビ壺=つぼ}は 
ざらつく{ルビ表面=おもて}を 
降りそそぐ日にあたためて 
まあるい影を地に伸ばす 

窓辺の日向に置かれた壺は
「何者か」の手 ....
一番古い記憶は
今朝の味噌汁の味
 
 
誰かも知らぬ人が
手を重ね
 
 
どこか懐かしい
そんな温もり
 
 
きっと
気のせいだろう
 
 
 ふと、風が止んだ。


 ひととせの幻を手に 
 いくとせも彷徨う旅人
 一体何に酔っているというのか。
 帰る場所は{ルビ何処=どこ}に捨ててきたというのか。


  正午を少し ....
泣きたい

できれば悲しくないように


逃げたい

あたしのいないところへ



.
海底を這うようにして生まれてきたんだろう

人はいつも遠くから鳴る音が懐かしいんだ




風邪ひきむすめは夢を観た

あんこうがやってきて

あたまが痛いのかい
 ....
朝起きて冷蔵庫を開けたら
祖母が入っていた

さみくてさみくてなんだかも
生ぎてぐのがいやんなっちま
なんて言うので
そんなに寒いのなら
もう死んでしまったっていいんじゃない
と思った ....
沈めて
と願ったその刹那
更に深い夜はやってきて
静かな音を立てて流れていく砂時計
目に見えて時が落ちていく

君の指で触れられたうなじが
私の指先までも痺れさせ
それを悟られ ....
深く 長い髪の
水脈は 静かに 拍動する

たたえているのは
浄化の記憶

プルトニウムの鉱脈の下
暗く 白く 透けて
目のつぶれた白色の生き物
メタモルフォゼの呼吸

湖水の暗 ....
陽が落ちて夜が来る 月が出て僕は目を覚ます
僕は昼間が嫌い 太陽がまぶしい

僕はいわゆるドラキュラ 君の血は吸わないけど
棺桶で眠るのさ 昼の間眠るのさ  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
祝婚歌小川 葉407/5/25 1:17
みなしごyoyo7*07/5/25 0:56
指先プラネタリウム[group]たりぽん(大...1207/5/25 0:18
神様207/5/24 23:56
夜行電車の座席ブライアン0*07/5/24 23:54
創書日和「風穴。」[group]狠志207/5/24 23:48
なんであなたは詩を書くのa/t107/5/24 23:42
時の橋ぽえむ君9*07/5/24 23:09
夜は走る夕凪ここあ1307/5/24 23:04
*詠えるロッカー*かおる8*07/5/24 22:17
始発前の駅前屋台にて錯春207/5/24 22:15
後悔日詩麻生ゆり5*07/5/24 22:11
僕らが絡めた1 ミリの嘘[group]プル式4*07/5/24 22:03
夕暮れの輝きは短くそして美しい[group]3*07/5/24 21:59
休日美砂11*07/5/24 21:57
花ノ名見崎 光2*07/5/24 21:40
存在が見え隠れしてブルース瀬戸...2*07/5/24 21:31
印象派[group]はらだまさる19*07/5/24 21:21
北野界隈(傷心と苦笑のところ)蔦谷たつや5*07/5/24 20:45
七夏アイバ シュ...8*07/5/24 20:44
恥を書く蔦谷たつや2*07/5/24 20:32
日向の壺 服部 剛10*07/5/24 20:08
破れた日記瑛治007/5/24 20:00
何も知らず私達は。灯和607/5/24 19:02
彷彿としたわがままちいさなきお107/5/24 18:58
あんこうくあせ@ふじ...4*07/5/24 18:02
悩ましい朝吉田ぐんじょ...35+07/5/24 17:26
kiss in blue[group]さくらほ12*07/5/24 17:18
地下アハウ707/5/24 16:38
どらきゅら北大路京介7*07/5/24 16:20

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