まけるもんかと
うたってやるんだ。

まけないで
まけるもんかと
うたってやるんだ。

せかいじゅうにとどくくらい
おおきなこえで
うたうんだ。

かってないからって
まけた ....
 ハリエニシダ
 遠しといえど難からず

近頃の人間は半袖というものを着ない
だから腕に掻き傷のひとつもないのだと
おじさんは言う
茂みを抜けた岬の荒れ地は
見通しはいいけれど 
とお ....
オレンジの夕焼けを背景に
寄り添う
小鳥のような
高校生の恋人達は
帰り道
逆光でシルエットになり
まるでひとつの
宇宙になった

確かに繋がった
純粋な手を
誰に引き離す権利な ....
  両手に抱えられるだけ
  かなしみを抱えて
  捨てに行く
  穴を掘って
  花壇の真ん中辺りに
  ここなら寂しくないでしょうと
  ささやきかけて
  そうしたら
  ....
まだ9:40
いつも通り電車に乗る
流れる景色は何くわぬ顔で
寸分の狂いもないフリをする


昨日と今日も
今日と明日も
寸分の狂いもないフリをする

気をつけて
騙されたら毎日 ....
君の声は依存性が強い なかなか電話を切れない

長い時間 話を聞きたい わたしから電話を切れない

 会いたい 逢いたい 合いたい
 アイタイ アイタイ アイタイ

 あいたい あいたい ....
あんたが生きたかった毎日を
死にたい死にたい言うて生きてる人もいて
そんな人と命の交換ができたら
どんなにええんやろうと思うよ

うちが生きることしかできひんなったんは
あんたが ....
雨が降ると
花は喜ぶのだろう
ごはんだね、ごはんだよ

日向がはじまると
猫は喜ぶのだろう
暖かいね、暖かいよ

空が広いと
鳥は喜ぶのだろう
気持ち良いね、気持ち良いよ

水 ....
いきおいよく少年が飛び込んだ
水しぶきキラキラ
太陽の光に照らされた、色とりどりの宝石は
産み出されては、一瞬で消え
産み出されては、一瞬で消え

やがて人々がいなくなると、水はそっと眠り ....
集めなさい
欲しいもの全部
誰がどう言おうと

感じなさい
あなた自身の感性で
誰の言葉も聞かなくていい

壊しなさい
目前の限界全部
誰が止めようと

教えなさいあなたの輝き ....
雨の日は泣こう
晴れの日は笑おう
雷の日は怒ろう
曇りの日はため息

シャボン玉吹いて
ロウセキで絵を描いて
野球して
三振して

ウグイを釣って
猫に食べられ
クーラーの下
 ....
乾いた土だらけの
広大な畑の中で
手を振る人がいる
呼ばれている人は
ずっと遥か先なのに
動きに反応して
手を振りかえしている
互いがこんなに離れても
どうしてわかるのだろう

ビ ....
梅ちゃんに、また会いたいなあ、

そうつぶやくと

また三郎に、あの風が吹いてきた

三郎は

ふいにじぶんに吹いてくるその風を

虚無の風、と呼んでいた


風に吹かれて幾 ....
夕方のあと現れた群青に

三郎はじぶんのからだじゅうの

すべての毛穴が開ききってゆくような感覚をおぼえた

そして

宇宙にひとり

ぽつねんと浮かんでいるような気になった

 ....
手の震えがひどい日は良く眠れない
プラスチック製の消臭スプレーを握ると
少し安定して
それでも眠れない時は
若者向けの深夜放送を疲れるまで見て
やっと僅かばかりの睡眠を得る
昼間会いに行っ ....
五月のかぜを渡るとき
遠いひかりは
よみがえる

あおたちの名の
車輪のなかで
一斉に
いま
みどりはかえる
日にかわる


 かじかむばかりの
 指だったのに
 いつ ....
鏡は

写真のようなものだ

あとに見れない

リアルタイムにしか見れない

写真のようなものだ


この世は光で出来ている

いや、ぼくらが目にするものは

すべて、光 ....
いつの間に決められたスタートラインに立ち
前を行く人々をぼんやり眺めてみる

たぶん彼らが羨ましかった
自分だけが
取り残されたような気がして
想いだけが
後から後から降りそそい ....
森の中 
木々を見つめることで開かれていく目

太い幹に彫刻された樹皮の模様 
日の光の熱
 季節の風が作った枝のうねり

いく層もの葉を重ね 
一つ一つが異なる緑の天蓋

 ....
2たす2たす2たす2たす
2たす2たす2たす2たす
2たす2たす2たす2たす

実力×実力×実力×実力×
外気ひく外気ひく外気ひく
マトリョーシカ÷マトリョーシカ÷マトリョ ....
僕の妹は背丈が大きい割りに
顔が幼いのを気にしていた
僕はそれでも十分だよと言っていたけど
妹はどうしても納得いかなかった

二人で町を歩いていると
きれいな女の人が歩いてきた  ....
 星空を君と見たい
 月が嫌いだから月のない夜に
 空が澄んでいて雲が確実に動く
 魔法使いが箒に乗って空を過ぎりそうで
 冬だけどこのまま眠ってしまいそうで
 君が横にいることがとても幸せ ....
 お前の腹が黒く染まってる
 お口はきれい事
 俺を利用できると思ってる
 俺は怒らないと思ってなめてる
 その言葉の裏にひそむトゲ
 この胸にきしんで刺さる
 痛い
 
 怒るのは簡 ....
言葉は無力だ。

僕にはこれ以上
もう何も伝える術がない

無力な僕の言葉は

乾ききった空気を
震わす事も君の頬を
涙で潤す事さえもできぬまま

この冷たい部屋に漂って
心虚 ....
庭の土を耕して
人差し指で穴を掘り
ヒマワリの種を植えたのが五月

まいにち
土の湿り具合に神経を尖らせ
やがて
いくつかの芽が出ると
お気に入りの芽を一つ残して
あとは全部引っこ抜 ....
夜空の星をピンセットであつめていた
明日はあなたの大切な日だからもう寝なさい
お母さんがそう言うので
私は集めた星をポケットに入れて眠った
夢を見ていた
星にはひとつひとつ名前があり
それ ....
体温は
ひとつになるアルビレオ
今日からは
遠心力で結ばれる

意志が
それを果てるまでと誓うだろう
ある時は照らされる者の影であり
そしてお互いだけが
救える日々の

満ち ....
 責められた
 ぼくは何も
 言えないよ

        最初にであったのは
        いつだったのだろう
        隣りにいた気がする
        気付いた瞬間の反応 ....
珈琲を挽く夢を見た

全てを失ってただ珈琲を挽く


小さな飛行機を欲しがる友人に

口を塞がれたのよ


道の上にただ座って

わたしは珈琲を挽く


珈琲を磨 ....
盗んだたばこを干し呑んだ冬枯れの日
降り積むひかりを踏みしめると泣いて
頭が乾いて冷たく割れた
おんなと名乗る人に連れられ
水垢まみれのざらつく家には
もう帰らないと告げる

曼谷の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こどもの挑発ブルース瀬戸...6*07/5/28 21:09
ハリエニシダ 2「ま」の字8*07/5/28 21:02
幸せの風景小原あき9*07/5/28 20:51
五月考嘉野千尋10*07/5/28 19:15
愛の形哀音0*07/5/28 19:04
好き、君の声北大路京介6*07/5/28 18:12
命の交換なかがわひろ...7*07/5/28 17:14
相思相愛の宇宙小原あき13*07/5/28 17:00
夢見る水壺内モモ子607/5/28 14:36
SUPERNOVA森川仁1*07/5/28 14:13
今日は天気?ペポパンプ8*07/5/28 13:33
手を振る人ぽえむ君12*07/5/28 12:39
虚無の風吉岡ペペロ407/5/28 12:39
精神のカルテ407/5/28 12:34
たもつ1107/5/28 9:37
面影千波 一也30*07/5/28 8:01
吉岡ペペロ107/5/28 7:00
続く世界優飛7*07/5/28 6:57
森への道いねむり猫207/5/28 6:28
暗算ヨルノテガム107/5/28 5:23
僕の妹なかがわひろ...8*07/5/28 5:13
愛する者達へはじめ5*07/5/28 4:03
お前があげたこぶしにくちづけを山崎 風雅707/5/28 2:59
透明な軌跡syu107/5/28 2:10
バス停Tsu-Yo1307/5/28 1:39
ビッグバン小川 葉707/5/28 0:56
アルビレオの誕生[group]たりぽん(大...10*07/5/28 0:24
両面キューブ零椅12*07/5/27 23:49
珈琲三条3*07/5/27 23:34
潮騒soft_m...13*07/5/27 23:31

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