あんなおれ
こんなおれ
そんなおれ
みんなおれ
おれだおれ
帰り道の踏切が夕陽の中でけたたましく鳴って、し
ばらくして私の前を、快速列車が辺りの熱を巻き込
みながら走っていく。自転車のペダルを踏み出しや
すい位置に蹴り上げる。

学校を出たのが5 ....
たとえてみるならガランドウ
気分でいえばそんなからっぽなはずが
石ころコトリ落ちていく空間もないほどに
枯れ枝はりめぐらされた
小宇宙、胸の中

新しい夢追うごとに
芽吹きの季節のたびに ....
その日はとてもいいお天気で
猫ですらも暑そうだった
私はベッドにうつぶせになって
布団に体を沈みこませていた

そのうちに
耳に聞き慣れた音が忍びより
私を、不安に陥れる
また、やって ....
広島への出張なんて
もう馴れたと思ってたけど
今日は新幹線の
閉まる自動ドアが恨めしい
これから会議だっていうのに
君の涙の理由ばかり
そればかりが気がかり

  帰り道、駅までの路地 ....
終着の浜辺
そこで未来が終わる場所
たどり着いた人々は 待っている

時の呼吸が止まる予感

心地良く吹く海風が
凪ぐように

たくさんの思い出と祈りが
もはや何処へも流れ ....
取っ手は行ってしまった
バイクの音がかすれた墨汁を片足で飛ばす

埠頭の上でバケツは
なわばしごの底にくるまれた
千鳥足の洞窟を
掘り起こすため釣りをしていた

エンジンのトマトは酢を ....
空がゴロゴロ鳴って
神様たちのボウリング大会が始まった

やんややんやストライク
まだまだやれるよスペアを狙え

ゴロゴロ

ゴロゴロ

神様たちのボウリングは始まった ....
何年ぶりかのあなたの電話から
あなたの声が少し枯れているのを聞いて
風邪などひいていなければいいのにと思います

時折繰り返される思い出話に
あなたの笑う声を聞いて
なぜか少し安 ....
「水流の果て」



鼓膜をふるわす深緑の葉音
幸せな季節のうららかな羽音

流れる

幾何学をまとった馬車の轍の下で
土の動物の思惟と哲学は時に溶けゆく

地球の宴には
 ....
東京、ぼくの見た東京
髪や服に滲みついた煙草と、酒と青春と


01/06/2007
イヤフォンは四六時中、質問を繰り返す
だから答えばかり眺めている
きみのいないところで
間違い ....
みんな嘘をついているから
私だって生まれていいんだ

嘘に紛れて

貴方のメーラーは
見張られているらしいので
私は
何度も文字を消す

せいぜい
そちらの雨はどうですか、とか ....
夏の雪ダルマ
季節外れで笑っちゃう

好きになってもいいですか
キミのことを

雪ダルマは真剣だ
雪ダルマには時間がない

私の前で
あなたが消える

好きになってもいいですか ....
厄日だから 外出しないで
朝から カレーをつくった
ハチミツを たっぷりいれ
世界の底から かきまわし
いちにち 火のそばにいた
アラハバキ
傷のあつまり
攻め滅ぼされても
なおよみがえる
ただひとつの欠片から
なお猛々しくよみがえる


アテルイ
胸に突き立つ矢と刃
ひとつの穴のような赤い花
背の ....
今日出逢う
目の前で{ルビ俯=うつむ}くの老婆の手を 
わたしは両手でつつみ、
握るだろう。 

この世界の何処かで泣いている人よ 
暗闇から差し出される 
この手が、君に見えるか 
 ....
ふうと一息
空に向かって
シャボン玉が膨らんでゆく

光に照らされて
青くなり
赤くなり
くるくる回る

たくさん飛ばして
気づけば
シャボン玉の空

地上では
アジサイが ....
こんな季節だから
風が、雨が、
眠っていたものたちを呼び起こす
過去には戻れないのだと
何度も復習したが未だ覚えられない

何度でも発作がやってくる
苦しみでも悲しみでも
なにもないよ ....
時を停めたフィルムの上で脈動するヒトコマ

流れていくと知りながら、その瞬間を望んでる

疲れかけた歩みの中で、触れた欠片

逃れていくと悟るのは、心の在り方を忘れたから


 ....
ピアノはなんともつれないやつ
思いどおりになんて
とうてい弾けない
僕の指ときたら
からまるか、つっかえるか、へたれこむか

あつかましかったのだろうか
だが、
初心者用にアレンジされ ....
背中が攣った瞬間 思い出した

あの女は神だった

僕は濡れた足を構わずに 生きやすい世界を覗く訓練ばかりをしてしまう

後悔とはこんな気持ちか 思い出した

あの女は神とはほど近 ....
男の子になりたいと
今でも思うときがある


女の子でよかったと
今でも思うときがある



女の子だから
スカートが制服
男の子になりたいと思った


体力テストの持久走 ....
胸ポケットには入らないよお前は
少し大き目だし ましてやiPodでもないし
そりゃあ 買い換えようとも思ったけど
まだお前でいいのさ 音楽が聴けるんだから

耳に蓋をして 外界から離脱して
 ....
道路を歩いていたらガムを踏んづけました
嫌だなあと思って靴を上げたらビヨーンと良く伸びました
そしたらプーンとパイナップルの香りが鼻にきたので
誰かがパイナップル味のガムを捨てたんだなあと思いま ....
さよならを言ういとまを
あなたはくれないだろう
私の知らないうちに
あなたはどこかに消えるだろう
夜空の星はいつまでもそこにあるわけではない
青空の太陽はいつまでも輝くわけではない ....
そとが雨だからいけない

夕方になったからいけない

いも虫のようにねむる

からだを抱いてねむる
過ぎて行った過去に
一体どれほどの意味があれば
僕らは満足するのだろう

降り出した雨に
本当はこれっぽっち意味なんて
いくら待っても無いんだろう

思い上がりに仕組まれた
鏡の中の ....
風薫る五月は様々なニュースを吹き流し
五月雨が哀しみをぽとりと垂らす

滲んでいった誰かの想いを背負って
命にきりきり舞いしているときは

ライオンが行ったり来たりしている様子や
猿 ....
 
 
 /雨が降ってる
  小さな砂漠なのだと思う
  講師は教壇に立ち
  黒板に自分の名を書く

  「倉持康雄」


はじめまして、倉持です
皆さんにとって実りのある研修 ....
首を傾けたまま
縫い針を
炎で焼いて
縫いました

ひと針
ふた針

み針目で
あなたは目を覚まし

俺の目を縫いとめるのは誰だ

と申します

私は器用に玉結びをした後 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おれ小川 葉2*07/6/9 1:23
ダイアリー・ダイアリー 3・21平山ネムデ107/6/9 1:17
ガランドウ七尾きよし3*07/6/9 1:09
暗闇の中から、また叫ぶ麻生ゆり11+*07/6/9 0:55
麗ちゃんで「7番」[group]たりぽん(大...8*07/6/9 0:51
終着の浜辺でいねむり猫3*07/6/9 0:44
チョン 2砂木5*07/6/9 0:44
神様のボウリングなかがわひろ...3*07/6/9 0:18
声に2*07/6/9 0:17
水流の果て古河 セリ307/6/9 0:04
東京無音日記はらだまさる32*07/6/8 23:56
お天気ドールuminek...5*07/6/8 23:53
夏の雪ダルマ3*07/6/8 23:37
そろもん(結界の話)みつべえ107/6/8 23:35
ノート(我いまだ まつろわず)[group]木立 悟507/6/8 23:19
青炎ノ人 服部 剛6*07/6/8 22:46
シャボン玉の空ぽえむ君14*07/6/8 22:27
明ける空に、アルビノ107/6/8 22:22
『ワンシーン』しろいぬ107/6/8 22:07
四十の手習い美砂5*07/6/8 22:03
まぁ、見てみろよ那津207/6/8 21:51
男の子 女の子秋桜7*07/6/8 21:32
街の指揮者酸素の枷107/6/8 21:21
パイナップル。もののあはれ13*07/6/8 21:10
奇跡について佐々宝砂1207/6/8 20:27
嗚咽ミゼット4*07/6/8 19:26
糸電話は震えるか。プル式4*07/6/8 17:56
*植物園まで*かおる9*07/6/8 17:14
雨音たもつ1607/6/8 17:04
望みふるる11*07/6/8 16:47

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