天井まで届く
モノレール
わたしが常に憧れていた風景
青空に
上司に誘われて
いじめを食べに行った
やっぱりいじめはうまいな
と言う上司に
ただそうですねと頷いた
これだからいじめはやめられない
とも言った
しばらくして店が潰れ
それ以来上司 ....
チキン野郎はどこですか。
チキン野郎はどこですか。
勝負しますか、しませんか。
それとも竜田揚げになりますか。
チキン野郎はどこですか。
チキン野郎はどこですか。
明日に向かいますか、 ....
あの人は嘘が吐けないから
エメラルドグリーンノ蝶々
をあげる
と云いました
きっと
キラキラが好きだと云えば
ラメ入りなのだ
と答えます
一緒に見た
アメリカンショートへアを ....
「がんばりました」
とても短いけど
私の学校での一日の感想です
毎日ノートに書いて
お父さんかお母さんに見せます
そしたら何でもいいから書いてもらって
次の日に先生に渡します
毎 ....
*幻覚
遥か幻覚の彼方、山脈の柔肌 私のLover
天高く登るバイシクル 白く轍を残す私の信仰
「O」冠する円周率の銀輪廻す 永遠の恋に
満ちる幻覚 現実、Toy×越えゆく懺悔 ....
柔らかな白い歯でゆっくりと噛み砕いていく
罫線付きのノートにあるのは、
二十四本の水平線で
僕たちはいつだって ノートの枠をずっとはみ出した
その先にある白い宇宙に 丸まりかけた鉛筆を使っ ....
おんなの子が 銃を
ぶっ ぱなしているけれど
おとこの子の 詩のほうが
弾丸よりも はやく
相手に 届いている
関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc. ....
ひとりきり の かえりみち
いつもと おなじみち なのに
なぜだか きょう は
ちがうみち のような きが した
あのこ と かえる かえりみち
いつもと おなじみち な ....
男から暴力をふるわれていたという女
その告白
生身をまえにして
紙で読むようにして
その告白
男から暴力をふるわれていたという女
俺はちんちんで
それを聞 ....
明方に良い歌が思いついた
それでちょっと口ずさんでみたよ
あなたの様に感覚的で、一番盛り上がる部分で気持ちが昂ぶるような
そんな歌では無かったけれど
私が創った ....
冷たい風は ワンピースをすうっと抜けていく
ふと 夜を見上げたら
三日月と目が合った
「あんなバカはおまえだけだ 笑うぞ」
三日月は笑ったのだろう
形が歪んで
斜めにヒビが入った気がした
....
六月の雲がゆっくりと上に迫る
スーツの男が鞄の傘ではたまらず駆けだす
かたわらでぼくは
そっとつままれたまま
雷と雹を孕んだ姿で
上下するのどぼとけに合わせた
きみの乳房を
後ろから ....
わたしは深海に漂う水の泡
孤独に苛まれ紺碧の檻の中
どこまでも寂しく漂うのみ
天から射し込む幽かな光に
引き寄せられて誘われて
虹色に輝きを変えても
決してどの色にも染まれ ....
りんごの皮を剥いていると
こんなことを聞かれたのです
それってさ
どっからりんごなん?
絶句しました。
応えをいろいろ考えたものの
どうにも私には答えられないということに
いきつ ....
ふと思い返してみれば
僅かなものしか残されていなかった
まるでまさに今
物心が付いたばかりの子供のようだ
でも何かが違う
好奇心が欠けている
目にする物は見慣れた物ばかり
....
―半眼 仰向けにソファからガラス棚の中へ
帆船模型の帆が擦り切れる様を想像して、視線を窓外に移せば
季節の欠片がもろもろと崩れながら天気雨に縫い付けられていくところだった
中庭の、陽の当た ....
どんどこどこどこ
どんどんどんどこ
とおくとおく
遥かとおく
かみなり様が太鼓を鳴らしている
部屋になんかいられない、早く外に出よう
傘はいらない、飛ばされちゃうから
長靴も、か ....
この宇宙のどこかで 広がる景色は
どれだけの時間を 刻み込んでいるの
海の底に沈む 悲しい歴史は
変わらない気持ちを 物語っているの
真実の愛も 錆びついてしまえば
嘘に変わ ....
君の笑顔が例えば 私の知らないところで
泣き顔に変わろうとしていて
私にはどうしてあげることもできないけれど
あなたの大好きで愛してやまないあの人は
きっとそんなあなたを見つめていてくれるから ....
草色の羽
水はじく羽
鈴の手を聴く
鈴を見る
夜と宵
光と声が
同じでいられる影のなかへ
指は撫でるように沈みゆく
荒れ野を見つめる
片目をふせる
はざまゆ ....
風が
雨を弾く
六月が
雨を弾く
雨が
雨を弾いて
少し
激しくなる
君が
雨を弾きながら
向かいの後者に駆け込んだとき
一本だけ切れた弦が
音階を ....
緑の山に響くのは
わたしの声か 呼子鳥
夏の滴りに濡れそぼち
わたしはわたしを呼んでいる
遠い風に乗り響くのは
わたしの夢か 呼子鳥
それともあのひとのささやきが
わたしの耳もと ....
あれから 三つ歳をとって 僕らは再会した。
彼女は 相変わらず綺麗で
その横顔は 昔のまま優しかった。
君は突然 僕の手を握り締め
その手を開いたかと思うと ....
君のことを想い
涙したり 笑ったり
君のことを考え
悩んだり 妄想したり
君がいるだけで
僕の頭の中は いつも フル回転で
君という存在が
僕にとって とて ....
自転車を押しながら
二人で歩く 夕焼け帰り道
家までの道
ゆっくりゆっくり
二人の歩幅
ゆっくりゆっくり
二人の時間
一秒でも長く 一緒に居たい ....
だだっ広い公園で
私は男の笑顔に手を突っ込む
零れるほどの濃度の渦が
ゆらり くらり
と囁き合う
紙風船が空高く飛ぶ
くしゃり くわり
私の手は一瞬の間で
木々をすり抜け
プ ....
黒い塊が空を支配し
重たい空から大粒の雨が降る
木々の葉を叩き落すその雨の中で
青空を見つけた
晴れている日なら
青空は当たり前だけれど
今は
幸せを見つけたような気がする
い ....
眼鏡が曇って
それがなんだか気持ち良くて
梅雨っていいものかもしれないなんて
思ったりして
ふざけあいすぎて
ほころんだ気持ちを
梅雨の雨は優しく包み込んで
梅雨 ....
踏み出す、さいしょの瞬間がなによりむずかしいもの。
迷って悩んで、スタート地点までをぐるぐると巡回する。
いまだ進めないでいるのは、何かが不足しているから。
....
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