こころは今、穏やか
あの頃にみた
夏の坂道で
一斉に立ち昇る綿毛

花が行く、
歩き急がないで
だけど抑えられないのは
高揚
澄んだ青に
フォルテを描く

ステップを踏む、つま ....
 夢の中に巣くった蜘蛛

 かたくなに

 何も残せぬまま時は過ぎて

 想いは届かない

 胸の中で点滅するあなた
ごんごろろ
ごんごろろん

助けてと聴こえる人がいて
愛していると聴こえる人がいる

ごんごんごろろ

転がり落ちることを
悪いことのように想起する人がいて
恋に落ちると聴くと
 ....
ふとした瞬間に青い空
僕は心臓を砕かれた
あれほど危険と言われていたのに
ふとした隙間に青い空
僕は心臓を砕かれた

無心になりたい
真空に
舞い散る光に
目をつむって
無心になり ....
来年のことを知らない。
明日のことを知らない。
次の瞬間のことを知らない。
先のことは何も知らない。

だから不安?
だから期待?

状況は誰もが同じ。
あなたは不安? 期待?

 ....

スコッチが傍らにあって
よく俺の話を聴いてくれたものだった
時には氷で返事して
盛り上がっちまうと
すべてを吐き出せる
そんな関係だった
ロックの多かった俺は
ことさらにお前を必要 ....
プラットホームに無数に付けられた
チューインガムの黒点が
未熟な夏の気温を
幾分か下げている気さえして
ぎんいろの屋根に逃げ込む

そこから視界に飛び込む紫陽花の
無防備な一片は
まだ ....
夜がさらりと降りてくる

目覚めない
女の髪のような

さっきまで長く長く伸びていた影は
地面に溶けてしまった

あるく
あるく
よるのみちを

夜が満ちてゆく
そこここに
 ....
山の奥に入って行かなければ
採ることのできない昆虫が
都会の真ん中にたくさん生きている
虫網を使わなくとも
高価なお金で獲得できる
採る楽しみよりも
持つ楽しみに変わってきたのだろうか
 ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
太初の日、
神さまは大きな畑を耕しました。
そう 新たなる収穫を得るためです。

愛そのものである神さまは、
ご自分の愛の種を、
畑にまきました。
そうしてご自身のからだを輝かせて、
 ....
夕暮れ 
母校の校庭の隅に立つ 
{ルビ巨=おお}きい{ルビ欅=けやき}に額を押しつけ 
涙を絞って泣いていた 

この木のまわりに穴を掘り 
子供だった僕等の宝を入れた 
卒業前のあの ....
雨はキライだ
ほどけた靴ひもが
うまく結べない
駅までの道を雨の中歩いていて
改札に入ろうと財布から定期券を出して手に持って
けれど指からすり抜けて濡れた道路に落としてしまって
だから拾おうと僕はしゃがんで
水の流れるアスファルトを爪で引っ ....
ひたむきだから
汗をかく

それは
おろかであるかも知れないけれど
ふしあわせの向こうが
しあわせであったり
するもので

虹は
しずかに消えてゆく


あおぞらがき ....
自分は正しいのかと悩むのはやめておこう。
人というものは間違いだらけなのだ。
悩むとするなら、そう、自分はどこで間違ったのだろうということだ。
垂れ込めた 雨雲の下
その街は 午後を迎える

あの路地を
右へ折れると尻手黒川線
左側は商店街

猫の通う 細い道
衣料を商う 廉価店や
まだ 人のまばらな飲み屋街

気の早い ....
まどろみを さめたり もぐったり

白日の 季節の かいなの なか

体力は うばわれ

けだるさに 眠って

窓を 吹いて くる

れもんの 風との トランスファー  ....
ひどいことを
じつにさらさら言い募った後で

ごめん
あたし、
心を病んでるの って

えもいわれぬ大噴火を
だから布団に叩きつけた

ごめんな、
お布団
 *歌と伴奏と踊り

ハーディガーディ謡う 尽きない肺で 永遠に謡うよ 妊婦の後ろ

   ―Tanトゥゥ-rwル・Tanトゥゥ-rwル・Taxxゥエii-ルゥrwル'ルェ


ハン ....
チャイムが鳴ったので玄関に出てみると
天使が立っていた
私は追われています、かくまってください
僕には断る理由もなかったから
そのまま部屋に上げた

天使は部屋に入るなり
ど ....
地球の軸を抜き取って
近所の人たちを串刺しにして丸焼きにした
お腹は大分空いていたので
量は大層なものだったけれど
ぺろりと食べ終えた

少し足りない気もしたので
もう一串焼 ....
さあ自分を腑分けしてみよう!
まずは胸にさくっとナイフを入れて
白くきれいな骨をこりこりと切って
どくどくと動く心臓を見てみよう
今にも血があふれ出そうなそれは
さぞかし傲慢なのでしょう
 ....
  一 「ミッシング・ピース」

手渡されたたった一枚の
欠けた切符のように
行き先でもなく
日付でもなく
空白のはずなのに
それ以上に大切なものを
どこかに忘れたまま
 ....
はじめての深呼吸は
君に会えない夜に
街灯にうかれた虫たちを
見上げる時の角度で

  波を見上げる魚でもない
  雲を抜き去る鳥でもない

手に入れた感情の
空虚な その熱さ
埋 ....
雨が地面をいじめて
僕は大声で叱ってみるものの
すでに蒼の世界
綺麗過ぎて僕は
おじけづく

ペットボトルが
汗をかきはじめたら
いつのまにやら
すでに雨は幻

(儚いね)

 ....
近頃やたらと
涙もろくなっちゃった
なんでかな

自宅で映画の予告編を眺めていても
気がつくと
ぽろぽろしている
自分に気付く

やっと梅雨入りしたんだってね

紫陽花は
お隣 ....
最貧国の一つを 悲劇が襲いました
慣れる事の無い叫びに 逃げ惑う人々
貧しさからの脱却を、啓蒙を説いた人々でした
悲劇を繰り返さぬように 口を閉ざすのです

悪の温床は地下へと潜りました ....
アパルトマンの思い出
しっかりと描かれてる
19世紀のカテドラル

パイプオルガンの音色
荘厳に鳴り響いていく

厳粛な面持ちで二人は
教皇の前で契りを交す

待ちわびた日は訪れて ....
彼女の得意料理
ラザニア

泊まる時はいつでも
ラザニア

外はカリっと
中はトロっと

ホクホクしてるやつ
チーズの沢山のってる
ラザニア

平日でも
休日でも
毎日で ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花が行くかのこ907/6/15 19:18
蜘蛛山崎 風雅2*07/6/15 19:11
転がって、そして転がってアマル・シャ...207/6/15 18:59
青い空ゆうと4*07/6/15 18:37
目隠し美琴307/6/15 17:31
一人寝の子守唄アマル・シャ...15*07/6/15 17:13
黒点銀猫19*07/6/15 15:52
ふるる25*07/6/15 15:28
昆虫採集ぽえむ君19*07/6/15 14:55
恋しくて小原あき16*07/6/15 11:27
存在の収穫jesusm...107/6/15 10:36
夜の校庭 服部 剛11*07/6/15 9:36
路上にて水中原動機107/6/15 8:54
定期券水町綜助13*07/6/15 8:51
あおぞらがきれい[group]千波 一也17*07/6/15 8:43
悩みDoGear107/6/15 8:21
その街アハウ1207/6/15 7:49
ランドサットモーヌ。21*07/6/15 6:52
ごめんな、お布団FUBAR7*07/6/15 4:37
呪詛:妊婦の腹を刳り盗る手廻風琴六崎杏介307/6/15 2:56
天使の悪魔なかがわひろ...2*07/6/15 2:34
食欲の底3*07/6/15 2:25
腑分け麻生ゆり5*07/6/15 1:06
パッセンジャーズRin K43*07/6/15 0:40
ディラックの空たりぽん(大...14*07/6/15 0:31
夏の生まれた日ゆうさく3*07/6/15 0:22
恋月 ぴの37*07/6/15 0:03
ソネット 裏と表月焦狼1*07/6/15 0:03
アパルトマン3(カテドラル)yoyo3*07/6/14 23:48
ラザニアkei99207/6/14 23:29

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