その日が楽しみで、眠れなくて
二時間ぐらいじゃ二度寝するのに
遠足気分で寝れない
初めて行ったホテルは
とても大きくて綺麗で親切で
眠かったけど
楽しくて
大 ....
真夜中に夢想する精神(こころ)
セックスしてる姿のまま化石になった
男女の生き物のつがい
恐らくはホモ・サピエンス(人間)
ご先祖様たちは死んだ後も愛し合っていた
その巨 ....
心のスペクトルは
群青色
青い青い波が
私の心を洗っていく
洗われて 洗われて
私の心も深い青となる
それは
深海の色なのか
それとも
闇夜の深さなのか
ラジオから流れてくる
何気ないナンバーに
心動かされたりする
気付くと世界は歌っていた
木も歌っている
草も花も鳥も歌っている
石ころも雲も風も
空も太陽も月も星々も歌う
私も歌う
....
きみは激しく泣いていた
初めて背負う肉体の重さと、
もう止まることのない時間の速さに怯えて
予想もしていなかった祝福と、
手荒い歓迎の痛みに驚いて
きみは激しく泣きながら産まれてきた
....
その海で 泳いだ人
軽やかな 知識人よ
その海を 滑る戦士
重厚なる 軍団長よ
その海に 身を投げ
体が硬直し 潜在意識で
次もこうなるなんて 思わないで
その海も 選択違い
でも魚は ....
願いは叶えられない
もう口付けを交わす事はない
遠い場所で言い訳を並べようと
誰に届くというのだろう
私の言い訳はまるで
雨は蟻の様に行列をなし
私の残り少ない純粋さを
蝕んでい ....
明日 朝 起こさないでね
やだ 起こす
そう じゃあ おこすて
おこすて?
うん 明日 朝 おこすて
え じゃあ おこさない
そう よかったわ
電話 ....
遠い過去がちらついて、たまにぼくがおかしくなる
だいじょうぶ
だいじょうぶ
もう、思い出すことも出来ないから
古い記憶に埋もれて
ふとしたことも思い出せないから
....
拳銃を取り出して 僕は彼を撃った
魂を売って 娼婦でない女達を
晴れ間とはこういうものだよ
なんて言って
感覚を取り除いたからだよ
上手く動かなくなった指先が
背中の硬直をより高めた
....
その広い丘にはドアがあって
朽ちかけたドアだけが、ひとつ、あって
その横で佇んでいる、家族だった影が
心を裏返すほどにゆるしたかったものは
自分たちだけ
だった
ドアを開けると道が広 ....
雨が降った後で晴れた五月の日に
出窓を開けて扉を開けて
新鮮な空気の一つの通り道を作る
そのとき風は確かにある
まるで長い棒のようにして
僕は出かける準備をしている
床のすき間にはいっ ....
もう百円玉じゃ温もりは買えなくなった
冷たい缶コーヒーを握り締めて
さめざめと泣いたり出来れば
明日の朝は幸せなんだろうか
どうせなら何処か遠くで目覚めたくなって
小さい窓から這い出して ....
気圧の低い日には目線が低くなる
その低い目線でうろうろ家を出た
いく所もないので小さな喫茶店に入り
メニューの一番上の一番安いエスプレッソを頼む
最近エスプレッソとなかよくなった
珈琲の ....
僕の中心が
もしも 僕 ではなかったら
僕は僕と言ってはいなくて
僕はいなくて
でも 私 はいて
僕らの中心が
もしも 彼女 ではなかったら
僕らは私と言ってはいなくて
私は ....
とりあえず
行く
イライラして
試着室では
剥ぎ取るように
脱ぐ
あれも
これも
全部欲しい
マネキンが着ている服を
脱がせたら
裸になった
ざまあ見ろ
大嫌い
子供の ....
幸せな夢から覚めたら
恋人がたくさんいて
誰とデートしようか
吐き気を抑えながら悩んだ
恋人なんかいらない
面倒なだけだ
たくさんなんかいらない
ひとりだっていらない
まったくいらない ....
湿っぽい
そんな日を
待ち続け
それがあの日を
思い出さすなら
いっそのこと
それであの日を
忘れられるなら
すぐにでも
いつかまた
そんな声が ....
無意味な焦燥と
暗い部屋で
一人
電子機器を見つめる僕の両手は
四角に向かうことも忘れて
外に飛び出したはいいが
簡単には言い表せない感情と忘れた言語と戦いながら
....
私の部屋の壁には
いくつかの種類の顔が掛けてあって
私はその日の気分によって
それを取り替えているのです
私の部屋の壁には
老人もいれば
きれいな女性や
端正な顔立ちの ....
よのなかのもんだいについて
おとなたちがぎろんしている
わたしたちは
なにはなしてるの
と、きく
こどもには
かんけいないはなしだから
あっちいってて
と、おとなたちはいう
そのいっ ....
昇竜拳が上手く出せなかった
ヴェガのスライディングキックは卑怯だと思ってた
スクリューパイルドライバーなんて夢のまた夢だった
波動拳を喰らえば小声で
「イテッ」
友達にタイガーショットを ....
やさしくて
不器用な俺たちが
さいごには
獣のようになって
果てる
やさしくて
不器用な俺たちが
さいごには
獣のようになって
■ http://johnyorizo.exblog.jp/5699448/
(こちらから引用)
忘れものを とりに来た
君と僕とで とりに来た
....
笑うと顔がつっぱる
さっき泣いたからだ
星空を見上げたら
涙でにじんで
ボロボロと崩れ落ちた
カワイソウ
カワイソウ
泣いてる私はカワイソウ?
....
夜の海
月の下に浮かぶ君
余命三ヶ月
メールなんかで伝えてくるなんて
近代文明は余計な事をしてくれる
僕は罪を犯しているのだろうか
肉も 魚も 野菜も 食べる
嘘も 争いも 差別 ....
朝埼京線の中で
学生の頃好きだった人を見かけたよ
もう十年になるんだね
なんだかやっぱり素敵だね
青臭かった僕の見る目でも
間違ってなかったね
化粧が薄くて色が白くて
どこか悲しそう ....
ダークフルーツケーキを焼きました
小さな幸せ感じたくて
2週間も前から生地を寝かせて
部屋じゅうに
たっぷりのブランディと
甘さを抑えたメイプルの香り
いつもの ....
昔、インディアンが他の部族と闘う時
戦士たちは
死ぬにはいい日だ!
と、威勢を吐き
闘いに向かった
命は大事
でも、命以上のものもある
死ぬにはいい日 ....
人は吐血しながら
走れたりするのかな
どれくらい際限なく走れるのかな
あなたのためにと断定して走ってられるかな
たくさんのものを大切に失くしたんだね
明日じゃ間に合わなくなるなんて大した ....
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