僕はときどき深く潜りこまなければならない自分を抱えている
僕はいつも以上にきみとの距離をはかりがたくなってしまうが
言葉と音符が似ているのならば変換ソフトがあれば良いと想う
つまづいている地球が
プーチン化しないように
大好きなきみのYouTubeを
こころの所在を忘れた者だけが
占有しないように
誰もが過去のプチプチを
潰しているんだもの
....
黒いジャケットを
着るということ
その中に
明るい未来を
描いていること
少しの笑みが
壁を越えていかないように
シャッターを切り
尖った肩で
並べていくこと
鏡がなく ....
悪魔とお茶を
ある晴れた昼下がり
あなたと出会ったその日に
悪魔とお茶を
わたしは歩き続けていた
まだ暗い山中を
朝の鐘の音が鳴り響き
皆が仕事場へ出掛けた後
ひとりその場に崩れ落 ....
急激に色褪せていく 黒曜石を、投げ反す 醜悪な鵺が閃き、過ぎる全容は静かなバラックの奥に。
雷雲に、塊。砂糖が卵上の熱を生む。明かりを近づける印影で 地下室に閉じ込めた覚悟とお喚び。
めらめら ....
ハイデガーにも 愛人がいました
プーチンにも 愛人います かね
エドワルダっていう 娼婦だとか
呪われた時間
ほう 惨事動画を 見ている間
またライブが ゆがめら ....
○「アンバランスな世界」
死にたがっている人たちがいる
一方で
生きたがっている人たちがいる
世界は
なんとアンバランスなんだろう
食料を毎日捨てている人たちがいる
一方で
食料が乏し ....
生きていることで知っているのだ
生存する街の行き交いを
色と 光を知覚しながら
交差点に でも 僕は思いを
交差して すれ違う車を
二〇一九年九月一日 「詩論」
音には意味がない。
二〇一九年九月二日 「詩論」
小学校時代に飼っていたカイコを思い出す。カイコは、飼っていた箱のなかに入れてやった毛糸の ....
弱音を吐いた
正直に言った
誰かしら聞いてくれたら
元気になれるから
でも甘えだったのか
こんな哀れな私です
そんなことないよ
決まったラリーを期待して
皆に救ってもらって
いく ....
しかし、そこには因縁が生じた。
アイソニアの騎士と、エミル・アザルとの戦いである。
アースランテの千人隊長たちは、
こぞってアイソニアの騎士を褒めたたえた。
彼らにとっては、サンクト・ガリ ....
アイソニアの騎士は巧みにガイザ・ネハの視線を避けた。
これは、彼が一定の魔法の知識を身に付けていたことを意味する。
エミル・アザルは舌打ちする。
ガイザ・ネハを召喚できる時間には限りがあったので ....
ガイザ・ネハの目に射られた者は、狂戦士となる。
狂戦士、すなわちバーサーカーである。
己の理性を失った者たちは、周りにいるすべての者たちに、
攻撃をしかける。例え、それが味方であろうとも、敵であ ....
真夜中の2時過ぎに
リヴィングで物音がするのに
気付いた
隣の女は小さな寝息を立てて
起きる気配はない
俺は女を起こさぬように
静かにベッド脇のデスクから
コルトを取り出すと
リヴィン ....
青い空が水晶の塊のように浮かんでいる
難破した砕氷船が沈んで
空のクレヴァスに紡がれる物語
大きな心の屈曲を抱え
帰港すべき場所を探す
青い空を突き抜け
漆黒の宇宙を見出すとき
輝く無数 ....
自転車で駆け出した 幼い私のよろめく背中で 静かにそっと離された腕
あの腕のやさしさに ずっと気付けなかったから 私は今日まで 独りきり
{引用=孤独という架空の質感}
脳の北半球を俯瞰して人魚を数えた
四を三つに切って酒瓶を左に折れる
鴎と散った手紙の風が結わえ損なったもの
互いの時間の屈折率
きみの脚が鎌首をもたげている
....
夜になると思うけど
いちにちで恋をひとつ作り上げて
いちにちで恋をひとつ
棄てよう
とおもう
曜日ごとに違う匂いの夜風に
少し鉱物の硬さが加わる日なんかは
心の古いところまで ....
蓮舫と言えば
昔ワニブックスからだした
写真集の
おっぱいの先に泡を付けた
画像が有名だ
史上初の泡おっぱいの国会議員として
史上初のヘアヌード国会議員の三原順子と
並んで歴史に名を残す ....
渡すことの想い
受け取る覚悟
決着の月曜日
円を描いて、アイソニアの騎士とエミル・アザルは着地した。
砂埃が舞い上がる。それが一瞬の隙だった。
アイソニアの騎士は、エミル・アザルの目を攻撃する。
しかし、その勝敗は互角に終わった。
....
アイソニアの騎士と、エミル・アザルは、
空中で錐揉みしながら戦った。
アイソニアの騎士は長剣で、エミル・アザルは短剣で。
しかし、アイソニアの騎士の剣はなかなか一歩までとどかなかった。
エ ....
わずかばかりの魔法だが、アイソニアの騎士にも魔術が使えた。
いわく、「青白い光の魔法」「風雪の魔法」。
アイソニアの騎士は、普段それを頼りにすることがなかった。
しかし、エミル・アザルに対しては ....
闇が広がる
殺された光だ
茫漠と冷え切り
意識を占拠する
出て行っては戻って来る
戻って来ては出て行く
真夜中の悪夢
繰り返し繰り返し
穴が開いた虚空
逃走する防空壕
猛スピー ....
誰だって物語を持っている
その証拠にほら
心臓が動いている
摂取する情報の取捨選択
それは物語強化のための摂理
争いの原因はいつも
異なる物語のせい
みんな知らないだけな ....
高層ビルの屋上は
空にいちばん近い場所
憧れにはまだ
手が届かなくて
背もたれたフェンス
微かな痛みを
切り取ろうとした
いま飛んだら
誰かの翼になれるかな
軽い気持ちで ....
6時間以下の睡眠を2週間続けると
徹夜明けぐらいに能率が下がるという
だから毎日2時間多く寝ると
毎日2時間の残業を
しなくてよくなるかもしれない
しかし毎日2時間の残業代で
毎日 ....
誰かの手から零れて、真夜中の街路で砕けたウィスキーのボトルから流れ出る僅かな酒は、病巣に塗れた誰かの喀血を思わせる、ささやかな色合いはいつだってほんの少し、呪いみたいな印象を残す、お前みたいにせせ ....
わたしは殺されているべきだった
雪あかりの眩しい清らかな泥の入り江に
一切の終わりは奪われ
寒さにたじろぎながら握ってきた僅かな時間が脱兎のように消えていく
凍てつく手を握 ....
こぼれ落ちる色たちを
あなたは、
なだめることができますか。
ギスギスした赤が
ゆっくりと滲んで
空にひろがれば
ぶきみな瞳も
きえてゆくかもしれません。
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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