誓いはすぐくずれそうだ
あんなあとに
もう現実の背中、その一群
ピアノ
トレモロ
おんなのからだ
誓いはすぐくずれそうだ
あんなあとに
もう現実 ....
あンたがいつでも泣きにこられるように
冷蔵庫にはいつでもスプーンが入れてある
晴れ上がったまぶたをこれで冷やしなよ
放っておくと酷い顔になるぜ
もうなってるけど
もっと酷くなる前に
ス ....
腕を虫が登ってくる
ウデムシ
ウデムシ
誰も助けてくれないの
誰も助けられないの
よく見ると
サイに変わった
小さなサイ
その後からカバ
メルヘン?
腕を虫が登ってくる ....
送ったメールに返事がない
いつもなら
すぐ返信が来る
それが今日はこない
なんで?
そんなこともメールできないし
この空白の時
空から降りてき ....
畑の真ん中に残された僕
両腕は 真一文字に棒の様
関節なんてありもしない
足は土の中 固定されてしまった
この場所が全て
スキップなんて夢なんだな
山が遠い 空が高い
棒の腕 ....
私はほっそりしていて
身長は高いほうである
私は風雨にさらされても
風邪などひかず健康なほうである
だが
私は夜行性である
そのため
私は夜の仕事をしている
夜の仕事といっ ....
明日にはどうなるか
わからない世界に
生きている
活きていきたい
無駄にはしない
今日の空
今日の風
今日の夢
今日の君
今日の僕
大切 ....
ほんとうのことは
今俺がお前の中にいること
どれほど身体すり減らしているのか
知りながらお前は綺麗な眉をひそめて
お前の中の俺を撃ちつづける
挟まったフライドチキンを爪楊枝で遊ぶ
この ....
私だってね
私なりにね
考えているんだよ。
このチクチクした頭をね
もう必要としないなんてね
ひどい話だよ。
なんだかね、
頭から否定されてね
じゃあ私は何なんだよ。
じゃあ私は ....
近くて遠いあなたの背中
手を伸ばせばすぐそこにあるのに
触れることが出来なくて
しっとりと響くあなたの声
私の中を反響して心振るわせる
愛しさは戸惑いとなって
....
何を考えても何を思っても
良い結論も良い考えも
何も進展しない
あたしの未来は大丈夫なの?
そうママに尋ねたら
「何とかなるさ。」といわれた
何と無責任な
本当にわかりませぬ、何事も
....
別れ際バイバイ、手を振る
君のはじまりと僕の終わりを探す
一生懸命ハイウェイ、加速する
最高速はもっと
地底深くをライトスピード
待ってられない、誰かの足跡
を辿る旅、もう飽々 ....
季節の針は梅雨ど真ん中をさし
天気も梅雨らしい重たい空を示す
しとしとと溜め込んでいた湿気を
吐き出す雨は降り止む事を知らず
と言う風に全てが予定通りに進めば
なんとなく安心できるの ....
{引用=
拝啓 北大路京介様
あなたと同じ世界で 生きていたくありません。
あたしと同じ世界に あなたが生きていると思うと息苦しいです。
朝 ....
僕が僕と出会って 時計は何周しただろう
僕と君が出会って 地球は何周しただろう
嗚呼 そんなことばかり胸をよぎるよ 何故かな
今日も 明日も その先も空が悲しいと呟く
肌に触れて やっと僕 ....
殺しあったり自殺したり
争ったり憎みあったりいがみ合ったり
それは仕方のないことで
脳みそやらDNAの仕業であってね
オレたちは生まれてくる前から
邪魔するヤツらにヘンな酵素爆 ....
転がる波は足元へ逃げ遅れを残し
また、海へ戻って行く
平衡感覚が無くなる
不思議な感覚
押し寄せる恐怖は波の様
錯覚ではないようなこの錯覚
制御しきれずバランスを崩し
砂と塩水との境界を ....
サイドウインドを下ろすと、波の音が聞こえた。
半袖ではまだ肌寒い季節。
新聞が毎日のように失業問題を取り扱っていた、97年。
私は、サファイアの街を訪れたことがある。
清潔な食布、簡素な ....
浴槽に浮かんでいた小さな虫の死体
小さな小さな
わたしが少し波を立てたら
もう沈んで見えなくなった
彼は
どこまでも広がる青空を見ただろうか
暖かな太陽のひかりを浴びただろうか
....
世界の終わりを見ていたかった
がたりと崩れるその音を
僕は見ていたかった
かなしみが舞う様を
希望に見えた気がしたんだ
しほが着ている服が好きだよ
ねえ
古着屋に行こうよ
って
昔出会った女の子
久しぶりに会って
互いに目で女子高生を追いかけながらの会話
雨がシクシク泣いていて
異臭放つアス ....
泣いているのですか
どうして泣いているのですか
理由もわからないのですか
笑おうとは思わないのですか
醜い泣き顔も
醜い笑顔も
わたしは見たくありません
それでも
笑うことしか ....
さようなら
さようなら、
空を
じっと
眺めている
百千万の兵隊が
降り注いでいる
擦り鉢状のせいめいに
朝が、
手渡されている
擦り潰すの ....
少年は靴を履いていなかった
ぼんやりとした瞳で
橋の上から
流れゆく川を見ているだけだった
少年に親はいなかった
預けられる場所はあるものの
そこは少年のいる場所ではなかった
少年は ....
真空に耐えられなくなった深海魚は新婚早々に鋼が滑り落ちたがドの音を♯とした夕暮れ時に三日月が暴れだして早く出せ早く出せという紅しょうがの上で踊る鰹節の工場見学には刃こぼれが激しい錆びた日本刀が的確に命 ....
エレベータを降りるたび
涙が走る
この涙はいったい
何を追いかけて
頬の上をすべるのだろう
未来か過去か
両方追いかけるために
私の目は二つあるのだろうか
夏だから
きっ ....
キリンは新婚カップルの取材を担当した
ツルとカメは生き証人として
動物園の歴史を書いた
シロクマは環境問題に
ゾウは動物虐待の実態に
鋭い論調でメスを入れた
羊たちは眠れない子供のために
....
ボケも受け入れて
昼食べてないと
言われれば
まあお茶でもと言い
恥も外聞も捨て
がっぷりよつで
カッコも気にせず
柔軟に対応する
お年寄りの求めるものも
最終的には愛情です ....
あの日の夢が
今も僕らを捕らえて放さない
僕ら二人、防波堤から荒れた海をみていた
「人生は360℃道なんだ」
君は誰かの言葉を呟く
「僕らは幾つでも選択肢を持っている」
....
中にある中国。俺の。中にある欧米。
頭の。中がキーボードになっていく。
ジャンプしてる。足が。頭の上で。
入れ替わる。下半身と上半身が。
機械樹の体育倉庫に/微生物の粉をふりかけて/白いご ....
4605 4606 4607 4608 4609 4610 4611 4612 4613 4614 4615 4616 4617 4618 4619 4620 4621 4622 4623 4624 4625 4626 4627 4628 4629 4630 4631 4632 4633 4634 4635 4636 4637 4638 4639 4640 4641 4642 4643 4644 4645
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.69sec.