あめふれば
ひやしたクルマ
からでれば
しかいは白く
しめりました
あるけない位
あめのち白り
あめふれば
ひやしたクルマ
からでれば ....
お前の涙
三連符だ
スタッカートも付いてる
楽譜の中を彷徨う
盲目のままで
スーツ姿だ
眼は強く
鞄を握り締めている
掛け声のあと
直立不動で
俺たちに何ができるか
それ ....
いつもみんなよりも前に走っていた
けれどもそれは
人生のたった最初の十八年だけに
すぎなかった
次の四年間は
自惚れていた自分がいた
適当に時間を過ごせば
それで許されていた
ペースダ ....
帰宅してから 自転車で飛び出した
およそ時速20キロ程度で変わって行く風景
景色は違えども 懐かしいこの速度の風景
身体が前に進んだ分だけ
心が懐かしい空気に包まれる
....
蒼き宙へ
イシを
放つ
ゆるゆると回りながら弧をえがき
その先の蒼い宙へ消えてゆく
どこまでとどくのだろう
あの日の誓い
あの時からこの瞬間のために
永い時間を越えて持 ....
この夏休みは リンゴとレモンと
スイカの皮を すっぽりぬきとり
息を吹きこんで フーセンにして
こどもたちに配る 八百屋の
アルバイトに 応募しました
小指と小指を結んで
二人は一羽になった
風を切って越えたかった
孤独という時間
失ったことなどない、と
いつしか
可笑しな錯覚に囚われて
七色の丘は見逃したのだろうか
....
黒い靄は雷を呼ぶ前に飲み込んだ
雨水と泥を織り交ぜ仄かに濁る淵にたゆたう
目に飛び込む群れは
荒れ狂う息遣いの儘に複雑に絡め
今にも罅割れそうに鱗を揺さぶる動を
――珠の瑕
此の水 ....
何もかも 漆黒に 塗り上げて
夜 果てぬ 輝き
紅蓮の焔
暗い 情念 めりめりと
都市の曇天を染め上げ
ほら 暗く 唸る 獣のよう
君と僕
蛍光灯の涼しげな
小さな部屋で
....
黒になる。全てが黒になって沈んでゆく。ぼくらは恐怖ではなく、惑星に同化する幸福感に包まれる。呼吸が面倒に感じた。夜光虫というものを体感したのもこのときがはじめてだった。赤潮だとも知らずに、はしゃい ....
子供達がそんなに残酷な事件ばかり起こすのは
きっと映画やゲームの影響ですよ
と
大人達がそんなに評論家の真似ばかりするのは
きっとメディアやマスコミの影響で ....
07/07/09
ギタ
ギタ
ギタギタギタギタ
ギタ
ギター
ギタ
ギタギタ
ギタ
ギ
線香花火のマシンガン
飛び散る ....
遥か遠くの星が
時を越えて輝いている
闇に呑まれないように
やさしいつながりを
目に映るのは消えた光
それでも心をうるおすもの
いつかは燃え尽きて
いつかの朝をもたらすのだろ ....
あなたを睨む
と
眼が痛む
守り隠すように
あなたは柔らかな腹部を下にして
その為に息苦しい眠りの上表には
あなたの背が波打っている
私は扇風機を止める
....
二十一世紀の
ある青年は日々
( 姿の無い誰か )が
自分を呼んでいる気がした
*
二千年前の遠い異国で
ある村の漁師は湖の畔に立っていると
背後を誰かが通りすぎ
....
焼け爛れた心臓が
裏返りながら喉を焼く。
何が欲しい何が欲しい何が欲しい…
青いワンピースの彼女を好きになった
彼女の白い肌によく似合う
さらりと長い髪
しゃんと伸びた背中
彼女に付け入る隙はなく
僕には近寄る術がない
彼女は、、
2つ手前で降り ....
なつまえの青い匂い
したに目をやると
蟻、蟻、蟻、蟻、、、
汚い灰皿と向かいあって
わけわかんないこと言ってる奴らを
忘れようとしています
公園でひとり
....
水面の乱反射のダイヤモンド
口元からこぼれる旋律
奏でる、踊る
優雅に、力強く
凛とした姿に
大海を優雅に泳ぐ海の王様のクジラ
でも王様は水があると夢を見ない
....
空中浮遊もいいけれど
水中舞踊も見てみたい
汚職事件は気になるけれど
おちょこ試験ってあるのかな
支離滅裂っていうけれど
日々切実はしんどいよ
赤い糸は小指ごと切っちゃって ....
何時か私に与へられた凡ての時間が満ち、
貴方と、同じやうに目を閉ぢた時、
屹度、笑つて下さいね。
あの頃のまゝ、
私が愛した貴方のまゝ。
本当は、何時 ....
明日も
来ていいですか
と問いかけるのが
私の日課で
でも
獣らしきものは
月の暦の朔日のみで
あとは静かな小波のような
ほのかな思いが
引いてゆくような
満ちてくるような
....
宇宙が
ほんとうにあるとして
その一番果てに
宇宙の端から端まである
途方もなく巨大な滝が
流れ落ちているとして
そんな
宇宙の果ての滝を想像しながら
いま
おれはカ ....
苦し紛れについた嘘すら
君は笑って受け流す。
僕の浮気心でさえ
君を揺さぶることは出来ない。
好きだと言えば
好きよと言う。
愛してるよと言えば
愛し ....
同じお金があるのなら
君の喜ぶことに使いたい
外食を控えて
缶コーヒーをインスタントにして
君が喜ぶ花でも買ってあげたい
口でいくら君が好きだと言っても
お金を使って誠 ....
ふみ に したためた
ごみ の ようなきもち
いみ を すべて
なみ に ながすため
うみ に つづくみち
つみ を せおって
やみ の なかをゆく
きみ が ささやくこえ
みみ の ....
すし屋でアルバイトをしていた。
どこで働こうとトイレ掃除は、死神みたいについてきた。
蛍光灯が白く照らしている。
水で洗った雑巾。握った肌色の手、二個。
あ、そうだ、と、
決定的な預 ....
ゆっくりと回っていた
気がすんだ頃には夕方だった
ちゃくちゃくと網目のような道をわけいって
最後についたのは少し丸くなったひみつ基地
眠りにつこうとしている
朝まで待つことはあきらめてい ....
薄めのカルピスに溶かした
致死量のぼくの感傷
ためらわず飲みほした
ひどく暑い真夏の朝
痛みさえ美しく
信号待ち
なんだかズルい
アタシも暇さえあれば 待ってるけど
なんだか
なんだか
なんだか
電車の信号待ちはズルい
4600 4601 4602 4603 4604 4605 4606 4607 4608 4609 4610 4611 4612 4613 4614 4615 4616 4617 4618 4619 4620 4621 4622 4623 4624 4625 4626 4627 4628 4629 4630 4631 4632 4633 4634 4635 4636 4637 4638 4639 4640
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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