うつくしい白を見た
白はすなわち無、というわけではなく
様々な存在を表現していた
やさしくあたたかな白を見た
白は世界をつつみこむかのような
やわらかな空気を生みだした
ゆるや ....
ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト
雨ふり天井
ポタ、トタ、ト
ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト
眠っていると
ポタ、トタ、ト
ポタ、トタ、ポトタ
ポタ、トタ、ト
....
今 君の為に愛の詩を書いているよ
CHE.R.RYを聴きながらね
春の正午の風が暖かくてとても気持ち良いよ
実在しない君に詩を書いているのかもしれない
本当の「君」は想ってくれてい ....
足元の
蟻は点で
点は繋がって
線になるのなら
わたしたちも線なのだ
けどちぎれたたましいは
そのまま
拗ねたそぶりをして
気を引きたいけど
君が見てるのは
空なの
大きいね ....
廃墟の中に忘れた四肢を
気球に乗って取りに行った
夢心地に浸り
痛みにバター塗った
くるくるまわる
コーヒーサーフィンみたいな憂鬱は
ティッシュに包んで昨日へ投げた
....
適度な勢いで放たれた ミニチュアのダンプカーが 長い走行の果ての夕方 陸の終わりを越える 一万年にもひけをとらない 長い長い減速がもたらされた きわめて水平な 乾燥地帯の終わりに 高い崖があり 崖下に ....
俺が生きてるって事は
イコール何百何千何万の食べてきた命を背負ってるって事じゃん?
俺の中でブタさんやニワトリさんが
ブーコケ泣いてたんだと思うと
本当悪い事したなぁって
でもさ、これ ....
床に流れてくわ
わたしの液体
蒸発して
青く満ちる
うかんだわたしは
ねているよ
あなさびし、
って
三十回言うと
幸せになれるらしいよ
酷く輝いた瞳で言う君に
一抹の不安を抱えた僕は
言わなくていいよ
と
少年のように返した
別に言っても ....
沈丁花から紫陽花まで
わたしの一番すきな春をきりとって
そのひとは去っていった
つぎの春には待ち合わせ
さらさらと
つかみどころのない夏を
どうにかすくいあげて
秋の夕暮 ....
街角ゆれてる喫茶店
懐かしい匂いだ
君のいた場所
君といた場所
水玉模様の空綺麗だ
水たまりのふち
想い描いた
君の姿も綺麗だった
スカートの色、君の色
僕は夢中で探している ....
俺の流した涙が
川になって
海に流れ
日に照らされ
空に昇って
大雨を降らしている
申し訳ない
多大な迷惑をかけている
この場を借りて
お詫び申し上げま ....
振りすぎたコーラ
口で塞いだ
いつのまにか
溢れて、
こぼれた。
極端に淀む視界の端に映った灰色ブラインド
希望の青 侵食されて
重くのしかかったそれ
全身で受け止めて
人間スクラップス
今日も頭痛が酷い
微かな音で始まった雨粒オーケス ....
0と1の狭間
どこかでなにかが
死に絶え
まるで、
世界人工計画が
行われている、ようで
淀んだ水たまりに
朧気に映る世界は
淋しさを映し出し
....
無邪気な夏を疑いもしなかった僕らは
教室にひしめいて
このなかから将来
プログラマになるやつが
出てくることも知らず
なにかを求めて
なにかを積み上げ
なにかをこねまわし
なにかを ....
でたらめに星を繋いで星座を創る
あたししか知らない天球
一人遊びは得意なの
でも本当はあの人にも見せたい
なんて
なんてセンチメンタル
妄想も後悔も
追いつけ ....
何も決めないでおこう
決めることには抵抗はないよ
だけど決めないでおこう
未来は不確か過ぎる
だから決めないでおこう
僕はかわるつもりだから
父の傘は
とても大きかった
雨が強く降ろうとも
何の心配もいらなかった
父はその傘を
若い時に買ってから
ずっと使い続けていた
何度か壊れかけたが
それでも修理して使った
雨 ....
燦々と
そそがれる陽を
うけての青
朧々と
つめたい雨に
うたれて紫の
移ろう色は
六月と七月の境界を曖昧にして
暦がめくれたことにさえ気づかず
深い場所で息する哀しみに黙す ....
鯉が吊るされた
教会の屋根に
虹は鱗を落とす
七色ではなく十二色の
クレヨンじみた
ツタはいつまでも
少女を縛り付けて
泡を吹いた口から
鯉が生まれるので吊るされる
正常な幽 ....
どうにか こうにか繋がって
どうしてか わからないけども
こうなった
どうして突然出てきたのか
どうして突然繋がったのか
そして 忘れたのか
忘れる前は何だったのか
わからない ....
「右も左もわからない」
そう君が泣くものだから
取っ捕まえて
ベットに沈めてやった
ほらここには右も左もいらないさ
君は左右より酸素を欲しがって泣いた
....
雨の空を見上げて
あなたからの手紙を待つ
何日も何日も
待てども待てどもこない
手紙は連日の雨で
空にとけてしまったかもしれない
そう思って家に帰ると玄関先で
それは静かに待っている
....
魚はニワトリをけった
蹴られたはニワトリはウサギをけった
蹴られたウサギは転がった
転がったウサギはポカンと
まかるくなって
また転がって
落ちてきた
それを拾ってまた蹴った
蹴ら ....
今日はきっと晴れるんだろう
鳥の声が絶えず聞こえてくる
流れている水音は内からで
だから頼りなく揺らめいている
目を閉じても辺りをくまなく照らすのは
まぎれもなく一つの願い
どこ行こう ....
フワフワ浮かぶ気持ちを
風の船に乗せて
あなたに届けます
晴れた日に
爽やかなペパーミントも一緒に
鳥が周りを囲んで
猫が鳴いて
犬が吠えて
子供がワイワイ
あなたの玄関 ....
追うべきものを
見失ってしまったのです
何を目指せばいいのでしょう
やる気がでないのです
溜め息ばかりが零れます
ボーっとする時間が増えたのです
夢が見つからないの ....
あおい月がしずかに沈むのを防ぐために、どれだけの灯
りが必要だろうか。どんな空の下でも、繰り返される息
があり、その色は見えないが、あかでもなく、みどりで
もなく、あお。それに限りなく近い色だろ ....
わさびが
目にしみた
とばかり
思っていたら
あなたは
ほんとうに
泣いていたのだった
このあいだのこと
ごめん
とあやまると
わさびが
目にしみただけよ
と言うあなたが
目 ....
4591 4592 4593 4594 4595 4596 4597 4598 4599 4600 4601 4602 4603 4604 4605 4606 4607 4608 4609 4610 4611 4612 4613 4614 4615 4616 4617 4618 4619 4620 4621 4622 4623 4624 4625 4626 4627 4628 4629 4630 4631
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.08sec.