梅雨空がうすめをあけて
      こすずめが遊戯を始めても
    気の抜けたサイダーの街並みは
    相変わらずのさみしがりやです
             時折ひびく
 ....
 指先から不可視の(しかし、それは或る者らにとっては銀色に光る)糸
 幾つもの繊細なる撓る糸、弛ませ垂らした
 撓らせては 垂らした
 道という道 道のない道へまで
 私は眉間から七変化する糸 ....
お香の代わりに
蚊取り線香を
焚いている
タバコも止めた。

洗濯物を干した
雨が降りそうだ
友人にお前、元気に
なったな。と言われた。

会社から本を貰った。
嬉しかった。
 ....
12号なんだってさ
笑っちゃうな
くたびれた青空に
黒い日傘をさす

12号なんだってさ
そう言ったときの君の顔
笑っちゃうな

夕暮れでのびた僕の影が
暑さでひっくり返ってる蛙に ....
                07/07/20


使えない自動販売機、
起動困難なPCの上の
水を張ったボールに
七味唐辛子を振りかける

水道水にも色が付いて
透明なまま静まり ....
思いっきり泣くと
スッキリするらしい


だが
スッキリする前に疲れてしまう





そんなときはお眠りなさい




涙と共に流した
大切なモノを
夢の世界 ....
金魚鉢のなかで
金魚が白い腹を上にして
浮いている
連日の暑さで
死んだのだろう
食べるための魚は
何とも思わないが
観賞用の魚が死ぬと
なぜか心が痛む
時間があれば
金魚の葬式を ....
 夕刻が近づき
 ネオンサインが灯り出す
 歓楽街に仕事を終えたサラリーマンが
 群がりだし
 熱で火照った空気が放たれる
 
 虚ろな時を友にする俺は
 ありもしない物語を語っている
 ....
スライスされた太陽が

幾重も波に浮かぶ頃



ゼンマイが巻き戻る音にも似た

声をせいいっぱい張りあげながら



たったひとつの空へと



切ない夏 ....
あさ
ゆうやけ色のやさいたちを
こわしてゆくときに
ふと香る 昨夜の
ねむりにおちてゆく、
やわらかい
眩暈



きょうはいつも きのうの続きだから
きのうの夜も
まくらにほ ....
いつかの風が 世界を
ひとめぐりして また 
吹きつける おもわず
手でかばって はからずも
傷のありかを おもいだす
原文です。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=125852&filter=cat&from=listdoc.php%3Fstart%3D30%26cat%3 ....
ころころころころ
マルはアスファルトを転がって
横断歩道で欠けて
花びらの形になった サクラの
ひらひらひらひら
春はどこですか
一番遠ざかった季節ですね
ひらひらひらひら
 ....
責め口調なお前がな
じつはちょっと怖いねん
いやあ、俺はマゾとかちゃうで
俺もな、お前が好きやから
意に沿うようにと思うけど
そうやないねんな
お前がそうして欲しいんやって
あの日、気ぃ ....
無制限自己満足 個性注入散射乱配
当然一蹴自己啓発 単刀直入銃撃戦

妄想世界自己完結 反逆嗜好種子保存
攻撃補完理想風景 電子変換洗練昇華

逃亡無難真骨頂 一寸先闇迷曲多発
上昇志向 ....
マーミー
悲しい詩を詠ってはいけない

高原に咲く白い花が
ときおりふくかすかな風にゆられて
りんと鳴るその音のように
僕たちが幸せについてささやきあうとき
高原からのびあがって
どこ ....
 
その日の空は
穏やかに
緩んだ夏の陽射しと
青麦の香りを
含んでいて
なぜだか
涙がとまらなかった
 
長く降り続いた雨は
いつの間にか去っていて
名残と言えば
傾いた照る ....
ぼくのこの手に

あのあたたかい

陽だまりを拾うことができるなら


あなたのもとに持ってゆくよ




いのりが

ああ、
きこえない



キズだらけのあな ....
自由な生活が手に入れた
楽しい事や笑う事が多く
傷付いた心が治癒された
もう、戦場には戻れない

好きな時に起きて眠って
気がついたら一日終わっている
この生活に「幸せ」の二 ....
 ラジオ局に勤めている
 土曜日の朝8時から午後5時までの番組を担当しているDJだ
 永遠に生きたいとふと思った
 毎日毎日土曜日の放送の準備で忙しいのだ
 仕事は充実しているし独身だが寂しい ....
輪郭の曖昧な
横顔

目蓋の奥の眼球は
光を吸い込んだまま
何かを放つことはない

あざだらけの心臓、
決して
何かと同調することはなく
不完全なリズムで鼓動する

縺れそうな ....
夏が黄色くなってゆく
太陽の色に近づいている
夏をぎっしりとつめて
鮮やかな黄色になってゆく

黄色くなってゆく夏は
水に中に落ち
ぷかぷかと気持ちよさそうに
泳いでいる

近くで ....
 朝ご飯も食べる気もおきず
 彼女からのメールを待っている
 この2週間、腹痛で苦しんでいる
 病院で診てもらっても原因がわからない
 薬を飲んでも効きやしない
 今日も診察を受けている
 ....
春 春 春!
冬しかないかと思ってた!
ピンクの花とか一杯咲いてて小さな虫も一杯這ってて
作り物みたい!嘘でしょこんなの?

足のさきまで軽くなって今なら空もとべちゃいそう!
散りばめられ ....
11

ジャングルジムの上で
傘の脱皮を手伝う

またやってくる
次、のために

海水浴の帰り道
人の肌が一様に湿っている



12

ピアノを弾くと
鍵盤がしっとり ....
裸になった彼女の身体には
両脇腹と右肩と左の脛に弾痕があって
だから彼女はいつもぎこちない様子で
歩いたり
ものを書いたり
笑ったり
していたんだなと納得して
そこに触れなければいけない ....
駅前の
タクシー( たおれたアイスの棒が
 赤い花 赤い花 赤い花  ↓「こんばんは」
セーラー
服( 明後日には蟻に食べられる

星空がきれいだと
糸のきれた ( 月 月  ....
             07/07/20


回転軸がぶれたので
ギャを外してひと休み
ささやく声は
きみのこと
ぼくのこと
いいえ地球の独り言
地震を起こして叱られた
疲れたと ....
眠りかけの夜に

キスをするしぐさの

芳しさ




ああ…




少女は

小さくため息して

壊れかけの夢を

抱きしめていた



 ....
綿毛に乗せた
ことばの行方を
わたしは知らない

それは
さほど深刻ではない心当たりで
暖かすぎる夏の日に
ときどきそっと
距離を置く


まっ白な
姿かたちは
どこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
錆ついた音叉信天翁207/7/20 21:24
きりえしふみ4*07/7/20 21:18
期待されペポパンプ5*07/7/20 21:12
12号[group]楓川スピカ2*07/7/20 20:33
ロンボクあおば7*07/7/20 19:31
赤子のやうに秋桜4*07/7/20 19:22
ふれんどhiro4*07/7/20 19:20
街に埋もれて山崎 風雅707/7/20 19:07
せみむむ307/7/20 19:03
あさのつづきはな 22*07/7/20 18:54
そろもん(悔恨の話)みつべえ607/7/20 18:47
短歌 日英日訳 春夏秋冬秋桜3*07/7/20 18:03
マルアイバ シュ...607/7/20 17:43
こいのふみアマル・シャ...0*07/7/20 16:22
北大路京介6*07/7/20 15:19
マミについてワタナベ807/7/20 14:51
ゆうなぎ葉流音307/7/20 13:04
うでわら23*07/7/20 12:52
幸せな生活海月207/7/20 12:28
君のことは忘れていないから円谷一1*07/7/20 12:23
PROFILE043BLU...007/7/20 12:21
黄色い夏ぽえむ君15*07/7/20 12:07
アイスクリーム山崎 風雅007/7/20 11:56
ふわふわな春は人をころす!Itha1*07/7/20 11:13
「その海から」(11〜20)[group]たもつ2207/7/20 10:53
彼女の弾痕楢山孝介9*07/7/20 10:16
二輪挿し貝だったらど...207/7/20 9:44
独り言あおば8*07/7/20 8:57
フローラおるふぇ607/7/20 8:24
綿毛千波 一也14*07/7/20 8:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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