アイタイキモチを結句に
歌えるようになったとき
恋が始まるのだと誰が言ったのだろう
2002年5月8日


あなたは今、幸せですか
リフレインしてやまない君の問いかけに
若 ....
時計台の上で
大きく手を振りました
その時に見た花びらは
鮮やかで忘れません

きっとこの草原の
緑色に隠れて
僕たちは
未来を見ていた

どんなに美しいものよりも
君と生きる世 ....
都会の真ん中で
放射能に包まれて
気が狂いそう

良い物は良いと
信じてやまない信者達で
鼻が腐りそう

大根もきゅうりも
曲がった物はみんな悪で
廃棄処分する世界
嫌気がさして ....
ある日事故にあったぼくは
人間に助けてもらった
人間は親切にも
ボロボロのぼくを刺激しないように
そっと離れたところから
痛いところはないかい?
お腹すいてないかい?
寒くないかい?
 ....
午後、1時からの洗濯
洗剤のにおい、
太陽が働く時間めいいっぱい
を、使って
潤い逃がす 洗濯物、たち

普段聞かない洋楽を
選んで轟音、飛ばすのは意識
心が帰ってこないまま
 ....
暴風で倒れたトウモロコシ畑の
その隣で新しい工場が建て始められ
太い鉄骨がまっすぐに立てられた
まだ収穫されていないままの
その実を背中にした
作業員の目は悲しそうだった
鉄骨は太陽の光を ....
湿度にまみれて
私には何かが足りないらしく
血管が細すぎて
手首から針が侵入する
窓枠の外 見上げれば引きちぎれた雲と
画質のいい空
透明な液体が一滴一滴
これがあの人の涙なら
こんな ....
少し遅れて咲いた花 細く白い後ろ姿

  ポロポロ雨に打たれます
  静かに沁みていきました
  鋭利な雨に打たれます
  窓の外は晴れていても


傘はポケットにあったのに 落ち ....
なんだか怖い夢にうなされてから目覚めると
ぼくは部屋いっぱいのテディベアに埋もれていた

毎晩毎晩君だと思って抱きしめながら眠ったテディベア
一緒にさみしさのしょっぱさを分かち合ったテディベア ....
 ひんやりとした湖の底で
 青を反射しているハートの指輪
 の持ち主など、はじめから居なかった
(その周りで
 目を濁らせ漂う魚たち
 は、
 宛ら、雑踏でせめぎ合っている
 吐き出され ....
間違ってもいない公式を
何かおかしいな
疑って消してみた
 
もう二度と正しい公式はたたなくなった
 
 
暗くもない部屋の電気を
何か違うな
怪しんで回してみた
 
もう二度と ....
一緒に高架下の雑貨屋さんでお揃いで買った大きなストール

今はもう 巻くことの出来ない季節だけど

また一緒に巻いて 歩きたい

メリーが青で あたしが緑

季節が

どうにか寒く ....
バター
今日も世界が溶けていく
幸せな
黄金オイル
バター
夏の愛が世界を救うってのは
きっと本当
だけど
それは決して
地下に眠る
黄金ではなく
手に出来る
黄金ではなく
 ....
アタシは勝手に思ってた

アナタを引き上げられると


アタシの力で
アタシが全力で心も体もすべて使えば
アタシが抱え込めば少しは楽になると

だけど 引き上げる前にアタシの全身はい ....
あなたは私を見抜いてるでしょ?でも私は気にしない。

自転車で並んで走るっていうのはいい。歩道を並んで走るととっても迷惑でごめんなさいって思う。

自転車で並んで走ると手をつなぎたいって思って ....
歌うような朗読を

独白のような朗読を

破壊しなければならない

たたみかけるようなものを

積み重ねてゆくようなものを

破壊しなければならない

薄皮を剥げ

じぶん ....
紙で折った眼鏡、ガラス
をはめて
(
君は、と「食べて」
チュウ。
ぼく眠った
飲んで
象のアスファルトがセロリ
がらがらは
ぶくぶく
タバコから、
気づいた。(職員 ....
千手観音から千手観音へ極まった穴ブルー国府
穴ブルー国府から穴ブルー国府へ極まった千手観音
俺達の先進が致命的に音階を上げる
韋駄天 瓦割の名手 または 釣り人の名手 その横に 熊と格闘する鮭の ....
赤い屋根まで のびるものが蔦葉であり
方解しないように 白い壁に這わせたのだ
おとうさんの書いた 詩を
おかあさんの書いた 詩を
小さな僕は
理解できないでいました

船旅は航海 ....
風鈴から、とまり木。
左手。の、平に現実を無くす。
薬水はかかせない。

灰色に近い、夜。の、区別を、
内緒の存在。を、確かめたい。
毎日のように縁側の風鈴です。

あちらがわとこ ....
日常の破片が 通り過ぎる車を眺めている
日常の破片が 四角い空を見上げている
日常の破片が アスファルトの憂鬱を凝視している
日常の破片が 街路樹の根元で焦点を見失っている


 ....
アナタはそうやって

綺麗な言葉で
曖昧な言葉で
狂気に追い込み
ヒトを殺してゆく

じわじわとゆっくり
わたしを殺す


これ以上苦しめないで
錆びた刃を一気に 
わたしに ....
君の言葉はまちがいなく真実なんだけれど
僕が目にした現実が全てを否定する



確実にこの想いは存在しているはずなのに
否めないありのままの宇宙の真理は 
梅雨空に本来の姿を映し ....
お前に教えられる事は
たった一つの言葉だけだ

誰しも強くはないという事
誰もが強くなれるという事
ふたりでいる孤独とひとりの孤独
前者は後者を凌ぐと誰かが言っていた
ふたつはひとつになれない それを思い知ることになるからだと

隣の部屋から漏れていたふたつの声は 
いつしかソプラノとバス ....
僕の心は世界だ
大草原をあらゆる動物達が太陽目がけて走り抜けていく
ポケットの中に入るぐらいのサイズの宇宙を携えて
現実で大空へ羽ばたこう
照り付ける真夏の太陽が眩しい
心の世界を現実にする ....
彼は愚かだった。
彼は浅薄だった。
彼は短慮だった。

女一人騙せなかった。

彼は不埒だった。
彼は欲深だった。
彼は不器用だった。

女一人落せなかった。


彼は二 ....
爪先からそっと
静寂へと、沈めていく
触れた境界面から
私が溶けていくのは
見て、見ぬふり
 
緩やかに
波紋が広がるさまを
眺めながら、私は
磨り硝子の向こう
手を
伸ばして
 ....
校長先生のお話は
いつもとても長く
生徒が一人、二人と崩れてゆく

背筋を真っ直ぐ伸ばしたまま
音もなく倒れ
そのまま影となる

「これで、校長先生のお話を終わります」
その瞬間
 ....
おさないあいのことば
かんたんにだまされた
おさないあいのやくそく
かんたんにやぶれた、よ

きみはいつだってそう
かんたんにだまして
おなじように、
ぼくはいつだってそう
かんたん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
40ページの手帳日記Rin K38*07/7/22 18:36
旅の一季おるふぇ907/7/22 18:12
被爆フィーバーにん げん207/7/22 16:38
人間とぼくhiro2*07/7/22 16:27
アダージョ。うわの空。3*07/7/22 16:23
鉄筋とトウモロコシぽえむ君11*07/7/22 16:18
点滴日和1*07/7/22 16:12
夏到来[group]北大路京介8*07/7/22 15:56
テディベアに埋もれて楓川スピカ2*07/7/22 14:45
青く鼓動する灯和5*07/7/22 13:59
青井 茜9*07/7/22 11:47
メリー1*07/7/22 11:38
サマー・バターさき607/7/22 11:09
勝手に1*07/7/22 11:05
ソーダ水uminek...12*07/7/22 10:56
朗読を破壊せよ吉岡ペペロ307/7/22 10:52
鶏のとおざかりネクタイ007/7/22 10:49
パントマイム[group]狩心2*07/7/22 10:30
幸福の木〜飛砂鯨 勇魚607/7/22 10:07
夜に埋もれた季節の涙。307/7/22 9:59
日常の破片ムラコシゴウ4*07/7/22 8:41
アナタの殺傷能力Cousin...007/7/22 8:39
現(うつつ)ムラコシゴウ7*07/7/22 8:36
息子へ夢頭制作委員...107/7/22 7:31
X回目の/への自慰楠木理沙5*07/7/22 5:49
希望を円谷一3*07/7/22 4:04
『馬鹿者』百合307/7/22 2:02
浴室山中 烏流6*07/7/22 1:58
校長先生ふるる14*07/7/22 0:20
ラブレターゆうと1*07/7/22 0:17

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