(嘗て) たった一人の人間のものだった巨大な悪意が
 今や沢山の人たちの中で薄められている 掻き混ぜられて沈殿してゆく
 姿なき独裁者
 人々は嫌悪し それと同時に驚愕する
 銃口を向けあう ....
舌のざらつき

肉の指紋

おまえのフェラは

そこを紅いろにする

ルドンのようではっとする


没頭する髪の毛を撫でてやる

意に沿わない仕草で深くなる


舌のざ ....
あなたは耳が聞こえない
先天的なものでおまけにその為に捨てられた孤児だ
施設で知り合った
そこで勤めていて あなたは毎日のように通って来ていた
花のように美しく 一目見るとすぐに心惹かれた
 ....
ゆれる言葉の伝え方
ひはーん
ひひょーん
ひはひひょん

一方的に飛んだらば
ひはーん
ひひょーん
ひはひひょん

出したその手を引っ込めろ
ひはーん
ひひょーん
ひはひひょ ....
沢山泣いて
美味しい後悔を食べた
 
満腹感を得られるのは
皿が黒い時、だけ
 
 
歯を磨いた後に
甘い物を食べたような
誘惑、に
 
また苦い薬が
 
(直接)
    ....
叶わぬ、恋の行き先を。

誰が見届けると言うのだろうか。

誰も知ることなく、飲み込まれてく。

儚くも、微熱を帯びた、恋。

もしも、今が覚めない夢の中なら。

今すぐにでも、君 ....
 煌く瞬間を探した一日も終わる
 短い幻も消え去り
 夜の静寂が
 僕の精神を休ませる
 明日には明日の僕がいる

 遠のく昨日と同時に
 近づく明日
 ため息を凪ぎ捨てて
 い ....
草臥れているのはなにも
心や体だけじゃない
味気ない坂道のてっぺんが
逆光を浴びて眩い割に
気持は晴やかさからまるで

遠く遠く遠く

新聞で見かけた見覚えのある名前
すれ違う其処に ....
惜しまれながら死んでゆく英雄に憧れる
使い回されてとっくの昔に錆びついた
安っぽいヒロイズムが大好きで
磨り減ったラバーソールで歩き回る

機嫌悪いときにメールをすりゃあ
「私がメール嫌い ....
白い服を着た少女
向こう側からやってくる

黒い服を着た少年
反対側からやってくる

少女と少年は出会う
少年は少女を犯す

少女の白い服に
小さな赤い斑点が滲む
 ....
思うところがあり木の節をじいーっと眺めていたら
目が節穴になってしまった
オロオロと手と足を同時に動かして慌てていると
青リンゴの香りのする見知らぬ誰かさんが
あっちのほうにその辺の事情に詳し ....
アスファルトの上で
タイヤの跡を
探すように数えていた
数えていたのに
そこにはないようで

電灯が酔ってる

体を折りたたんで
見ていた
見ないようにしていた
きれいな ....
あるく
ただ、それだけ。
きみのこころをあるく
わたしにできるのはそれだけ
笑顔が欲しかった
できれば言葉も欲しかったし
ごめんも、いいたかった
ただ、それだけ
いつか忘れる日が来るのだろうか
あの夏の空を

苦しいのに意味はなく
それでもただ続けた夏

なのに今は
二度と戻っては来ないと決めた
あの空を忘れる日は来るのだろうか

自分で決 ....
涙色 空は蒼くて
水音がきらきらしてた

今日の後悔は明日には持ち越さない
反省、後悔は少なめの人生がいい 難しいけれど

だって明日死んだら困る
今日でも困る すごく 困る

毎日 ....
アナタはアタシに名前をつけてくれた

だけど、アタシがついてたウソのせいで

アタシにつけてくれた名前はどこかに行ってしまった

アナタがつけてくれたアタシの名前

そらなのか
空な ....
雨の中ひとり池に糸を垂らす釣り人の背中が背負う哀愁は
都会の交差点で人混みに揉まれているときに不意に感じる孤独に
似てはいないだろうか

とてつもなく独りなのだ

誰も己を知らない安心感は ....
鉄鋼所が身近になってから
鉄を人に喩えたりするようになって
鉄製の電車の壁に身をすり寄せる

鉄の粉塵は無色で町を覆う
自動車の鉄板に細かな鉄の屑が毎日積もって
こびりついてなかなか剥れず ....
紫色の夜
チャリで駆け出す
月の跡 世界の裏側

 
 

突然
怖くなって
鳴り響くサイレン
逃げ込んだ
ひとりの部屋
冷たい床

 

夜中に脱いだ
抜け殻 ....
せんだって、流星群がひとっつも見えなかった曇りの夜
ジョオニイはやっぱり仕事をクビになり
見えない恋人を連れて
俺んちにやってきた

ジョオニイの左の肩甲骨は
ややかしいでいるので
恋人 ....
+落葉の日には


 赤い色、青い色
 残りの空を数えている
 穏やかな日々、頬は
 青く紅葉として
 時間は等しく流れていく

 境目に乗って遊ぶ
 あなたの身体に耳を置く
 ....
回り続けて乾燥しきった〆鯖を見つめながら
ロイドは生物が嫌いだった事を思い出す
チキンラーメンに入れる卵でさえ
トロトロしてるのが許せない
そんな女だった事を思い出す
不器用にカクリカクリと ....
俺の家の前に

小さな君の足跡

続いている

ついてってみよう

エレベーターじゃなく

階段で上へ昇り

屋上で途切れた

そうか ここまでだ

君が別の人の元へ飛 ....
田舎暮らしに馴れきってしまい
地下街が怖くて僕は
東梅田のビルの隙間
歩道をとぼとぼ駅に向かう
汗がにじむのは
気温のせいじゃなく
コンクリートに染みついた
あの夏の影の照り返し
不快 ....
いなくなっちゃった



忘れちゃった




こんなにも


虚しくて


悲しい気持ちになるなんて思わなかった







たくさんの気持ちを

 ....
合格をゴールとする人もいる

就職を目的地とする人もいる

結婚を終着点とする人もいる

または子育て終了や昇進、退職をそれにする人もいる




でも

地球は ....
おちつく
羊水のなか
ぼくは息を忘れて
ひとり

つめたいなみだも
あついあせも
あめのなか走ったことも
だれにもさとられない
だれもはいることのできない
ぼくだけのばしょ
 ....
道路に捨てられた タバコ
雨で濡れてふやけて溶けた

日々吸収してゆくコンクリートは
ついにニコチン中毒となった
それは
お祖母ちゃんが乙女だった頃の 地面のハナシ


私は縁側 ....
ある朝大量発生した小鳥の群れを
何事もなかったかのように

ポケットに押し込んだ

空は
晴れとも曇りともとれる
曖昧な態度で僕を
試しているようだった

「晴れ」  ....
はじめてだ

人生上はじめてだ

時間とまってくれ、思たんわ

みんなから給料二万とったら

百万か、けっこう集まるな

月給百万あったら優秀なん来るやろ


ぐうで殴った ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
サスペンスきりえしふみ2*07/7/23 4:00
ルドンの紅吉岡ペペロ107/7/23 3:10
聾唖のあなた円谷一4*07/7/23 2:18
だから何だっていいじゃないプル式1*07/7/23 2:15
虫歯青井 茜1*07/7/23 1:16
泡沫。狠志307/7/23 1:12
樹木のように山崎 風雅307/7/23 0:54
久遠松本 卓也007/7/23 0:27
メイドロイドに惜しまれ虹村 凌4*07/7/23 0:23
白い服の少女なかがわひろ...2*07/7/23 0:15
ふしあな。もののあはれ12*07/7/22 23:56
それから以前貝だったらど...307/7/22 23:39
ただそれだけ紺野 夏槻1307/7/22 23:32
昊天レインドロップ零椅4*07/7/22 23:31
008朽木 裕5*07/7/22 23:24
ソラ、空、そら3*07/7/22 22:42
雨情あずみの107/7/22 22:41
鉄鋼所九谷夏紀407/7/22 22:40
進化アラモード407/7/22 22:25
ジョオニイ[group]ふるる13*07/7/22 22:23
かわいい星石田 圭太3607/7/22 22:21
テトラポットの上のロイド虹村 凌5*07/7/22 21:21
足跡森下 流華6*07/7/22 21:09
駅・大阪[group]たりぽん(大...15*07/7/22 20:55
気付いたときには、蓮未1*07/7/22 20:44
まんまるちきうむむ307/7/22 20:30
ふやけたからだゆうと4*07/7/22 20:28
祖母が踏みしめたニコチンコンクリートこうや5*07/7/22 20:21
ポケットの中身れるむ007/7/22 20:06
われなべにとじぶた吉岡ペペロ107/7/22 19:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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