秋は鏡だ

温度のない実体だ

秋が八月を覗いている

さなかの蝉が

耳のてっぺんで鳴る


秋の日

濃縮したような

夏の朝


秋は鏡だ

温度のない実 ....
雨とともにぼくたちははげしくなった
ルルルとラララを細いこえで
掻き消せるようにうたいつづけ
うちがわからやってくる爆発の
衝撃にたえられるように
にぎりしめながら
よりそっていようとした ....
生きて
死んで
(産まれて)
(消えて)
 
 
少年は灼熱の路上に蟻のように群がった
焼けた手足は剥がれた世界と同化した
 
 
生きて
死んで
(産まれて)
(消えて)
 ....
等身大でいられる服を
地元のセールス品の中だけで探してた


シフトチェンジしなければと急かされて
それでもまだ
軌道修正できるきっかけが訪れるのを待ってる


ただの少女だったあの ....
同じものなのに違う名前って
世の中にあるよね
なぜだろうか

ココアとホットチョコレートが
同じものだなんて知らなかったよ

君は知っていた?
僕は知らなかったよ
君は知っていたかい ....
 
頭の中が
こんがらがって
しまわないように
吐き出すように
書きなぐった
 
日々
がしがし
授業中でも
眠り間際にも
 
今は
それも少なくなった
 
うまい具合に ....
ピントが合った顕微鏡を覗いてみた
初めて見るそれに興奮した 
興奮してつまみを回した
それに近づきたかったから
でも駄目だった


鈍い痛々しい叫びでレンズは砕け
「真実」だっ ....
受信器をゆさぶる


星の名残
罅割れて
物言う石


ひどく間違えて
あなたの中に探した
有意信号


嘆き
ではないよ
轟き
深い軸

の息吹
 ....
アンドロイドになるのは容易い




くだらねえ、というなら
くだる人間になれよ馬鹿だな
愚かとかももー安っぽくて
足りない
足りないから100万回くらい言うよ

でもそ ....
諦めの悪い雲が
あの空に溜まって2年も経つ
景色は変わるけど

僕の目は確かに
今の君を見てるんだ


何も考えてないんだろうけど
凄いことだと僕は思う


朽ち果てた銀河 ....
ロッキングチェアーにもたれた
揺れて、揺られながらも
パパに貰った上手い生き方
が、出口を求めている

夜の内、網戸の向こう側
君の描いた闇、に似た闇が
すそを広げていく
 ....
蝶のかたちの光の前に
家より大きな花があり
ひとりの影を映していた


小鳥は話しかけた
誰にも届かなかった
道につもりつづけた


同じ姿と響きを持ち
確かに共に居たも ....
                                   あたしは、
                         綿のスカートを翻して逃げる。
誰もいない、
  ....
長く続く階段の上
不可思議な夜の海辺で
泳ぐ魚の背びれを掴み
果てしない街灯りに照らされて
泳いでいたんだ

無くしてしまった言葉の代わりに
表情とかジェスチャーとか泳ぎ方とか
色んな ....
古ぼけた木のテーブル

二つきりの椅子に、コツコツと時を刻む柱時計


君と過ごした場所は

優しく霞む、想い出の中に



君は寝台で本を読み

寒がりの僕は暖炉の前で蹲り ....
ハタチの彼女は或る未明に首を吊った
自殺は美しいものなんかじゃないと
それは彼女だってとっくに知っていただろう
ただそんなことに構ってはいられなかった

葬儀場で見た横になった彼女は ....
自由が欲望を抑圧する

整理されない感情は
内へ内へと

静かな沼の中は
崩れゆく不安でひしめき

儚き夢は
虚空に消え

一瞬の希望は
断片のごとく

日々を過ご ....
 日々の鬱積した思いに
 声を大にしたのはいつの事であろうか
 五月雨の季節だったのか
 晩秋の頃だったか
 心の渇きがひとしお責め上げ
 胸糞さぶい空っ風が吹く

 継ぎ接ぎだらけ ....
             070731




砂の器に
砂を盛る
砂の台を
飾り立て
沈思黙祷
午前5時

蜩の声がする
夏の朝は気が早い
立ち上がり
走り去る気配に
 ....
2004年8月の寒い朝 うっすらと霧のかかる山と目と鼻の先にある一軒家で(それらの間に樹海が広がっている)君は縁側に座って漬けていた大根を洗っているおばあさんの様子を見ている 昨日は森の近くまで行った .... 成長しない生き物と浜辺を歩いた。
あ、願望を乱射している、
と気付いたのだけれども。
海に巻き込まれて記憶は消えていくのでした。

無関心でホームラン。
明日も電車は出るんで、しょう、なぁ ....
それはもう忘れてしまった
昨日の西日 花に影の影
差し掛かる 虚ろに未だ遠い
七月の躊躇する落日
嘆きを忘れましょうと 
ひぐらし 存在しない八月
午後に喉を潤す 打ち水の跡形
かわりゆく気持ちの中
かわりゆく日々の中


自分自身さえも
信じることが出来なくなった


この気持ちが

本物なのか

それとも

偽物なのか




 ....
斜光のまどろむ講義室
ノートを広げて座る僕と
入口には車椅子の男の子

授業までの待ち時間を持て余し
ふたりは
ノートの隅に書かれた
シュレーディンガー方程式の
井戸の中で
はにかみ ....
帰ろう 
帰ろう
君が住む場所まで

還ろう
還ろう
君が逝ったその場所まで

孵ろう
孵ろう
君のその体の中まで

返ろう
返ろう
君がいた場所まで

何もかえり ....
ガラス時計から
コードは生まれ
世界のどこか
不協和音の子供たちの
空を信じてやまない
平和とそれ以外が
夏に調和したら
秋の足音が
もう道に迷っている
夕暮れの歩道橋で見ている風景
行き交う人波が思い思いに辿る家路
西と東と北と南を結ぶ交差
自分の影と誰か達の影が
重なってはゆっくりと離れていく

言葉を交わす事さえ無い
デジタル時計は ....
記憶の中でざわざわとゆれる
届かない手のひらを裏返す
もどかしい程に幼い記憶
それはいつまでも声になる事無く
心を刈り取って行く
まるで古びたロープが
音も無く千切れゆく様に
静かに
 ....
この言葉達がこの作品自体を破壊する
私が私の奴隷になってはならない
この言葉達がこの作品から自立するが為に
自らが言葉である事を放棄する
自らの存在意義を放棄した先に
真の自由が待ち受けてい ....
男性は自らが余りにも単純過ぎたが為に
未知なるものを求めてきた
女性は自らそのものが未知であったが為に
自然に生きようと心掛けた
男性が見出してきた未知なるものは
最終的に女性に吸収されてき ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
八月の秋吉岡ペペロ107/7/31 20:07
雨とともにぼくたちは構造607/7/31 19:57
いのちゆるこ4*07/7/31 19:48
オーダーメイドこうや1*07/7/31 19:13
■■■  スタッテン島のホットチョコレート   ■■■じゃんじゃっ...107/7/31 19:09
ひととき葉流音007/7/31 19:00
失明真実ひげ爺@雲夢...007/7/31 18:55
創書日和「星」 空電[group]大村 浩一6*07/7/31 18:37
ライフうわの空。3*07/7/31 18:10
止まり時ゆうじん007/7/31 17:43
あまのじゃく。うわの空。5*07/7/31 17:17
ひとつ 夜に木立 悟407/7/31 15:34
FREE FORMはらだまさる21*07/7/31 12:53
背びれおるふぇ607/7/31 12:09
追憶由希1*07/7/31 8:53
スモーク快晴2*07/7/31 7:12
日々風音207/7/31 6:52
閉められた空間doon007/7/31 6:43
砂のコビトあおば2*07/7/31 5:56
樹海円谷一2*07/7/31 5:24
私は消去されてゆく。菊池ナントカ507/7/31 5:15
虚ろ及川三貴207/7/31 3:41
いまさら、蓮未4*07/7/31 3:17
車椅子の背中悠詩4*07/7/31 3:05
■■■  君の場所まで  ■■■じゃんじゃっ...007/7/31 2:46
調律小川 葉107/7/31 2:18
平凡な旋律松本 卓也307/7/31 1:35
波打ち際のボウタオシプル式5*07/7/31 1:27
行動的な詩狩心1*07/7/31 1:23
説明的な詩3*07/7/31 1:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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