真新しいブラウスの
短い袖がまぶしいね
軽やかにステップ踏んで
夏の扉に飛び込もう
光の娘たちが踊る夏の道で
いつも空を見上げていたね
湧き立つ雲の{ルビ眩=まばゆ}さに心魅かれて
....
あぁ、そうか
僕は僕だったんですね
気付いてしまいました
つまり僕は今まで
僕を演じていただけで
なんていうのか
僕自身が勝手に
ありもしないドラマを
でっちあげて
存在もしない ....
おうっ。
おういぇー。
そうでやんすか。
カラオケに。
つきが。
とってもまるいから。
夜はあおい。
蝉ぶんぶん。
光がしろい。
おうっ ....
僕が一昨日 贈った月は
クロワッサンだったけど
君が今日受け取ったころには
オムレツに進化していた
たった二日間でパンから
ずいぶん太ったね
それは不思議な ....
僕の観覧車に
君は乗ってこない
僕の観覧車に
君は乗ってこない
高いとこから
低いとこまで
この観覧車で
ぐるぐるまわるよ
空に近づき
太陽 ....
何ゆえあたしは起きているのか。
人が眠る時間に。
ああ、冷凍庫の変な安いアイスでも食せばよいのかしら。
もう意味がわからないわ、広い広いこの地球にいてガリガリくんを食べるなんて。
....
は
じ
ま
り
は
ひと振れ
蝉の声かな
とおい町外れの
森林から
あたかも
きみとは
まったく
かかわりあいが
ないっていう
そんなふうに鳴いて
そのまま ....
青い窓にハエみたいな虫がとまった
ぷち、と指でつぶしてころす
それだけで
ただそれだけで
きみに話す事はそれだけで
はえがまどにとまったんだよ!ころしたんだよ!
って、ただ ....
涼しい真夏の夜に。
美しい月明かり。
素敵な唄声。
消された電気。
それだけなのに。
心地良い時間。
眠りたくない幸せ。
なんちゃない時間。
この街では交通事故で他人の命を奪ってしまった人間達が交通手段としてバスを利用している もちろんこの街には同様の理由で人の命を奪ってしまった人間しかいない 君の家まで行くのにどうしてもこの街のバスを乗ら ....
二人称の冒険と、一人称の諦念を。
かいつまんで、説明すれば。
届かないはずの気持と、
貰えないはずの気持と。
かいつまんで、説明すれば、
クロの想い ....
ワタナベ
おk お題「クレジット」 制限時間10分 はじめ(ここからのログは投稿されます)
月見里司 [23:21:36]
クレジット
電話は誰にも取られなかった
カセットテー ....
爪先で
ぐんぐん進む兵隊さん
胸先に
ばんばん撃ち込む銃弾くん
脅えたあなたは
「はい」
を言って
(無理矢理と思わないで)
勘違いの鬼は
「だめ」
を与えた
(我が ....
「昨日と言っていることが違うよ」
「考えが変わったんだ」
「日和るんだね」
「そうかな」
+ +
この空のどこかに宝が埋まっている
この空のどこかに宝が埋まって ....
真っ白な切符が出てきた
何も書かれていない
小銭がなかったので一万円札を入れたのに
お釣りは出てこない
駅員さんに文句を言おうと切符を見せると
カチッとスタンプを押して
改札を通して
....
死にてーな
とか クダらないことつぶやく前に
たくらめよ
新しいコト
すばらしいコト
ルールなんて 破ればいいよ
ほんとうに守るべきことならば
産まれたときから知っている
突き ....
泣いても
何も始まらないのに
泣いても
何も変わらないのに
止まんない
ただあなたが困るだけなのに
あなたは何一つ悪くないのに
だけど
溢れてくる 流れて ....
気付かないうちに
たくさんのアンテナを伸ばしてしまって
雑音だらけ。
頑張る事は大事。
けど、
無理をするのは良くない。
少しずつ
音をクリアにして ....
あけない夜はないけれど あけにくい夜はある
みんみんゼミは今日もねむれぬ夜をすごすのだ
月にはくものむれが重なって
まんまるお月さんはうたたねうたたね
虫かご持った男の子虫アミ片手に走り出し
....
空で輝く星々
淡く光るは月
身体に直衣をまとい
十二単を身に付けて
歌を詠い
昔人はこれに
幾度想いを馳せたか
だれかが泣いている
ぽたぽたと
落ちてくる涙
ぽたぽたと
悲しいのではない
うれしくて
土が若さを取り戻し
草木がはしゃいでいるから
だれかが泣いている
ぽたぽたと
落ちて ....
低くなる光
黒に見え隠れする温度
埋み火のいろ
仄かに消えていく
ぬくもりだから
だきしめて
あと十分間
ぬくもりを
大切なものは
ときどき儚くて
握り ....
生態系とは
おさえる力のことだ
この世の中のバランスを
崩壊させないように
生態系とは
おさえる力のことだ
空間と時間を
おさえる力について
僕は思 ....
未来!
僕の足音が
きこえるか?
きみのいるところまで
未来!
なりふりかまわず
接近してゆくから
けして待たなくていい
全速力で
かっとばしていてくれ
いつか
僕がきみ ....
あなたが おもうほど
ぼくは あなたに すくわれていないわけじゃない
あなたが おもうほど
ぼくは あなたに かんしゃしていないわけじゃない
あなたが おもうほど
ぼくは ....
貴方の瞳は真っすぐで…
貴方の瞳は濁ってさえもいない…
.
.
なのに…
貴方のその綺麗な瞳に私は映りもしない。
.
そんなに綺麗で純粋な瞳なのに…
.
.
.
.
その瞳 ....
友達とケンカした? それがどうした
受験に失敗した? それがどうした
恋人にフラれた? それがどうした
仕事でミスした? それがどうした
人はジャンプしよう ....
夜の滑り台で遊ぶ
流れ星の願いが叶う
お父さんとお母さんは
むかし屋根の上で
恋に落ちました
店を出るときが来た
うだうだと四の五の言わず
明日こそは 明日こそはと 一日の締めの言葉にせず
今やるのだ 今こそ頑張るのだと 全身をこわばらせず
大きな深呼吸もせず ....
お父さんばかり旅行して
子どもたちはそう言っているが
単なる出張をしているだけだった
夏休みだというのに
どこへも連れて行かせてやれない自分が
情けないのだが
仕方なく今回も出かけ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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