さやえんどう
ミニトマト
春じゃが
君を愛してる
君をずっと
誰よりも大事に思ってる
僕以外のすべてが
子供が遊ぶ公園にあるものが
一つ残らず真っ赤になって
近づくことすらできない
熱の化け物になっても
君を愛し ....
考えても答えがでないので
なにも考えていない振りをして
やってきたのだけれど
それでも
腹が立ったり
涙を流しそうになったり
いろいろと
楽しいことも
たまにはあったり ....
アースランテの撤退、それはむしろ潰走と言っても良かった。
ゴゴイス・リーゲの率いる一軍は、
密集陣形でヒスフェル聖国の軍団を突き切って行く。
その間にもヒスフェル聖国の魔導士団の攻撃は続いていた ....
ゴゴイス・リーゲの率いるアースランテの一軍は、
ヒスフェル聖国の正規軍に向かって、真っ直ぐと突き進んで行った。
「相手を弱小集団と思うな、強力な魔力を持っていると思え」
ゴゴイスのその言葉通り、 ....
そのころ、戦士エイソスはアイソニアの騎士の姿を探していた。
自国のために、と考えるエミル・アザルとは、一線を画した目的を、
戦士エイソスは持っていたのである。
それはもちろん、アイソニアの騎士の ....
夏をたっぷりふくんだ
水、しずかに低下して
胃の腑におちた
文字は部首、さらりと溶解し
鼓膜をつき破る
だるまさん転んだよ
片目つぶって
夏は町をはげしくぶつ夢
まぶしくて、土のにおい ....
ロシアカラーの風船が
大空に呑まれていく
青い青い海原だ
人々の悲嘆が木霊する
この侵略に終わりはないのだと
権力の野望は恐怖に基づくのだと
旗を振りスマホをかざすその傍を
ヒーロー ....
○「大事なことほど」
小さなことは気づきやすいが
大事なことほど気づきにくく
忘れやすい
○「世の中」
世の中お金で買えないものと
買えるものとがある
お金で買えないものって
どん ....
悲しみと憎しみの全部
苦しみと慈しみの全部
儚さも
侘しさも
美しさも
優しさも
全て赦せ
もしくは
一ミリも許すな
それらは同義だから
どちらで ....
信号
軌道
希望
愛して欲しいっていったらダメな時
愛したく無いって言いたい夜の世界
僕はいつものみなとのみえる部屋から
昼間にみた白いカモメと
銀髪の人魚を思い返しながら
夜が照れながら笑っ ....
カセットテープの
59分57秒に
好きだと告げた
出番が来るまでの時間
君のことを考えて
とても幸せだった
沈黙を重ねる度に
星は光るけど
風邪を引いてしまう
カーディ ....
鼻の穴に五寸釘を
打ち込んで
鼻から脳を出すんです
ロボトミーのやり方とは
ちょっと違いますが
きっと自称詩人には
効果があると思うんです
自称詩人の病巣は
前頭葉にあると踏んでるんで ....
「全員、南進を止めよ。カバルナ・クー・ソランの結界が張られた!」
アースランテの臨時軍団長である、ゴゴイス・リーゲが叫んだ。
「それでは、どうなさいますか?」ゴゴイスの側近が尋ねる。
「西へ向か ....
戦いは混戦の模様に入っていた。そんな時に、
ヒスフェル聖国の偵察兵からの伝令が入る。
「アースランテの軍団長、エリス・ガザンデは戦死した模様です」
「何と? それでは、敵軍の指揮は今は誰が取って ....
アースランテ軍の正魔導士ハミルは、一頭のドラゴンを召喚した。
「まさか! この魔法素子が薄くなっている時に!」オスファハンは叫ぶ。
敵軍は、初めから撤退を決めていたのである。
アースランテ軍は、 ....
死への願望を超え
魂の故郷を予感するとき
もう一つの現実に達するため
このわたくしを祝福する鐘が鳴る
遠く包み込むその響き
黄金の木霊に意識は遠退き
立ちはだかる壁を突破する
憧れて ....
ナチスを悪に見立てて
自分達は善であるという
物言いが嫌い
これは先の大戦における
スターリンの物言いそのままだ
そのくせユダヤ人だろうが
ポーランド人だろうが
辺り構わず皆殺しにしたの ....
お前には根性がないねん!
って言うおっちゃんがおってな
そんな冗談流行らんで
って俺は言うた
でもな
根性みたいなもんが
ほんまにあったらええな
と素直に思ってみたりもした
着 ....
戦史とはイロニーな語りだ。
とても全史などでは記述できない。
T34戦車は自分にとってなつかしい。
模型がすべてだった少年時代。
ロシア史もウクライナ史も単独の歴史にすぎない。
....
酒は呑んでものまれるなあ
ポエムは読んでものまれるなあ
名言?
きゃっはっはっ
八手
坂道
にわか雨
二〇二〇年五月一日 「柴田 望さん」
柴田 望さんから、同人詩誌『フラジゃイル』第8号を送っていただいた。お名前を知ってる方から知らない方まで、20名以上の方たちの作品が載っている。紙の質 ....
粘度の濃い黄土色の海で 汗も掻かずに泳ぎ着かれて
眠りを抱きしめあう 君と僕の合間に流れる
絵編とした溜息と御本とした嘔吐き
はこのなかに爛れた身体と心で作られた
腐った域を被覆で置い ....
意図せずに朝早く目が覚めるのは辛い
歳を取ったということか
目が覚めるものだから起き上がる
起き上がるから顔を洗う
そして朝食を取る
食後のコーヒーを飲み
朝刊を読んでから歯を磨く
それ ....
乗れないはずの船だった
意地になってもわかっている
もう負けたことくらい
干からびることのない海の上で
船はまだ心を留めている
消したい過去さえ綺麗な夜に
逃げ込んだ夢の中
....
ひろびろ青がひろがって
鳥の群れが行き過ぎる
街は熱波に曝されて
子らの午睡を浅くする
*
ちから抜けちから抜け
胸にわだかまる戦慄を
呑み込みおれは街を行く
こんなにひろ ....
ウクライナと
転覆と山梨の女児のおかげで
みんなコロナのことを
忘れることが出来ました
私なんか
家を出て電車に乗るまで
マスクをしていないことに
気付きませんでした
ゴールデンウィー ....
そんな時である。オスファハンがヒアシム・カインの光を見たのは。
「これはエインスベルの仕業だ、間違いない」
オスファハンは、騎馬に乗ってエインスベルの元へと、
駆けつける。「今すぐその呪文を止め ....
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