ラストオーダーは君に。
と言いながら僕らに。
手の届かないあれやこれや、
ただ内に抱えながら歩く姿は美しいのかどうか。
僕の中で耳鳴るしかない言葉が、君には大声で聞こえているらしい。
それが ....
さよなら
と言ったはずなのに
あなたは笑って許してくれた
ピンクの薔薇の花束と
なくしてしまった
パールのピアス
差しだすあなたの優しさが
ナイフのように
わたしを貫 ....
僕に気付いてくれる人が
これから先どれだけいるだろうか
僕はまだ未熟で
でも何か新しいものが欲しくて
だからすべてをリセットしようと
目覚まし時計に手を伸ばしてみるんだ
目をそっとあけ ....
瑠璃色の地球とは
どんな色なのでしょう
そもそも地球は
どんな色なのでしょう
ある人は
青と言っていました
私は実物を
肉眼で捉え ....
アムロ ゲンキカ?
アムロ ゲンキカ?
アムロ フラウボ
スキカ?
アムロ セイラサン
スキカ?
アムロ ハヤト
キ ....
1*
「付き合おうか」
と言ってくれたあなたに
「夢があるから」
と断ったわたし
自分の一言に泣いた
あの日の帰り道
2*
今日の空は
....
1*
電話をすればいいのに
ついメールをしてしまう
あなたもこの時間を
楽しんでいるでしょう?
返事はたった1行でもいい
私のために考えたのなら
2* ....
もう一度 逢いたい
今までも これからも
変わらない
あなたに…
言葉 と 言葉
約束 と 約束
サヨナラ と サヨナラの
透明な隙間を
満たしている何か
絡めた指の
違和を消して
満たすための何かを
黄昏をそっと飲み込む部屋で
夕闇の迫ってくるのを
静かに 待つ
大いなる大地の
昼と夜を
この地球が音もなく航行するのを
額のにじむ汗に微風を感じながら
夕闇の光で織る
繭玉を ....
無理矢理はめ込んだ、
パズルの回答。
断続的な振動と、微かな
明滅を、
四角い気持ちを雨の
気配に、紛らせて…。
抑制、と
諦念
....
会えるかな
会えないだろうな
琥珀色のトンネルの向こう
果物ナイフで切り裂いた光の
向こうの・・・向こうの、そのまた向こう
動かない青空の果てに
....
手を伸ばした
ばらばらと崩れ落ちる その破片を
ひとつでも 掴み取れやしないかと
手を 伸ばした
手を伸ばした
手を伸ばした
....
指先で繋がっている。
たまに途切れる。
途切れたよ、と言う。
それでも繋がっている。あなたは言う。
だから途切れない。
2トントラックに
沢山の腐った死骸を乗せて
叔父さんと二人で焼却炉へ
気まずい車内に酔ってしまうと
何故かだいすきなひとを
じわりじわりと思い出す
揺れる車内に散らされた腐敗臭 ....
例えば
この世界から私が消えたら
彼方は探してくれますか?
例えば
私が死んだら
彼方は泣いてくれますか?
彼方は
私の存在を...
....
漲っていく深夜の街を
あなたと走りぬける
夜風も何も感じない
景色なんか見る余裕ない
いまスピードは230km/h以上
だから
このしがみついている感触がすべて
この手を離せば
....
1.風の運命
風はどこへでも行けた
神様がそう決めたから
風は旅した
誰よりも自由だった
風は見た
いろんなものを
地平線のかなたの 鮮やかな光を
海をゆく 船の帆の白さ ....
空に
広大な波を連ねる積雲は
傾きかけた陽光に染められて
まるで天使の翼のように
輝く造形となる
地に
肢を縫いとめられた私は
目を細めては高みを見上げて
....
枕に顔を死ぬほどうずめて
呼吸ができないほど押し付ける
吐く息の温かさを知って
はじめて何かを知る
僕は生き物で僕の体は
勝手に立派に活動している
頬にある変な熱 ....
夏は涙を流してくれない
秋
瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす
冬
食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる
自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる
....
コーヒーカラーが
ミルクとまじりあう
そんな季節があった
選ばれたものだけが
ミルクとまじりあえた
牛乳屋さん
で働くあなたが
何も言わずにぼくと
まじりあってくれた
選 ....
夏の空の下で
君が問う
「あの空の向こうに自転車で行けるの?」
かつて、虹の向こうの国に
憧れたDNAが螺旋を組む
弾けた螺旋が
この空のどこかで星に
なるかもしれない
....
寒さに震えながら 畦道を 歩いていたら
冬は 寒いねえ と
顔なじみのハクセキレイに 話しかけられた
冬は 本当に 寒いねえ
ねえねえ 冬は寒いよねえ
冬は何で 寒いんだろうねえ
本当 ....
道端に乗り捨てられたセダンの
埃の積もったボンネットに
おまえを押し倒して
やりたい
ここで
すぐそばを特急列車が走っていく
サンダーバード
轟音を上げて
飛ぶように
い ....
火を噴くようなトランペット
きみに捧ぐ
向から覗く間に
吸い込まれるよ
暗い穴から通じろと祈るよ
だから
引き金を引いて
きみを起こすよ
背中をあわせて
宇宙を見つめる
ひとりで360度を
見つめるのは無理だから
君とふたりで見つめよう
上も下も見つめ過ぎたら
あべこべに
なることもあるだろう
宇宙には
暗 ....
「立ち上がれ」
君にとって少し
キツい言葉なら
「立ち上がろう」
言葉を
かけてあげる
「寂しいよ」
君が言うのなら
「悲しいよ」
僕が言ってあげる
....
始まりの雨は容赦無い美しさで
僕の意識をもぎ取って言った
これで悲しくなどないだろう
そうして溺れてしまいそうな涙を
拭うことなく包み込んで
泣き声すら包み込んで
暗い夜に薄鼠色の夜明けを ....
十代の頃に戻りたい
クリスマスの光が心の大通りに灯っている
君を連れて行けなかった痛み
この曲が6年前に出ていたら
暗闇に瞳を浸し俯く
翼は飾り物のように開かない
励ましてくれるんだね
....
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