庭の犬小屋に繋がられている犬
2年3ヶ月とちょっと

俺の部屋は2階
窓から見下ろすと
いっつも目が合う


犬が笑う


それも目が笑ってる
三日月だ
不気味な程笑ってる
 ....
余韻は鮮明に
昨夜の熱気を絡ませる
臆病風は自然に溶けて
二人の視線を交差させていく
互いの笑顔を抱きしめた
霧の繁殖する蒸し暑さ
それすらも愛しいほどに
胸の高鳴りは
あなたを求めて ....
僕は愛と平和がほしい
でも何か大切なものを
見落としている気がする
何を忘れてしまったんだろうか
何を捨て去ってしまったんだろうか
僕の心が真実を語ってくれない

星条旗が風に舞っている ....
雨と晴れをくりかえし
建物はまた高くなる
いつのまにか空は細く
うたは縦に縦に流れ
震えと響きははざまを覆い
異なる風の種が降る
いつか道の涙から
小さくひらくかたちが現われ ....
 
今夜、行くよ
ざらついた地面に
飽いたんだ
君は嫌いじゃなかったよ
 
種を残して行くからね
青い花が
いずれ咲くだろう
 
僕はもう
戻らない
次はおいしい風が吹く場所を ....
優しい、せせらぎ

豊かな水の
湧き出すところ

素足で岩場を歩き
小さな蟹を捕まえた日は遠い



空には光が溢れ

眩しさに視界を覆えば
木の匂い



水面に映 ....
病院の 向いに 図書館がある
受診日は そこによるのが楽しみなの

でも今日はちょっと 違ってた
サンテグジュペリ、サンテグジュペリ・・・

探しているうちに くらりくらり
ふ ....
41

市民会館の大ホールを
ゼリーは満たしていた
屋外では雨が
土埃の匂いを立てている
観客の思い浮かべる風景は
みな違っていたが
必ずそれはいつか
海へとつながっていた


 ....
汗をかかない速度であるいている
交通標識には
知らない地名が並ぶ
一方通行なのは車両だけだということだけ
当然知っているとばかりに

迷うためにあるいている
個人商店が
灯りを落としは ....
愛したいものがそこにあります
守りたいものがそこにあります
 
だから私は泣くのです
離れないでと泣くのです
 
 
愛していた場所はここです
守りたかった場所はここです
 
だか ....
空色のキャンパスに





白い絵の具で




描き出す




気まぐれな神様は





二度と同じ形を




描くことはできない

 ....
笑えばいいんだよ、ほらほら
苦しいんだったら此処においで

すれ違ってばっかりなんだったら
もう忘れちゃえば良いじゃない

ジンファデルのみずみずしさが
ぱちん、と弾けたって、さ
 ....
夕立は 末期の水
炎暑の臨終を見届け
遺された雲はようやくめいめいの空へと
散ってゆく

蒼ざめた弔問客に
もらわれてゆく
三度に分けて呑み干す光
その日かぎりの地図にこぼれ
街はひとつ低くなる
空き地は碧くたなびいてゆく


わずかに曇った風が吹き
ふところに涼しく正座している
頬を染め 空を ....
はんぶんより

すこしいびつにふくらんだ

あかいつきが

駅前どおりにうかんでいる


重力をかんじさせている

胸のしずかな

熱いところに

線香花火のだまのようだ ....
こうやって乗り越えてくんだ

あんなにも恐れてた未来は

もう終わろうとしてる




そんなことより

これが最後の一着です

って言われたらさ、買っちゃうよね


 ....
宇宙の入口
人々が宇宙船に乗ってICで長蛇の列をつくって順番待ちしている
宇宙でもNASAはお金を取るようになったのだ
このような宇宙への入口は大気圏近くにあって 世界中にある
君は地球から少 ....
旅先で出逢ったひとと 
うまい酒を飲んだ日は 
深夜にひとり戻ったホテル部屋で 
まっ赤な顔のまま 
はだかになりたい 

ベッドの上で 
パンツいっちょう 
はだけた浴衣 
へべれ ....
ミステリアスな彼女は
サジタリアスの墨を纏った
僕のマドンナ

言葉遊びではなく
めがねが曇っているのは
ラーメンを食べているから

ここに来るミュージシャンは
皆口パ ....
なぜ酒を飲むのか考えた

酒にはアルコールが入っていて、
アルコールは胃からも直接吸収されて血液に入り込み脳に達するとアルコールの薬理作用(ノーテンキな表現)で緊張をほぐしたりする。だから、開宴 ....
60億人に
60億種類の天国

乳と蜜ばかり流れていて
野菜も食べにゃーいけんぞな
と 言われてしまう
天国

酒がうまくて
ねーちゃんはきれいで
下戸やゲイの方々には
少々気の ....
自分を
きりきりと
ねじこまないと
どうにも
ポロリと
はずれてしまう
よのなかで

自分を
ぺったりと
平らにして
はさみこまないと
どうにもおさまらない
よのなかで

 ....
神秘的な存在だとか
存在の神秘
なんてものは
そこら辺中に
いぎたなくころがって
散らかっていて

あえて
これが 存在の神秘です
などと言われても
どうにも気分が出ない

意 ....
僕は壁にもたれ掛かる。

人にもたれ掛かったら、オモイだろうから。

僕にはどれだけもたれ掛かっても、倒れないよ。

裏切ったりもしないよ。


一人で壁にもたれ掛かって。

缶 ....
 情熱が冷めてる
 暑い夏に心は冷えている
 眠れぬ夜が続き
 じれったい想いが積みあがる
 それでも…

 時限爆弾を背負って夢見る
 その夢もうつつ
 時の流れに身をゆだね
 ....
ココハ月姫ガ丘。蒼白キ月光ノ溜場。
揺レル命ノ漣ト、小サキ命ノ宿命ノ囁ク。

弱虫ナ狼ハ月姫ヲ想フ。
湿ル土ノ感触ト、身ヲ包ム風ニ揺レル。

疾走ノ残影、三日月ノ傷跡、照ラシ出スハ月姫。
 ....
月のない暗い夜
目印にはシリウス
手を伸ばしたら
ねえ、誰か繋いでくれるかな


ひとりでね
生きていくんだって強がって
スカイライン 何処までだって行けるのに
水 ....
「おはよう」から 「おやすみ」まで
孤独に毎日似たようなことの繰り返し
上司に怒鳴られ 周りが静寂に包まれるまで残業
24時間の無限ループ
そのループもいつかは終わるわけですが
終焉の時に  ....
翌日、ひーちゃんは見事に風邪をひいてきた

教室に入ってきたときからはなをまっかにしてずるずるさせて
ずるずるさせながら席まで歩いてきて
わたしの隣の机に座ってもずるずるさせて
(ずるず ....
マウンドに立っている
誰も守らないグランドの真ん中

ほんの少し前まで
外野で黙ってろと
生えた草むしりとか
雲数えたりしていたのに

気付けばマウンドに立っていた
大きすぎるグロー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
人犬条約 〜人が先なのは人の立場から〜酸素の枷2*07/8/4 22:32
微熱見崎 光3*07/8/4 22:25
My Heart Never Tell Me The Tru ...南ススム1*07/8/4 21:47
ノート(花)[group]木立 悟407/8/4 20:29
あおい花葉流音3*07/8/4 20:22
夏の日由希2*07/8/4 19:57
溶けてった池中茉莉花1*07/8/4 19:43
「その海から」(41〜50)[group]たもつ1407/8/4 19:11
神隠し月見里司307/8/4 18:21
TO  青井 茜5*07/8/4 16:58
神さまは子どもユーヘッセ107/8/4 16:19
ジンファデルひめと107/8/4 14:53
灰より蒼く吉岡孝次507/8/4 11:16
数と光木立 悟607/8/4 9:39
花火吉岡ペペロ407/8/4 9:10
コツ哀音007/8/4 5:31
宇宙デート円谷一1*07/8/4 5:29
はだかになりたい 服部 剛807/8/4 4:29
paranoiaれるむ007/8/4 3:51
ノンアルコールあおば1*07/8/4 3:21
天国こむ3*07/8/4 3:16
よのなか3*07/8/4 3:14
神秘2*07/8/4 2:54
背中。狠志207/8/4 2:01
灼熱の魂山崎 風雅307/8/4 1:00
月姫ト弱虫ナ狼山田隆207/8/4 0:57
水銀有邑空玖3*07/8/4 0:51
ヒトオルゴール掘鮎涼子107/8/4 0:04
コーヒープリンmizu K4*07/8/3 23:43
一人野球木屋 亞万4*07/8/3 23:19

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