心にぽっかり空いた
大きな穴を
欲望に身を焼いて
埋めようとしましたが
だめでした
心と心が
つながらなければ
何もないのです
心のつながりが
希少なことは
夜空にひとつだけ
....
樹を植えよう
できれば楡がいい
私たちが何千回もけんかして
仲直りする間に
樹は大きくなるだろう
やがて子供ができ
大きく育つころ
樹も大きくなるだろう
私たちは木陰で
ランチを ....
眠れない朝にあなたを思う
夜を通り抜けて
窓越しに出逢うあさやけは
そこはかとなくかなしい
あなたを抱きしめるだけの日々に
空で時を知ろうとしなかったから
この ....
焼けた二人をギラギラ見つめる
黄色いお日サマー
可愛いあの娘はわがままばかり
君は女王サマー
カッコつけ飛び込み海パン脱げた
僕はなんてザマー(泣)
....
バックミラーの中
満月には少し足りない月が
どこまでもどこまでも
追いかけてきた
ヘッドライトの灯りの中
小さな白い子猫が
おびえた顔で行き過ぎて
外灯の影を
....
lover エルがあって 恋人になり
over エルがなければ 愛は終わり
rover アールになれば 恋をさ迷う
L は 愛の文字
そっと人差し指 ....
まばたきもしないまま
どこまでも駆けていけるって
目を閉ざした瞬間に
世界は一変してしまうから
そんな風に思って、た
目に映るものは全て嘘だと
世界はマボロシで出来ているん ....
空は高く澄み渡り
雲一つない快晴に
ふいに恐怖を覚える
揺れるアスファルト
伸びて行く木々の影
落ちていく星の輝き
乾いたグラウンド
白球の汚れや誇り
遠く響く ....
070805
一人前500円
それ以上は駄目!
経理担当に釘を刺されて出てきたが
500円のお弁当は少し貧弱
食欲旺盛の人たちにはもの足りないと
....
この世の全てのコンビニから
「お弁当温めますか?」の問いかけが消えた時
俺は慟哭するだろう
コンビニで買った弁当は何としてもコンビニで温めてもらわねばならぬ
家に電子レンジはないしコンビニで温 ....
どうしても顔も名前も思い出せない人がいる。感覚だけが確かで、ただ単に興味が有ったという感覚だけが確かで。
それは片思いをしていたあの隣のクラスの子だったような。ちょっとだけ付き合ってキスも出 ....
見よ!この空を
私は冷たい塊の上に立って
流れ行く雲を眺める
金が流れていく空中庭園には
眩暈と倦怠が空を飛ぶ
暗い牧場には
金に眼が眩んだ蝿が集った豚の屍骸がゴミ箱に溢れ出す
違法 ....
いっ
かまえるなよ
てめえら
何が何と言っても
誰がいって言っても
空はいつだって蒼く
女は永遠の海で
おいら達男には
それこそ
だれが何と言おうと
永遠に
謎であるのだからな
ビニール傘を連れてバスに乗る
車たちはいつもより低いところ
色も形も残らない淡い流れ
信号の度に苦しそうな馬力
ため息つくバス停
鼻づまりアナウンス
ポケットを探ると298円3セン ....
君
磁石と仲良くやってくれ
いつも避けて
アイツの処へ浮気する
横浜はいつだってそうなんだ
学校ならもっとフレンドリーに
スカンジフが泣いて笑う
七輪の風下のTシャツがとても香ばしいよ
....
ゆっくりと瞳を閉じて
黒いスクリーンを降ろし
両手でこめかみを抑える
そして瞼の裏の万華鏡を見る
この万華鏡は僕だけのもの
僕の瞼の裏でしか作られてない
君の万華鏡 ....
真夜中に起き抜け
冷蔵庫のドアを開け
冷気に顔をうずめる
烏龍茶を取り出し
顔の穴から一気に流し込んだ
胸が一気に冷たくなり
体が何かを訴え始める
夢を見た? ....
山脈に囲まれている
翼を持つ者しか辿り着けない場所 君の住む山都である
ここに住む生き物達は皆翼を持っている 都の中心に神殿があって 生き物達は飛び交っている その景観といえば壮麗である 天国の建 ....
我は オサ
この 水の草原を 進む
異なる血の 家族を連れて
はるかなる 陸への途上
我は ハシラ
気がつくと 我は長だった
傍らに 成熟できぬ 仲間達
たまたま 我は
手と足と眼 ....
どうしてかな。
あなたの顔が思い出せないんだ。
存在だけは私の中に
眩暈がするほど鮮明に
鬱陶しく残っているのに。
過去は捨てるものではなく去り行くもの。
....
透明な温度を下げていく
あなたのぬくもり
かすかな光が胸をさす
氷のようなつめたさで
肌が焦げていく
においが鼻につく
電車の中では冷房が
滝のように流れている
さらさらと ....
飛べない羽を持つ少女
周りを見渡し、もう仲間はここにいない事を悟る
?
冬の1ヶ月前
飛べない羽を憎み少女は一の涙をながした
空を憎み少女は二の涙をながした
?
冬はもうすぐそこ ....
錯覚をかさねて
すすんできた
そして、またしても
錯覚
たぶん、どこにもたどりつけない
だがふりかえって、
遠く、残してきた
いくつもの分身に
ほほえみかけることならできる
....
君と初めて会った日のことを想い出す
君のことが大好きだった私を想い出す
いつか、想い出しても涙を流さないようになりたい
夏から手紙が来た
こっちはもう夏だぞ
ここだって夏なんだよ
手紙に向かって言い返す
今年も広い夏になっているぞ
そういえば都会の夏は狭苦しい
こっちにくる時は
....
1.
詩人に必要なものはインスピレーションなどではなく、言葉がもっとも力を持つ瞬間を待つための自己抑制力なのだと気付いたが、僕の知っている詩人の一人は、とうとうその瞬間を目にすることないまま、手の中 ....
庭の犬小屋に繋がられている犬
2年3ヶ月とちょっと
俺の部屋は2階
窓から見下ろすと
いっつも目が合う
犬が笑う
それも目が笑ってる
三日月だ
不気味な程笑ってる
....
余韻は鮮明に
昨夜の熱気を絡ませる
臆病風は自然に溶けて
二人の視線を交差させていく
互いの笑顔を抱きしめた
霧の繁殖する蒸し暑さ
それすらも愛しいほどに
胸の高鳴りは
あなたを求めて ....
僕は愛と平和がほしい
でも何か大切なものを
見落としている気がする
何を忘れてしまったんだろうか
何を捨て去ってしまったんだろうか
僕の心が真実を語ってくれない
星条旗が風に舞っている ....
雨と晴れをくりかえし
建物はまた高くなる
いつのまにか空は細く
うたは縦に縦に流れ
震えと響きははざまを覆い
異なる風の種が降る
いつか道の涙から
小さくひらくかたちが現われ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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