雲に切れ目があり
青が覗く
夕が始まるのか
やや
部分的に
オレンジがかる
それでも
多くは
白く
そして
青い
バックグラウンド
雲が
不規則に
重なり
当たり前だけど ....
いつまでも下降ループを繰り返す思考の波に飲まれながら、
マゼンタの花弁から滴り落ちた一滴に想いを膨らませていた
物事を割り切ることはなんて純粋で不誠実なんだろう

地下鉄で、機械の風に当てられ ....
              07/08/18


夏は早いと
春は激怒して
秋と冬とを手懐けて
金属バットで叩きのめす
酷たらしいリンチ殺人

いつまでも
夏が来ないから
心配 ....
 [ チュン、チュン ]

その朝、生まれたての寝ぼけた空気は、人々の生活の動線によって掻き回され始め、
太陽は生き急ぐナメクジの速さで、よく磨かれた青いガラスの内側を這い昇っていた。

「 ....
私にはさびしいというおっきな穴が開いている

この穴がなくなるなら、私は死ぬだろう

さびしい
一人になりたくない

あなたは一人じゃないよというやつがいるから
私は期待してしまう ....
教室の扉をあけると机が整然とならんでいる
錆のこびりついたロッカー、同じような景色の描かれたいくつものデッサンが壁に貼られている。窓から俯瞰された線画、L字型の校舎と塀に囲まれたグラウンド、校舎は塀 ....
 むかしのにっきを ひもといた
 みたくなかった あいたかった
 ごちゃまぜだけど なつかしい

 あのひ あのとき あいつらと
 つるんで だべって わらって
 おばかで よかった  ....
電算機の描く夢は
完璧なシンメトリー
剥ぎ取られた発汗性を嘆くことなく
ぼくはきみの秘密を語り続ける

3.14159265358979323846264338327950288


 ....
  コップのなかに すこし
  みあげれば みずのしたたる くち


   ぽとり


           ぽたり



                     ぽぽ ....
アスファルトに焦げ付いた影を切り取って
家へ持って帰った

壁に立て掛けて
白いチョークで
目を描いた
耳を描いた
鼻を描いた

口を描いた途端
影はしゃべり出した ....
木の幹にとまり 
無心に鳴いて一週間 
地に落ちて 
引っくり返った蝉の亡骸 

無数の蟻に 
体を喰われながら 
丸い瞳に陽の光をうつし 
両手を合わせていた 
理解不能の川よ
わたしたちを隔てるならば
いっそ渡れないくらい
どうか深く暗く
光も届かないくらい
どうか広く遠く

自分を正しいと信じ込んだあなたは
戦うなと声を張り上げて

お ....
わたしってもっと強いと思ってた

ううん
ホントは弱いって知ってた



最近は毎日が楽しいと思ってた

ううん
最近は毎日を楽しいと思ってた



最近あんまり泣いていな ....
{ルビ蜩=ひぐらし}の鳴く 
夏の夕空に 
紅く滲んだ雲のシルクハットが 
傾いて浮かんでいた 

{ルビ鍔=つば}の下に 
もうこの世にはいない 
あの人の顔が 
見える気がした 
 ....
ただ立ち尽くしているだけで
汗が噴き出してくる夕暮れ
唐突に思い出した笑顔 声 温もり 涙
何となく確信した事が一つだけあった
きっともう君はこの世に存在しない

幾月幾年と囚われていた
 ....
もう戻らない
時計の針は

覆水盆に返らず

もう遅い
今じゃもう無理

随分経った

時計の針は
回りすぎた

何処にも
誰にも
分からない

だってそうだろ
あ ....
君は言ったね
 
たくさんの苦労も
少しの弾薬で
失われる
って
 
それを理解出来たのは
今さら、だったよ
 
道には死体
空には爆撃機
 
なんて
辛すぎる
悲しすぎ ....
――わらった―――――――――――――――――――
―――――――――――――面白かった――――――――
―――――――それだけの――――――――――――――
――――――――――――――――― ....
 
 
 
月のあたり
大きな風が
愛撫する夜

点滅する滑走路は
俯き加減でも歌った
それが二人の
着陸を許した

火に焼けた可憐は
明け暮れのごと
肌を透かせゆらめき
 ....
早朝の蝉達は
すでに目覚め 
茂る緑の木々に隠れ 
全身を震わせ、鳴いていた。  

無人の母校の校庭で 
跪き、両手を合わせ 
朝焼けの空を仰げば 
悔し涙は{ルビ搾=しぼ}り落ちる ....
 
 
 
点滅

路面の平坦を胸に
ハンドルを愛撫する

わたしたちは
口をきかない

街灯シンメトリーの
寄せて返すさざ波
リズム
いとしい人
鼓動の残像は
眠りの ....
君の映画に出させてくれないか?
大作映画じゃなくていい
単舘映画でいいんだ

客だって僕らの知り合いだけさ
主演女優の君と共演したいんだ

できればラブストーリーで
 ....
ニヤニヤ唇をひいて
太陽が愛想振りまいて 
押し付けるんだ

「特別なことを やりなさい」

茹だった脳で
盲目の夢

誰も
みて
いやしない
夏の
隙間

みてよ
足から入り腕を出すと
ダンボールのほかは空ばかりで
おれは首のばし
下をのぞきこんでも
からり晴れわたり風鳴る底なしの

しまった
あれも連れてくればよかったと
ポケットの小瓶 ....
ひろがりが

有限世界のものならば

時間もまた

有限世界のものだということ


未来というのは

まだ空間と時間に侵されて

いない頃のこと


ひろがりが

 ....
君は私の殺し方をよく心得ていて
いつもその手口で私をやるんだ
私はいつしかそれに快感を覚え始め
今ではうっとりと目を閉じて受け入れる

君がまるで半狂乱の夜には
それはたまに痛み ....
ワープする 僕は、空間ごと
この、二時間半の、列車の車内で、線路上で
文字と、音楽と
あるいは夢と、妄想とともに

ああ、ひどく、ひどく沢山の人がいるのだなぁと
わけもなく 是非もなく
 ....
  「コンクリート・リゾート」


最後に僕がここに立った日
それはきっと、セピアンブルーの日
変わったものといえば
角のコンビニエンスストアの名前くらいで
もしかしたら ....
 
指先に
色付く惑星
くるくる揺らして
夢を見る
触れたらふわり
いらっしゃい
見せてあげる
とっておきなんだから
ささやきあった
合言葉
たしかめあった
愛言葉
 
つ ....
童子らの目耳は

この夏の石畳

思い出オーブントースター

海も蟹も

空も犬も

ふたについたアイスクリーム

チーズピザ柄 白のTシャツ

油クレヨンとろけて

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
宙からの雲間秋也1*07/8/18 1:50
MAGENTA結城 森士2*07/8/18 1:35
光速の美夏あおば5*07/8/18 1:31
PETEN IN THE C.M.B (ペテン主よ、我が家に ...人間107/8/18 1:25
ありがとうraira007/8/18 1:25
メッセージ(稿6[group]ワタナベ3*07/8/18 1:23
そら長谷川智子2*07/8/18 1:14
π≒悠詩0*07/8/18 1:07
たりない。[group]長谷川智子1*07/8/18 1:05
焦げ付いた影なかがわひろ...4*07/8/18 0:44
いのり 服部 剛607/8/18 0:28
川の話曳舟207/8/18 0:24
最近あんまり泣いていない夕焼け空4*07/8/18 0:23
雲の帽子 服部 剛507/8/18 0:03
放熱松本 卓也007/8/18 0:03
kei99107/8/17 23:54
反戦フォークより四畳半フォークが好きブロッコリー...007/8/17 23:51
31(中横罫)零椅1*07/8/17 23:49
想像ルイーノ507/8/17 23:45
向日葵の声援服部 剛507/8/17 23:44
点滅ルイーノ207/8/17 23:42
■■■    film STARS    ■■■じゃんじゃっ...1*07/8/17 23:42
茹だった脳はnaho207/8/17 23:34
空の箱田代深子15*07/8/17 23:34
未来があるから吉岡ペペロ307/8/17 23:20
黄色い星快晴2*07/8/17 23:14
レイルウェイ・アウェイ雨宮 之人007/8/17 23:10
スクイグル交錯点(こうさてん)*コンクリートリゾートRin K40*07/8/17 23:07
小惑星葉流音107/8/17 23:07
かかし知風207/8/17 23:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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