床屋が私の髭を剃りながらこんな話をした
髭は剃っても、また生えてきます
顔をそぎ落とせば、二度と髭は生えてきません
でももっとよいのは、いっそのこと
肉体をそぎおとしてしまうことです
さらに ....
生けた花
秒針は成り行きを着飾り
刈り取られた脈に
美を埋め込んで
陰りを待つ

施されて息吹きを残し
敷き詰められた水に唇を投げ
盲目に似た器の感覚を舐めていく

刃は清めの儀式 ....
四倍に観えた
斜陽から
大気の臨点は
風をつくり
迸る生命に
つむじ一閃
燃ゆる

身震いした秋風
最小のヴェルレーヌを
解き放ち

ただ
一歩の前進に
凍り
凍てつ ....
太陽が自分の姿を隠すとき

世界を赤く染めて

自分が消えていくことを

知らせて 消えていく




それは私も同じく

誰かの元を去るとき

私がいたことを忘れないよ ....
真空伝記は
竜の背にもエレクトロを静電し
暗がり黄走る永いひかりの連なり
真っ先に稲光る

ころげた永遠
ただ白い歩記は錯乱する程に
つよい顔のような夕暮れ
きこえなかったよ
一 ....
あるいは儀式のある世にて
貴方と向かい合って誓った
として
何を?

恐らくは
くるぶしが溶け合って生まれた
ということ

を誓う何に?
分かたれた孤独に
もしくは
私という資 ....
僕には足りないものだらけ。
僕の存在は
この身一つに一つの魂で満たされるけど、
それだけじゃ
存在理由は満たされない。
だから、僕に愛情を。
僕を満たしても、
有余る程の愛情を。
尽き ....
あったかくて やわらかで
僕を包み込んでくれて
安心できて
心地がよくて
時々怒って
たくさん笑って
僕の側にいてくれる人




{引用=
1997
ほっぺにちゅう
ぷにぷに ぽよぽよほっぺにちゅう
ましゅまろよりも やわらかほっぺにちゅう
ましゅまろよりも 甘いちゅう

ほっぺにちゅう
けんかのあとで ほっぺにちゅう
涙が通ったあと ....
吠える
獣のように大きく響き渡るような
そんなたいそうなものではなく

ただ
吠える
「俺だ!」と自己主張するにしては
物腰を気にして周りを気にして

吠える
元来声が小さいわ ....
愛してるじゃ足りないぐらい
愛してるよ
夢や希望について誰がどれくらい語ったろう
全て言い尽くしたんじゃないか?
それでも言い足りないのかい 結構
なら大丈夫じゃない 絶叫は快感さ
その手段のために目的を選べ
存在意義なんて迷信捨 ....
声の名残りが
短く重なり
雨と雨の手
屋根に眠る手


甲をめぐる
ひとつの羽
道はかわき
風は糸に寄りかかる


見えない刃と刃がすれちがい
音だけが回り 残さ ....
あなたが言うその言葉が

もし愛ならば 愛ならば

あたしはあなたの胸で眠ります 眠ります

そして次に目覚めても

きっとあなたはいるでしょう?

だからあたしは 眠ります
目を閉じて願うものは
まぶたの裏側で
こぼれ去ってしまうから
君に触れて
言葉にして
後悔と一緒だとしても
確かに刻んでおきたいんだ

さざ波のように
押し寄せる気持ちの前で

 ....
「え?リーチなの?」

「うぉっふ」

「嘘だよ〜、またチョンボじゃないのぉ?」

「うぅぉふ」


「ほんと?今度チョンボだったら罰金だよ、モモンガ〜」

「そうだよ、そうだよ ....
        せつないという
        ことばのおもみ
    それは こころのなかの
         どのぶぶんに
  のしかかってくるのでしょう
            きっと ....
あの日
あっというまに難破した僕らは
流木にもなれずに
世界中の海に散らばった

絶え間なく打ち寄せるくらやみの音色に
安心してしまいそうな
ちいさな木片

ほんの少しの誤り
いく ....
咲きたいように
咲きたいだろうに



太陽がないと
咲けないの




それでもきっと




太陽が
大好きだから



いつも
追いかけてるんだろな
 ....
スーパーの弁当についている
オレンジ色のスパゲッティが好きだ
とんかつ弁当も
白身フライ弁当も
ハンバーグ弁当も
あれがあるから、おいしそうに見えて
つい買ってしまう
少ないから、一口で ....
机の引き出しに
ピストルを一丁しまった
これでよし

ピストルは人を殺めるために存在する
けれどそれを他人に向けることはなかった
滑らかな重みを持った銃口は
いつでも自分自身の頭に向けら ....
どうやら
夏のまどろみが
この街を
巡回している

{注チンチン電車=長崎の路面電車}
おばあさん同士の
席の駆け引きが
何か切なくなる

降りてみて、
上を見上げたら、そら
 ....
わたしはここに沈む

まぶたの裏は灰色の海で
ちるちると底に

触らば 消え
浮かば 嘘か

振り返らば
あぁ

いとおしい
君の背骨

いま
この息とめて
心臓ころす ....
昼間の光りは眩しすぎるから
月の様なあなたが好きなのです

だから、どうか私の頭上でいつまでも照らされていてください

幾分欠けたところで見失うことはないでしょう

だから、どうか私の頭 ....
51

手に速度が馴染む
坂道は距離のように続き
俯瞰する
鶏頭に良く似た形の湾に
昨晩からの雪が落ちている
ポケットに手をつっこめば
速度はあふれ出し
また新たな速度が生成され ....
 

今日はやけにもちあわせのお水の減りがはやかった。
英語を読むのはきらいじゃないけど、
うまく言葉になりきれないおもいがあるのは否めない。

世界革命を起こせるあたし達が変えられるのは ....
君の猫舌をマスターしたい
そうすれば一緒にフーフーできるから
一緒にゆっくり同じペースで
フウフウ フウフウ
はずかしがってる君が素敵


君の指笛をマスターしたい
 ....
日暮れて 日暮れて
ひとりきり
だあれもいない畦道で

日暮れて 日暮れて
ひぐらしの
かなしい歌を聞いていた

かなかなかなかな
どこ行った
僕のおうちはどこかしら

道をな ....
蜘蛛の糸に体重を預けるのは
不安のほうが少しだけ大きい
ここは薄暗くて
糸が切れる音が聞こえない
だから私は気づけない

誰かの巣を壊していること
私の腕を力無く動かす
絡み付いてきた ....
漣の揺れにまかせ

安らぎを覚えた貴方の腕の中

何時かの過去にこうしていただろうねと貴方は笑った

それだけでいい
それだけでしあわせ
出逢えた縁(えにし)優しさいろに染め
泡 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
床屋にてケンディ1*07/8/18 22:34
マリオネット見崎 光1*07/8/18 22:28
殲滅のルミュキメラ407/8/18 22:28
赤くなる森下 流華2*07/8/18 22:23
ガーラントキメラ607/8/18 22:02
青くさいけれどnaho207/8/18 21:29
存在理由2明楽107/8/18 21:24
探しもの107/8/18 21:24
ほっぺにちゅう007/8/18 21:23
吠えるもこもこわた...6*07/8/18 21:12
西平よしゆき0*07/8/18 21:09
生活007/8/18 21:02
甲とうた木立 悟307/8/18 20:16
あ な た が 言 うゆ ゆ307/8/18 20:02
期限207/8/18 19:16
モモンガーの夜那津507/8/18 18:20
肌着信天翁307/8/18 15:22
難破船佐野権太22*07/8/18 14:58
ひまわりユーヘッセ207/8/18 13:39
スパゲッティ壺内モモ子107/8/18 13:05
ヘッセの拳銃Tsu-Yo307/8/18 12:50
八月十五日の長崎ゆうさく2*07/8/18 12:05
naho107/8/18 11:40
遠いあなたを想うのです。太陽の獣107/8/18 10:39
その海から(51〜60)[group]たもつ1307/8/18 9:21
あいに墜ちていく、哀詩2*07/8/18 8:38
■■■    猫舌マスター&指笛サーヴァント    ■■■■じゃんじゃっ...107/8/18 8:21
日暮れて 日暮れて[group]未有花13*07/8/18 8:09
浮遊する糸。ぴぴぷる。2*07/8/18 7:24
縁(えにし)彌月1*07/8/18 7:15

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