涙が流れて色になる

どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
微笑みかけた頬
何もない明るさ
目を閉じたまま


早く目覚めすぎた朝
何かが既に去った跡
曇と曇のはざまの手


子の膝もとに蛇はいて
緑に金に
息をしている
 ....
ばいばい
またねと別れた
君の小さな後ろ姿が人の波に消えたとき
思ったんだ

どんな{ルビ時代=ところ}にいたって
どんなに人に紛れてたって

君が君であること
僕が僕であること ....
不意をつかれちゃった
こんな処で花が咲くとは 君はいつだって勝手

足元震える路地を首に下げた時計ゆらしながら ひとり 駆ける
冷えてく温度は椿の夜話も古わせてゆくけれど きみを 忘れない
 ....
いつも一緒にいるアイポッド
壁一面の大きなテレビ
膝に置ける小さなノート
アップライトを弾ける広いリビング
君と二人で座れるゆったりソファ
猫目のプジョーで君とドライブ  ....
一行が零れてきそうな
静けさに
眠りなさい と
夜は耳元でささやく

白い羽を揺らす誘惑に
応えようとする肉体
沼地の底に落とされるかもしれない
そんな不安は
片顔隠した月が
煙草 ....
お客さんには笑える

社員には笑えていない

そういう物足りない経営者が

いまの俺だということさ


さっきまで

誰もいなかった部屋は暑い

そんなこと

夏じゃあた ....
過去も現在も未来も

灰色うさぎを抱きしめて

この空の下でジャンプ



日常という名のステレオタイプ

要らなくなったものは環境にやさしく

フリーマーケットで ....
朝の太陽が 岩陰の
涼しげな 水に
ポツリポツリとたまる
水壺に光を差し
彩る

オーロラ色が
右左へと
飛び散る水面が 綺麗

竹筒より 流れる水が
乾く喉を誘い

手をす ....
寝ちゃダメだ
全ての職場は雪山だ
寝たらクビが飛ぶ
仕事中は常に目をカッと見開いているよう心がけろ
とはいえ
いくらコーヒーを飲もうがブラックブラックを噛もうが眠眠打破を飲もうが
仕事中に ....
愛は変化を許容し

憎しみは努力を促す
夏の夜

かなわない恋に

何を期待しているの

ゆかた姿のあなたが

花火の色に染まったとき

私が背伸びをしたって

届かないとわかった




打ち上げ花火のよ ....
『夢見る頃を過ぎても、まだ夢を見たいのならば、血の涙を流さなければなりません。』、と、灼熱を昼の思い出に宿した縁台に座る老人が古い戯曲の一節を呟いていた。

夜の緩慢に、暫くの月が上弦に笑う。 ....
深い底に揺れる魚
泡に守られ音も遮り
悲しい夢は見ないのと
とっぷり沈んで眠りについて

真珠に珊瑚にキラキラと
底に輝く宝石の中
涙だけが浮き上がり
日の光を反射する

全て忘れ ....
 
 
午前、すべての音を忘れ
掌からこぼれていく
ものがある
極東と呼ばれる
工業地帯のある街で
あなたは忘れられない
いくつかの日付をもち
数えながら折る指に
僕は気づいてはい ....
トンネルを抜けると
そこは火の玉の中だった。
ドラゴンの怒りは
熱かった。

アイスを頬張り
扇風機に当たり
汗たらして
ハンカチでぬぐう

熱視線は否応無しに
注がれて困り果て ....
  カントリーが聞こえる




「もう歌わなくても良いかな?」


「ああ、いいんじゃない」


「ああ」


「ていうかさぁ、あなたが勝手に歌い始めたんでしょ?」

 ....
ボールペンの中
色づけされた決め事が
力を預けられなければ
生きた証をはしらせられないことと
無関係に沈黙している

トンネルに守られてる
暗闇の声達

キャップをとって
かみへ
 ....
ぼくはおんなのこ
夜中にまちがい電話して
あわてて言い訳して切った
気がついたら朝
半分くらいはかなしい
もう半分はあわてておぼえてない
ぼくはおんなのこ
ほんとうは誰が好きか知って ....
 
あまりに きらきら
僕は目を
細めてしまって
 
あぁ
理屈やら なんやらに
がんじがらめに
されてしまって
どこもかしこも
煤だらけだなぁと
手を見て 苦笑い
 
あの ....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない





ジ、


ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
ただただ毎日にベストを尽くすだけで

道は開ける
間違いだらけの世界だろ?
とりあえずオイラ敗者クラブに行く。

トゥトゥトゥトゥ、
トゥトゥトゥトゥ、
敗者クラブに集まってんのは、
梅ガムとか女性用下着の下だとか。
三足千円の靴下 ....
また、
また遡行していく

太陽が落ちない
360度の
上空を
周り続けていたような毎日
そんなころ
僕たちは
向日葵で
飽きもせず
追った

めくるめく
夏の息づかい
 ....
公園のトイレの結界を破り
用を足そうとすると
紙がない

わたしは紙を探す旅に出た

トイレの予約は
忘れずに

回数券で地下鉄を一駅
街頭でティッシュ配りをしている
手に取ると ....
coda.
にかわるまで、


そこまでは、いいんじゃない。
いいんじゃない。



不安と、安心と、
よろこびとかなしみと…エトセトラエトセトラ。



色々な ....
広告のチラシに空白を作って
自分の世界を広げていたころ
遥かに遠い場所で
狂っていた気がする
 
夏休み
朝顔
日記帳
 
全て投げ出して
風鈴を眺めてた
ちりんちりんと
感覚 ....
「熱帯夜」





窓を開けても風がないから空気が留まっている
モンスーンが南方から官能や昏いものの香りを
運んできたのだけれどそのリズムはこの部屋で
止まって
澱んで
行き詰 ....
 君は本当のことを言わない
 嫌われたくないんだね
 俺は腹をくくってる
 どんな君でも受け入れるよ

 僕を信じて
 冷たくされることが辛い
 アイ ラブ ユー
 数え切れない辛 ....
ただ
空だけが去っていくよりも
窓から見える電車の行方が
気がかりだった

アフターサービスは万全です
断言した店員が
明日にはまた別などこかで
同じような物語を語り続け ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
涙が流れて色になるぽえむ君12*07/8/22 20:31
つばさ みどり木立 悟307/8/22 20:10
見つけるよきっと[group]朱華1*07/8/22 20:02
遅咲きでも笑顔ねこ歩き2*07/8/22 18:42
■■■    僕の欲しいモノ (夢の中)    ■■■じゃんじゃっ...007/8/22 18:16
夜中の十二時乱太郎18*07/8/22 17:19
物足りない夏吉岡ペペロ107/8/22 17:18
灰色うさぎ一ノ瀬凛107/8/22 16:42
ο゜☆水の精ο゜☆鈴鈴3*07/8/22 16:28
雪山にて新守山ダダマ3+07/8/22 15:57
愛憎森川仁司107/8/22 15:28
花火森下 流華5*07/8/22 14:53
有棘鉄線を抜け、宵に至る。クスリ。107/8/22 13:29
お休みのとき茉莉香407/8/22 11:11
その海から(予感)[group]たもつ807/8/22 10:09
ジャンプペポパンプ7*07/8/22 8:44
トライアル那津307/8/22 8:19
色づく紙砂木6*07/8/22 7:12
おっぱいれつら407/8/22 5:40
そら葉流音107/8/22 4:37
滴る耳A道化2507/8/22 4:14
西平よしゆき1*07/8/22 3:05
敗者クラブ。菊池ナントカ4*07/8/22 2:33
落ちない太陽から、逃げる水町綜助4*07/8/22 2:32
白い少女悠詩5*07/8/22 1:44
祈。やまぐちふぢ...207/8/22 1:30
遡るゆるこ5*07/8/22 1:16
「熱帯夜」ソティロ7*07/8/22 1:02
守るよ山崎 風雅207/8/22 0:51
やさしい意味小川 葉507/8/22 0:41

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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