寂しいと泣いた夜
あなたはゆっくり 笑った
大丈夫
空に帰ったんだ
また 会える
海じゃなくて空
聞き返したら
頷いたね
海は生まれて来るところだもの
....
もし明日が来るなら
君とまたこうやっていたい
もし明日が来るなら
本当の笑顔を君にプレゼントしたい
嬉し ....
レスレス
僕は返事しない
とても忙しいのさ
レスレス
僕は返事しない
とても恥ずかしいのさ
ラブレス
僕は愛が無い
とても冷たいのさ
元気 ....
優しいフリをしたあなたに
慰められたフリをした
このままそばにいてくれるフリをしたあなたに
大丈夫なフリをした
気を使うフリをしたあなたに
感謝するフリをした
部屋から出て ....
煙草を回し飲んで
契る
六人で
明日へと
ガキくさい誓い
俺らは
何があっても友達だ
果されることはないことがわかっていながらも
みんな、本当はもう大人だと知っているから
恐くて口に ....
夕焼け
いかしたBGM
うさ晴らしの光
カルテ
精神に吹いた風
悲しくて熱い恋
瞳とおなじ色の
肌を逢わすとスープ
魂で飲みほすよ
夕焼け ....
外灯のオレンジ
派出所の蛍光灯
真夜中のコンビニ
その駐車場
信号がかわると
国道がクルマの音たてる
なにを見つめている
別れた女の子に
電話しそう ....
橋の上で頭を垂れて
道行く人に小さな段ボール箱を差し出している
一人の老婆に
あなたはさっと歩み寄り
その汚い箱の中に
箱よりも小さな希望を入れました
何の重さもないそれに
頭を ....
トラウマが未来をかじる
怠惰な生活の中で
落ちぶれていく自分を慰める
生きてさえいればいいのかも知れない
それでも時折天使は微笑む
毎日が楽しい
そんな境涯になりたい ....
なるようになるさと笑うあなたの
ぶよぶよと肥大した自我が
ゆっくりとわたしの肝臓を潰しにかかる
あなたの肺は紙でできているから
煙草を吸って黒くなったら交換すればいい
でもわたしの肝臓は
....
「普通に生きていくのって思ったよりも難しいんだね」
ほんとうのまる、ほんとうの直線は、
人の手には描けないんだよ
太陽が揺らいで溶けそうになっている
輪郭線をごまかしている
....
君が詩を書いてくれたら
僕は世界に溶け込める。
他人なんてどうでもいいよ。
君の思考、たたずむプリズム。
気づけば豪雨のような音響にぐるりと包囲されていた
オグロヌーの疾駆するさま
出発するときは頼もしかった
ごついジープも心細くなった
ファインダーの向こうにあるのは、ゾーンだ
....
道端 潰れた死骸から
抜け落ちた魂の在り処が
見えるような気がした
そんな傲慢な感傷に浸る
自分自身が何様か知りたい
濁った水を湛える川
沈んだ自転車の車輪が見える
夕暮れ 反射する ....
細腕を背中に絡め
まどろみぬ遥けき
人と思ひたれども
艶容の君し一目見
忍ばぬ花の蕾むや
あるとおもひけり
きみと違ったゆめをみた。
かなしくて、せつなくて、なきそうだったけど
(あはは、とわらって ぎこちない口角)
あたしたちのみた夢は、
こんなにもうすぎたなくて、さきのミエナイ霧 ....
目の前が真っ暗さ、チェリー。
かすんだソーダ水がもたらした微かな希望は
拳の間から するり はらり とけおちてった。
君がくれたもの、なんだっけ
(ほら、だって僕は君がいるだけでい ....
たくさんの 夏のあと
口ずさんだ 旧い流行歌
すれ違い様
どれだけの人が気付いてくれた?
あつい 暑い ....
君は特別な自分に
なりたがってる
君は特別な誰かに
なりたがってる
いつも誰かと比べては
ため息をついている
セレブリティの意味
セレブである意味
....
ある日突然喰ったんだ
腹が減るから喰ったんだ
少し多めに喰ったんだ
でも足りないから喰ったんだ
貯蓄を全部喰ったんだ
育てた野菜も喰ったんだ
山に登って喰ったんだ
川に潜って喰ったんだ
....
水を注いだグラスの中を
過去の思い出が通り過ぎてゆく
時には努力の思い出
汗を流している友の顔が
楕円に大きくなってゆく
大したことではなかったことが
大きな喜びだった
時には恋 ....
だいじな あやまちを
わすれないように
おしたら すぐ
いたみを おもいだす
ぼたんを ひたいにつける
水の本を開く
文字は流れ出し
意味は溢れ出し
あとには
水の思想だけがのこる
川によってはこばれ
人びとの喉をうるおしながら
水の暗喩が偏在する
その波の繰り返し
晴天と雨天の交替
....
胸の高鳴りがジワジワと耳に近づいてきた時
それが北と南の混じりあった時に 泥舟となって浮かぶ
稲から飛びつく 顔うじゃつく 米粒みたいな虫でさえ
行く先を邪魔するけれど 何を怒ることがあるん ....
悲しいほど
君のことばは
ぼくにあてはまる
苦しいけど
君には
僕が ちゃんと
全て 見えている
旅立ちの日は
泣かない 泣かない
そう 決めて ....
叩きつけた拳は、ざっくりと裂けた。引き
抜くと何かが落ちて、コンクリートを叩く。
歯だ。血塗れの口を押さえのたうち回る一人
目の腹に、つま先を食い込ませる。骨の ....
あなたの行きつけのジャズ・バーへ
初めて連れていってもらった
薄暗い店内は煙草の匂いが染みつき
レトロな丸いテーブルと椅子が
老舗といわれる趣を物語っている
店のウエイターがにこやか ....
追い込まれる意識に
途切れた過去の記憶
何かに縋っている
心が自分に奪われていく
感情が失われていく……
誰も手の届かない場所で無くそう
自分への裏切りは忘れない
記憶に水を
....
蒼夜に月は上弦で
雲をゆらるとナガレテル
時の経過と動かぬ森と
月の記憶と揺るがぬ意志と
夜の明けないたぬきの世界
微妙にずれた月影に
エッジ鋭いたぬ森が
「イマ」を ....
070824
金がない
お金のために
金のなる木を育ててる
意味なし芳− 胸を張り
ダイダラボッチを踏みつぶす
波の上にも風が吹き
サーフ ....
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