行って参ります母上
直ちに参ります父上

憎い青空と都が笑う音が
混じって溶合う未来へ行進する
ああ 君はまだ追憶の中には居ない

目を開けて
腕よ脚よ 生きているか
眼よ脳よ 息を ....
きみを想い
アスファルトが焦がれた
夏を想い
アスファルトが焦げた

鼻をつく異臭より早く
むせ返るような暑さがこみ上げ
無意識をも意識させる

無視など許されないように
アス ....
何度となく。

何度でも。

聴こえてくる。

君の声。

何で、今頃。

君を思い出すんだろう。

記憶の中の君は、

笑っていた。

記憶の中の君は、

泣いて ....
ナツノ星、
ナツノ空、


ナツノ海。

ナツノ、、、


すべて、ぬってしまいましょう、



貴方が眠りについた、
その後に。

貴方と私、

 ....
琥珀の虫の見た夢は
エメラルド色の王様が
鼈甲色の指輪して
熱いお水に一粒の
星のカケラを落とす夢

琥珀の虫が見た夢は
今も現にならぬまま
たとえるなら・・・



ガソリンは満タンで容量は5ℓ

ミッションで ギアはLOWと5速だけ

もちろんバックなんてない

加速は世界一

アクセルはあってもブレ ....
萩ノ茶屋駅は高架の上にある
連日の猛暑の記録を続ける午後3時
南海特急の銀の窓に太陽の光が反射して、見上げると
空にはほとんど雲がない

パチンコ屋の自動扉がとつぜんに開く
冷やりとした空 ....
真夜中の空
唸りをあげ
何かを言っている

僕はそれを聞こうとするが
何も解からない

誰か教えて…
この空から聞こえる
この唄を…
頭に浮かぶ言葉を書いてみる
あれでもない これでもない
いま自分が感じたことを伝える言葉は1つもそこにはなかった
いま自分が思っていることを感じさせる言葉は1つもそこになかった
必死になって考 ....
階段をのぼる足音の
海をさかのぼる
波音が今
わたしの深い
大陸棚に
ぶつかる音がして
なにも見つからない

ちいさく
広がるだけの星が
こぼれる秋
虫の声が燃えている

理 ....
群青の森から
逃げてきたものたちを
ひとつずつ捕まえる
白くやわらかい部分に
サインペンで名前を書き込み
(神聖なものはすべてKではじまる)
ありふれた雑踏の中へと
放り投げていく
グ ....
地球はきっと広くなってる
私たちの10倍も20倍もあるような
大きなトカゲの王様が
100も200もうろちょろしてた
そんな昔に比べれば

だというのに
どうしてだろう
こんなに広い星 ....
僕が不安だと
君は 時折思い出したように呟き
そっと 僕の袖を掴む

自分の感情と 人間の形の不確定さに
君は押しつぶされそうになって
言葉だけで繋ぐには 大きすぎる想いに

僕は
 ....
                      07/08/27


明日は、
久しぶりに、
怪奇月食が見られます。

月が地球の影に入り
欠けるのが月食
影の中にすっぽり入り
太陽光 ....
僕はラッパを吹く
夜になると、もう銀色にはげた重いラッパを机の下から持ちだして
家の屋根の上で夜空に向かって元気よく吹く

パーパラパーぱっぱーパパー

たまに、近所のおじさんにすごく怒ら ....
ますます狭い部屋に
閉じ篭もってゆくわたしを
あなたは窓の外からチラリと覗いて
さも知った風に
典型的な自閉症だね
なんて言うから
わたし おかしくて
おかしくて
うつむいて肩を震わせ ....
君なら
しっているよね

赤い鳥居をくぐるごとに
空気
ひんやりしてゆくこと
しっているよね

お城の石垣にのぼる理由
そこから落ちるときの
一瞬の長さ
しっているよね


 ....
真下に拡がる海原は
厳しく削られた岩の入江を包み、
とうに半世紀を過ぎた
今しも汽笛の鳴る港へと
煌めく{ルビ漣=さざなみ}を寄せて

夏の賑わいが恋人達とともに
古い桟橋を大きく揺らし ....
こころ、が
ほどけていく

ゆるり、ゆるり、と
流れていく

苦水を干し
甘水を欲する

頑なに形を得ようとはせず
熱に垂れて
想いに焦げて

こころ、は
時折 玉となり ....
はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた

あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう

思わず ....
夏空の雲

お、あれは俺だ

俺は夏空なんだと

勘違いしている

雲だ俺は


もこもこもここもこもこ

宇宙からのぞけば

たんなる地球の模様だよ


夏空の雲 ....
さよなら、さよなら、


記憶を解き放って 
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空


枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている

 ....
「家族の通話は無料です」
携帯電話会社が前面に出したキャッチコピー
広告は時代に敏感で
なおかつ時代を創り出す

家族通話無料の時代がやってきた
そうでもしなければ
家族の会話が弾まない ....
そんな事も知らない間に
大人になったので
泣き屋に
ひとつのパンで
泣いてもらった

それでも
わからない顔をしている僕に
泣き屋は
パンを返してくれた

彼女は家に帰 ....
気がつけば
わたしは
人生を盗まれていた

わたしがしゃべる言葉は
どれも借り物のようで
まるで誰かが
わたしの口を勝手に使って
しゃべっているような気がした

誰に向かってしゃべ ....
だれかの温かい肌や
柔らかい身体の感触が恋しくなって
抱きたいなあとか
抱かれたいなあ
なんて思うけれど
ひとりぼっちで眠るとしても
ふたりで抱き合って眠るとしても
眠ってしまえば
結 ....
橙色荒野に吹く風を
纏う鉄蒼色の軸

時の線路を疾駆する
宵の列車が世界の涯へ
深く静かに進みます


時の左にたなびく湯気と
風を切り裂く幻時の舳先

アナモルフォセス ....
泣きたいときは 泣けばいい そんな簡単なことに 今気付けそう

君は優しい あったかい そんな事実に 僕はいつもくじけそうになる
 ....
 Quartz
 震えて
 終わりと
 始まりのないものを
 区切っていく
 切り刻んで
 数をあてる
 なにものとも
 名づけられない筈の
 私より薄くて
 鉄も
 昼夜をも含 ....
水族館に鯨はいません
私は海が嫌いです
ですから鯨は見たことないと
お母様に申しましたら
味噌汁の入ったお椀を指差し
「これは何だ」とおっしゃいます
ああそうかと思いまして
お箸で中の実 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
豊葦原路守 緒世留307/8/28 0:58
蒸発アスファルト零椅4*07/8/28 0:54
さよならの残響。狠志307/8/28 0:41
極彩色ノ万華鏡やまぐちふぢ...207/8/28 0:34
琥珀の夢亜樹107/8/28 0:28
おれユウ107/8/28 0:21
服部聖一107/8/28 0:18
むかしのし「空の唄。」狠志107/8/28 0:17
もやもやユウ107/8/28 0:08
あたらしいもの小川 葉607/8/28 0:07
Tsu-Yo407/8/27 23:43
面積の話亜樹2*07/8/27 23:33
君は詩が書けない人[group]ウデラコウ4*07/8/27 23:28
皆既月食あおば3*07/8/27 22:53
ラッパ小僧柳瀬1*07/8/27 22:53
明楽207/8/27 22:35
美砂3*07/8/27 22:22
名もなき夏の島にて ★atsuch...16*07/8/27 22:08
飴細工見崎 光2*07/8/27 22:01
ラブの秘密恋月 ぴの20*07/8/27 21:36
夏空の雲吉岡ペペロ307/8/27 21:20
やさしみ望月 ゆき42*07/8/27 21:18
家族通話無料の時代ぽえむ君4*07/8/27 21:10
やさしみAB(なかほ...307/8/27 18:42
わすれた大覚アキラ2*07/8/27 18:13
ぜったい退屈1*07/8/27 17:23
カルラの列車。クスリ。107/8/27 16:52
さよならの合図はいつも突然くるす.wh...2*07/8/27 15:04
Q水町綜助2407/8/27 14:09
亜樹207/8/27 14:01

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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