{ルビ鈍色=にびいろ}に濁るかつての青空
そっと思い出してみて
君の笑顔はそこに在る
見つけたものは、既に死んでて
どうしようもない現実に、
涙はどうせ流れては来ない
鈍色が私の銀 ....
愛について
優しさについて
僕は何もいえないし
本当の事なんて何も知らないから
僕は君を抱きしめたんだよ
伝わればいい
ただ
僕のぬくもりとか
それだけでいいから
君に伝わればい ....
おろかな夜に
ひとり、ずっと考えてる
抱えている秘め事は
背中から羽が生えて
夏の終わりの夜空に飛んでいく
ほのかな香りを残して
振り向くこともせずに
幸 ....
私がNHKの受信料をビタ一文払わないので、
目的が達成できないNHKのオッサンは
たいそう私のことが嫌いらしい。
よかった、私もだよ。
美しい毒の娘は嘆息する。
夢想のうちに語られた毒の娘は、
夢想なのであるから、
ありえぬほどに美しい。
毒の娘が生まれ育った園も美しい、
毒の花園に咲き誇る、
白い鈴を垂らすPieris ....
この病んだ時代に咲き誇る花
その輝きは時代を超える
傷つきやすいガラス細工の心
その心は昼も夜も
霞のかかった丘の向こうを見据えている
飛び出したい衝動を抑えることは
....
人の苦しみも
知らないくせに
何でも捨ててくなんて
冗談じゃない
やってらんねぇ
自分が言われた事位
自分で背負えよ
青二才
やってらんねぇ
....
音楽はときめき
音楽は淋しさ
その肩からちゃんと
体温を
感じられるように
限りなく寄り添っても
埋めることは出来ない
重なっても一つにはなれない
多分一生どうすることも出来ない
....
そこにはあなたの名前が30件入っているのが当たり前だった
真夜中
冷たい床に座り込み
話をする
少しずつ床が暖まる
....
一番大好きな人とはうまくいかない
大好きに一番が付くと今までガマンできていたことができなくなる
ハンバーグは大好きだから最後においておける
....
ふうっと息を吹きかけて
数えるはずだった花を散らせた
数えながら、あなたを想って
この恋を呪って
待ち続けた自分にさよならして
優しい空気を胸いっぱいに吸い込み
明日にジャンプする
....
不意にあることがなくなってしまった
なにもやることが起きず
このまま時間だけが過ぎていくのかなと思ったとき
理解してしまった
人間がどんなに抵抗しても逃げられない束縛
時 ....
ぼ
く
の
きいろいシャツはどこだ?ここか。ん?趣味は悪くないさ、
みてみろ、 似合うだろ?
へんたいとか!! 泣いちゃうから!!
、うん。静かに。
あしたになったらまた ....
{引用=
あてもない旅の
白い起伏を
さまよって
います
私が蜻蛉だった頃
あなたは
真夏が大好きなあなたに
暑いのが嫌いだと言えなくて
....
たくさんの子供の叫ぶ声が
ほら
街頭にこだましている
さかなの呼吸を繰り返して
瞬き三回
反転する
こっちだよ、
と
手を叩く
未成熟な足が
悲鳴あげてる
素知 ....
いくえにも
かさなった
ゆらぎ
輪をかいて
后は
たおれる
フラッシュに焼かれ
切り花が飛び散って
できるなら
このまま
目覚めたくないと
願っても
民が呼ぶ
夢 ....
風、ぱたぱた
虫の音色
月、雲に隠れ
湿りの中
ひからびる幻
ワイシャツが
すっぱいケモノのニオイ
クサイクサイ
風、ぱたぱた
虫の音色
....
勢い余って
君の胸にぶつかったとき
あんまり頼りない細い身体に
なんだか
自分が寂しくなったよ
この人は
ひとを護れる人じゃなくて
護られたい人
なんで
怒ってばかりいるのよ ....
欲しいものなら
ちらほらと
ほらまた目の前
チラチラと
金でも女でも
ちらほらと
夢を見なよと
チラチラと
興奮だったり夢だったり
そのビ ....
青いビニールシートの囲いの中から
海を越え
国境を越えた国の音楽が聞こえる
私の知らない楽器の奏でる音
中に入るとそこの空気が
赤く染まっているように見えた
とてもにぎやか
でもうる ....
階段の下をくぐって
木の合間を通りぬけ
何かと狭い思いをして
ようやくたどり着いた
いつもは人が落ち着かない
そそり立つような
建物の合間にできた憩いの場
モグラの巣にでも
お邪魔した ....
大きく見開いた目は
何かに驚いたようであり
何かをじっと
見つめているようであり
何かを必死で
探しているようでもあり
そして
見えている全てを
ごくごく自然に
受け止めているようで ....
紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし
常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない
他の生き物は
紙 ....
人は死す為 生きている
生は罪か 死は罰か
征き着く先は 堕ち征く底は
永遠の果て
君を想う いつまでも
この{ルビ躯=むくろ}はいつか朽ちゆくが
この心は永遠に
朽ちることはないだろう
この心は永遠に
君のものとなるだろう
人の事なんてわかりませんよ
俺に求めないで下さい
いい加減自分の事を
考えてあげたい
俺に求めないで下さい
070903
寝付きが悪いのに
門司港発、佐世保行きの
各駅停車の寝台車に乗って
旅をする
ネットカフェなんて何処にもないから
疲 ....
*
澄んでいく記憶の端から
水色の汽車が走り出します
ため息や欠伸といった
水によく似たものたちを
揺れる貨車に詰め込んで
透きとおる空の下
滑らかなレールの上
どこまでも
どこまで ....
顔が
いい感じで
寝転んだ姿が
可愛くて
何を考えているのか
よくわからなかったけど
ちょっと好きだった
京王線が好きで
就職したら
千歳烏山あたりで
一緒に暮らそうって
言 ....
雨音が
逝く夏を囁くと
水に包まれた九月
通り過ぎた喧騒は
もう暫くやって来ないだろう
踏みしめた熱い砂や
翡翠いろに泡立つ波も
日ごと冷まされて
さみ ....
4511 4512 4513 4514 4515 4516 4517 4518 4519 4520 4521 4522 4523 4524 4525 4526 4527 4528 4529 4530 4531 4532 4533 4534 4535 4536 4537 4538 4539 4540 4541 4542 4543 4544 4545 4546 4547 4548 4549 4550 4551
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.72sec.