しんとした
  もりのおく
  ざわめいた
  ゆめのあと
  くちびるで
  きみのこえ
  ゆびさきで
  きみのこえ
  たしかめる



  たしかめる
 ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
幼い頃お父さんは万能だった
何でもしてくれて
出来ない事なんて
何にもないと思ってた
そんな私一人の思いこみを忘れた頃
それと私は向き合った

朝起きたら動かなくなっていた鳥を
季節は ....
どうしようもない私だから
どうしようもないくらい
人の役に立たない私だから
せめて死んだ後くらい
人の役に立てるよう
私が死んだ後
私の体を利用してください

自分があきれられるほど
 ....
くぅるり からり くぅるり からん
時計の針が廻るごとに
時の糸を紡いでく
くぅるり からり くぅるり からん
紡いだ糸を織り上げて
あなたはそれを染め上げる
あなたの心が染め上げる

 ....
貴方は俺の敵
お前は俺の敵
君も俺の敵…?
 
そんなふうに騒がずに
俺は黙って眼を閉じよう
 
『お前はカスだ』
『お前はクズだ』
『お前はゴミだ』
 
そんな言葉なんか気にせず
俺は笑顔で耳を塞ご ....
彼女は、いつ。

彼氏を、諦めたのだろうか。

彼氏は、そんなこと気付かずに。

彼女は、新しい抱き枕を抱きしめた。

そんな彼氏は、いつ。

彼女を、忘れられるのだろうか。

 ....
もちろん分かっていたの
もう、さようならなんだっていうことは
あんなに熱くはしゃいでいたのに
最近はすごくよそよそしいし
ねっとりしていた風も
そよそよ
蝉も鳴かなくなって

ほんとう ....
僕が愛や恋を語っているときは きっと君の顔浮かべてる 抱きしめたことを思い出すたびに
胸を締め付けられる
愛していると伝えられない数だけ増えて
忘れたいなんて綺麗事を
脳内で繰り返す愚かな僕が居る

飛べない
動けない
心から束縛されて
 ....
磔みたいに動かぬ石は自分の形を忘れていない。
射殺すような光と熱が身体を焼く。
焦げ付く髪と汗ばむ手の平。遠くに見える蜃気楼。
僕から伸びる黒い影は夜にも似ている闇のようで。
呑み込ま ....
突き抜けるような青空に

立ち竦んでしまう私でも

退路は全て遮断してきた

==========

空が本当は何色かなんて

私は知りもしないけど

ただあるがままに受け入れ ....
 

あなたが知っているのは遠くの記憶と貶めかたであり、
それらをもってしての言動にはいつも薔薇のような棘がつきもの
いくつも刺さってしまえば、存外痛くないことに気が付いた。
(小指をぶつけ ....
エンジン快調アクセル全開
夢の超特急
頭が爆発する
体はもうボイリングポイント

何も考えていない
唯存在するだけ
気持ちがよければよい
癖になる

何を言われても気にしない
夢 ....
空がパッと閃いて
少しあとで雷が鳴った
昨日も今日もたおれそうに暑くて
夕立でもあれば少しは何かを思い出すかしら、と思った
この邪魔なおくれ毛は刈りあげるべきじゃないかしら、と思っ ....
洗面器の水に
指を浸す
わたし達の海はこんなに小さい


手と手が触れ合える
ささやかな暮らしでよかったね


ざざぶ〜ん
ときどき窓のそとで水音がする
あれはイルカ
あれはシ ....
最初の 真昼の 星が

ことばの 紀元前に またたいて いる

やってきた 9月

地には ことしの 豊穣を

やくそく した 稲穂たちや 曇った空

透明な 稲びかり ....
ぼくには声はないよ

さけんで さけんで
声はきこえなくなってしまったよ
ぼくは、うたえないよ
ただ、卑屈な笑みしかつくれないよ


正直、今日も死にたいと思っているよ
病気と言って ....
 下等列島日本諸島 パクりのゲットーモットー横行 超馬鹿馬鹿しいよ
 無理過ぎる振り付け 吹き付ける雨風 現代社会&未来世紀はこの様で
「殿様、冤罪打開&気合掲示は御前様次第だい」
 この国を産 ....
こんな曖昧な風が吹く夜は優しくなれなくて
自分のなかにある悲しみや小さな孤独が
心のなかでドタバタと暴れまわる

「毎日いろんなことがあるよねぇ」
そのいろんなことが三日くらいで ....
夕刻を告げる時計が
散らばった色鉛筆を
一本だけ、手折る
 
私がその光景を
消しゴムへと告げ口した頃
光りだした小指は
小さく震えて、色鉛筆となった
 
立て掛けたキャンバスには
 ....
二人の夢を乗せて観覧車は回る

夢が叶うその日を夢見て

くるくる くるくると

夢が叶うその日がきっと

来る来る 来る来ると
夢を見ていた
はっと目をさますと五郎さんが
丸太小屋が焼けた
けれどもおまえのせいじゃない
そう言ってラーメンを食べながら
泣いていた

蛍光灯を消したまま
月のあかりで
その日の出 ....
ヘッドフォン
外の世界を
シャットアウト
君と僕だけいればいい
息をひそめて
(葉も揺らさぬように)
焚き火が揺れる

煙の中でも煙草を吸う君は
跡形もない言葉のままで
髪先を星座に投げる

傷跡だけを残すために
遠くの峰でわき上がる
季節 ....
滲んで溶けて 輪郭からはみ出した信号機の青

赤を促す



だった筈の際は
もうどこにもなく
四肢を折られた傘が転がっている


刹那 が
辞書の中で絞め殺されていく ....
色とりどりの、綺麗な世界。

汚くもあるけど。

こんなに素敵な色に見えたのは。

あの人のお陰。

あの人のせい。

ありがとうを云うよ。

素直に嬉しいから。

けれど ....
車通りの多い通りのわきで
夏の間履き続けたブリーフをぬいだ
またの間から懐古とか嫉妬とか
潮風や塩素そういう塩っぽいものに
固定されがちなものがごろごろ落ちた
そら高く持ち上げられて弱まった ....
あかりを 消して
ひらいたら きずあとを
指で なぞって
たがいの からだを
すみずみまで 読む
カラダに纏わりつく雨粒の重さが
歩幅を狭め絡みつく
どんよりと厚い雲がまだまだだよと
雨粒を降らす

苦しいのは
おまえだけじゃない
寂しいのは
おまえだけじゃない
けれどもせ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゆれる草野春心507/9/7 17:16
赤いうわばきとたいくかん吉田ぐんじょ...2507/9/7 16:13
初めての死明楽207/9/7 16:12
どうしようもない私だから107/9/7 16:11
願う1*07/9/7 16:10
『殻』神楽坂 猶叉107/9/7 15:07
涙だけ。狠志307/9/7 14:50
夏よさようならふるる9*07/9/7 13:57
愛を語るとき[group]北大路京介7*07/9/7 12:31
恋詩-SIX Sick.ver-流希-Яuk...207/9/7 12:27
『盆』東雲 李葉1*07/9/7 10:08
空についての覚え書き(その3)快晴2*07/9/7 9:07
不器用のむこうがわ。哀詩4*07/9/7 8:58
昔ある所に城がありました。ペポパンプ5*07/9/7 8:45
閃光久遠薫子10*07/9/7 6:57
水の時間yo-yo6*07/9/7 6:41
天国の子どもたちモーヌ。16*07/9/7 5:57
おれも女に生まれたら、ワンピース着てみたいなわら27*07/9/7 3:51
はんぱもーん影山影司0*07/9/7 2:33
余白madoca307/9/7 1:11
美術室山中 烏流6*07/9/7 0:11
夢の観覧車むむ0+07/9/6 23:22
両親小川 葉107/9/6 23:11
名前のない世界ゆうと4*07/9/6 23:10
晩夏の指先にたりぽん(大...8*07/9/6 23:08
あ、2*07/9/6 22:50
から、ふる。狠志107/9/6 21:53
帰宅肉食のすずめ307/9/6 21:49
そろもん(寝室の話)みつべえ1007/9/6 21:40
惜雨彌月1*07/9/6 21:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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