俺の周りの空気が
水滴になった時
地獄の響き、天国の夢、姫百合の塔
街灯に
スラムダンクしかけて
警官に
止められました
「夜の道を一人で歩くのは危ないから」
「でも家に帰る時、いつも ....
青くてすごく激しい魚を
まな板に乗せてばちんと
首を刎ねた
何の通告もなしに
首も胴体も捨てた
血の匂いがあたりに漂って
ハイターをぶちまけた
心残りは無かった
       /\
      /  \ /\
     /    ×  \
    /    / \  \
   /    /   \  \
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ....
ハンカチの中に包んだミルクを
野原に置き去りにすると
卵になって帰ってくる

家のドアをトントン叩く音がきこえたら
開けてあげて

あなたも卵になれるよ

うれしいな
はじ ....
俺は日本で働いているんだな

ひとを傷つけたりしながらな


出国まえの寂寥とは

いつもこんなものだ


迷惑かけない程度に生きよう

感性的な落ち込みはやめよう


 ....
赤道をこえるとそこは

時差1時間しかない

季節が反対の地であった

展望台から

川と家々と森の平野を見つめる


ひとの姿は見えない

ちいさすぎて見えない

で ....
女に興味をうしなったのは

それなりにつらい経験をしたから

それが無駄な時間に思えてきたから

未来を俯瞰できるようになったから

たまたま好きな女がいないから

いまさら家族へ ....
われの混沌に
あすが枕木をならべてゆく
その果てが
もはや青白い喜びに満ちていても
よいか
ねむりよ
まだここに
われをいかしておいてほしい
安美錦
アミニズム
あれはクビライ・ハンの来襲だったのか
心技体
やおろずの神々に祈りを捧げ
丸い土俵の上にあるものを
観音菩薩。弁天様。
ご利益いかばかりであったとしても
女人禁制
 ....
赤に脱する体無く
居脇
居脇と喉を朱墨で湿らし
濡らした歪を落書きに
遅れとる沙羅止まり落ちるとぞ
絵具ごと暴走
切り取った雀で水滴荒らすは
口虫か
女の脚か
冷舌隷痕
削っては
 ....
夜毎に骨が軋んで痛いと泣く妹に
医者は一言
「大人になる痛みだよ」と言った

八十過ぎの老女がやってきて
おんなじことを言ったなら
彼は一体
どんな返事をするのだろう

大人になった ....
つまらない嘘をついた日に
路地の花は私をせめて
柔らかな色をした空は
ぽつりぽつりと雨を降らす

(このまま雨がやんだとき)
(灰色の虹を見たかなきゃ)
(今すぐ道を引き返し)
(優し ....
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ

単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ

ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ....
えにしある ひとが
たびだって いちねんになります

えにしをつなげてゆく
おなじ ちを うけついでゆくものが
さかずきを あけます

あなたの むかしばなしに
みみをかたむけつつ ....
君は笑って言う。

「お前は俺にべたぼれだから
なんも心配しとらんよ。」

心配してよ。
不安になってよ。
捕まえて、縛って。
どこにも行けなくして。
じゃなきゃ私、

ほら。
 ....
ごめんなさい。

私ね、先週
他の人の腕に抱かれて
眠ったの。

君が嫌いなわけじゃない。
むしろ大好きで、
愛しくてたまらなくて。

言おうと思った。
謝ろうと思った。

 ....
朝のように 夜のように
当たり前に 僕はいよう

ワビのように サビのように
心に沁みて いたいよう

空のように 風のように
当たり前に 僕はいよう

眠りの中に落ちていく ....
砂丘に洗濯機
ウィリーは素朴
上手に筋肉
そのまま届きそうになり
春子、帰宅
ジャングルジムから
人の匂い
道路は名前
生きることは
重力の淋しい過程である
という前提にたつと
 ....
格式のある店内
マナーは重視されている
テーブルクロスの裾からのぞく恋人の赤いパンプスが
僕の心臓を掴んでいる
身の豊かなスズキのムニエルが運ばれ
彼女は優雅な手つきでそれを口へと運ぶ
思 ....
傘がこわれた
シロップ味の傘は
あお空さえ甘ったるく
かき混ぜて綿飴も
ミルクのように薄めて
記憶してきた
落ち葉とか
スチール缶なんかを
ため息とまるめて
ゴミカゴに
 ....
黄色い粒子は
空気のなかの
ささくれの、
嗚呼、
うまくいえやしない

葉っぱが赤く
色づきたくないと
南風に揺られながら

きらめきストリートを
歩いている、
おとこのこおん ....
 

あなたの趣味がわるいから、
わたしはめを逸らしてしらないふりをした。
(あなたは機嫌を伺うようにわたしを見て何故かあやまった。)
(わたしはそんなあなたがほほえましくって笑みをこらえて ....
いくつもの形があることを知らずに
唯一の絶対を求めた
唯一の絶対
全てのことを知りすぎていると思っていた

刻まれたピーマンの存在に気づかなかった
感じないものは存在しない
それが真理だ ....
私は知っていて
私しか知らない

台風の後の空が必ずしも濃い青色でないこと
綺麗な夕焼けの次の日に必ずしも晴れるわけでないこと
私の部屋の扉は放っておくと風で閉じてしまうこと
公園の木の大 ....
早くはじめなきゃ
悲しみのレッスン

早く覚えなきゃ
忘却のレッスン

傷がまだひりひり痛むけど

ほかの誰かと笑ってると思うと
まだ胸が痛いけど

笑うと眼尻にしわが寄る
あ ....
保険に入ったのですね。では、行き止まりは危うくないとでも云うのですか。

あなたは、諸島の話を聞きたがる。前ばかり向いているから。条件を覚えていない。
この半分が、電極のあわいで踊っている かた ....
膿んでいることはわかっているから
なるべく開かないように
大事にしまっておくのだけれど
たまに何かの拍子で
飛び出てしまうことがあって
ぐちゃぐちゃ
びちょびちょ
ぐねぐね
赤黒い
 ....
緑の山の真中に 
{ルビ白鷺=しらさぎ}が一羽枝にとまり 
{ルビ毛繕=けづくろ}いをしている 

曇り空に浮かぶ 
青い空中ブランコに腰掛けた 
わたしの眼下に敷かれた道を
無数の車は ....
鋭角的な警鐘が
残像する
私の眺めのどこかに いつも

おそらくあの時から
導音を失った私の音階
私はそれを
探しているのか
いないのか
果たして探すことを許されているのか?

 ....
君なら何処までも行ける気がした



終わりを迎えた世界の片隅で
不純物を交えないその精神だけがまるで至福
崩壊を迎えた石造りの町の中で
たたずむ君のスカートが退廃を孕み ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
誰も居ない、一日の終わりに狩心5*07/9/9 23:35
廃棄チアーヌ607/9/9 23:35
あなたとわたしむむ207/9/9 23:33
ゆくるくペタ007/9/9 23:32
俺は日本で吉岡ペペロ207/9/9 23:11
地球007/9/9 23:07
007/9/9 23:04
暁にむけて美砂3*07/9/9 22:44
大相撲九月場所のロゴス恋月 ぴの10+*07/9/9 22:41
沙良曼荼羅秋也007/9/9 22:29
骨の悲鳴が聞こえる日亜樹107/9/9 21:51
灰色の虹107/9/9 21:26
創書日和「淡」[group]ゆうと2*07/9/9 21:19
一回忌玉兎107/9/9 21:10
・心配ない・はち107/9/9 20:14
・罪悪感・107/9/9 19:57
当然[group]北大路京介10*07/9/9 19:36
ウィリー、ウィリー、きみの名はたもつ4*07/9/9 19:14
スズキMonk1307/9/9 19:03
はとどけいさぶれもよう君の、107/9/9 18:54
夕暮セピアゆうさく4*07/9/9 18:21
告白をしよう。哀詩0+07/9/9 18:17
答え合わせ楠木理沙107/9/9 18:12
存在路守 緒世留107/9/9 15:20
悲しみのレッスン風音4*07/9/9 14:55
無題クマクマ207/9/9 14:29
チアーヌ407/9/9 13:42
空の椅子[group]服部 剛7*07/9/9 12:20
知らない黎明塔野夏子10*07/9/9 11:38
なだらかな羨望ロリータ℃。107/9/9 10:56

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