薄暗くなったのら

おいらは寝床にもぐりこむ

片腕のない人形と

ピリカラのフライドチキンの骨と

あの子のくれた大風呂敷にくるまる
あなたが、見えない敵にマシンガンを撃ち込むならば
わたしは、見えない敵を見えるようにしてから、あなたにライフルを渡す

あなたが、感情や状況を叫ぶのならば
わたしは、その風景の中で生きる、身体 ....
まだ夏だというのに部屋は霜が降りてしまった
吐く息は牛乳みたいに濃い白で
手も足も真っ赤になってうまく動かせない

そうだ、
わたしがぴったり収まる浴槽に湯を張ろう

蛇口を捻ると出 ....
革命を起こそうと考えている俺は
一匹狼のレジスタンスだ
レジスタンスも凡人で
腹が減っては戦ができぬ
そろそろ、おやつの時間だ
時代の匂いMAXと書かれた最近流行の
コンビニに立ち寄った
 ....
電気を付けたまま寝ていると
母が怒って消しに来た
俺は無意識に
「暗いから、怖い」
と言って泣き出した
すると父がやってきて
「付けておいてやれ」
と優しく言いつけて
二人で静かに去っ ....
肌の上に立つ水へ
重ならぬ葉と重なる葉
朽ちた枝を流す金
音は羽へ羽へと変わる


鏡の熱さ
肌の熱さ
指の腹の魔
鏡の熱さ


金に溶けてゆく色が
空をまだらに ....
生まれ変わったら

猫になろうと思うの。



君はベランダに足をぶらつかせながら

ミントを手に
はしゃいだ。



雨粒のリズムに
猫のあしあと。

てん てん ....
胸の内

誰にも言えない

寂しさは

あなたがくれた

恋なのよ
練習船
黒い尖塔
木馬の何頭かを失ったまま
メリーゴーラウンドは廻転している

空はいつでも鋭角
時折少年が墜落してくる

旗竿の上で
燃え尽きる旗
その下でそれでも昏い宴はつづく ....
変わらない時間

それが繰り返されている

そういう場所が

きみの心にはありますか


きまりきった場所を、

足ばやに、ゆき過ぎる、

魂を、みがく暇すらありません、
 ....
 

ぼくのこころを止めたら、きみのそれはひどく痛むと言ったから
レモンすらさえぎらない孤独感を、
キャンディーでは賄えない愛を
(つぎはぎだらけの靴下につめこんだ。)



(する ....
むねには だれかの だれもの むねには
川がながれて
ことばと さえずりは
甘かろうと苦かろうと
橋のざいりょうです

そらにかすりきずのような
雲があって
おもいだすのは
きずをつ ....
吐気がした

私は悪い夢を見てるらしい


私の目の前に広がるのは
あまりにも

塗り重ねられた世界だった

人間臭さに支配された

惨めな世界だった。

全て
計算 ....
包帯 が
巻かれた
そこから
光 が差し込むのならば
身体いっぱいに
包帯 を
巻いてやれ
観察日記の
最終ページにある
やさしさは時に
人を不幸にする
の文字が
青く滲んでいる
向こうには
形跡が虹みたいに
消えていて
雨でも降ったのか
経験のように
過ぎ去る日々はま ....
始終電車の中で揺れているような一日だった
駅のホームで一息をつく 
そんな感覚でベランダへ出て 
ジーンズの裾を捲り 風が吹くのを待つ

どこか遠くの方では 
花火が上がる音が聞こえている ....
なぜ君ら
かかわって来るんだ
少し黙れよ


雨の日に
濡れる右肩
君に見とれる


必要ないんなら
教えてくれない
やめるから


青春時代の青臭い
どうにもやりきれ ....
矛と盾を生み出して

火の無いところに煙を立てる

白と黒を混ぜ合わせて

どっちとも取れる色を作る



そんなもんです



軟体動物に串を刺して

こいつにも ....
ラジオステーション#12で
女たちの嬌声がはじまっている
ぼくたちは通信を確立しようとする
月は襞におおわれながら、
打ち破られるのを待っている
低周波電流で筋肉をびくつかせ
煙草と硝煙の ....
もういいかい?
まだだよ
なんて二人して楽しかったね
だけど君に見つかったとき
言えなかったんだ
好きだって事
学生時代みたいに
遠くから眺めてそれだけで
僕ら幸せなのかな
走ってい ....
酔っ払って
海岸に
遠くの音
ひずみの向こう
波は立ったまま
立っている

寒いのは
恋人を連れていないから
あたたかい手を差し伸べる人を

遅くまで起きていても
誰も叱らない ....
きみを傷つけてみたかった

やさしくなって、ね
実家に帰ると
父はいつも
私にポテトサラダを薦める
それが彼の好物だから

私はマヨネーズが好きでない
それでも父が皿に盛ったポテトサラダを
一応は受け取るようにしている

それに気 ....
荒涼とした原野に
流転の種は解き放たれ
十五夜の月が
黄金色の蜜を
大地に垂らし
豊潤の実りを
見つめている

舞う種は地に根付き
芽は硬い殻を破り
一息呼吸する ....
 


「 シジン 」


      詩を書くひとが すべて詩人というわけじゃない。

      詩のような生き方が 
   
      詩そのも ....
昨日 おかんが泊まりに来た
おとんとの惚気話、散々聞かされた・・・

おかんよ
これでも うち傷心やねんで?
まぁ仲良うしてんねやったらエエんやけどな

今日 おかんが帰った
そしたら ....
「あと1分」
無骨な声が響きわたる

モニターは緑の直線を描いている

注射痕で赤紫に染まった
骨ばかりが目立つ手に
わたしはくちびるを そっとつける
将のなまぬるい肌が微か ....
犯した過ち数知れず

されど今更如何にもならぬ

二度と過ち繰り返すまい

幾度と自戒し

新しき日々を積み重ぬ
体いっぱいに
内臓や肉や骨を詰め込んで
さあ出発だ
横断歩道を渡り
魚の肌を横切り
宇宙ができる以前から咲いている花を
アスファルトに練り込みながら通り過ぎて
コンビニとともに混濁する
 ....
              070925




こけら落としの上演には
伺いますと
従兄弟のこけしが呟いて
お財布の底を覗いてる
たった一枚
見せ金の一枚だけが
身を固くして ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ねるちょび107/9/29 17:23
プレイヤーとフィールド狩心2*07/9/29 17:09
お風呂のこと(1)西藤ウサギ007/9/29 15:45
レジスタンス狩心2*07/9/29 14:57
寝室の出来事結城 森士3*07/9/29 14:43
声とめぐり木立 悟407/9/29 12:49
  雨猫 。Sa;007/9/29 11:29
恋する蛍でんぼ207/9/29 11:09
Quest塔野夏子9*07/9/29 9:49
ふるさと吉岡ペペロ207/9/29 7:59
ぼくが言う、 しあわせ。哀詩207/9/29 7:30
ねむれば秋唐草フウ10*07/9/29 7:12
無機質パレット赤澤るろる107/9/29 6:46
神秘FUBAR6*07/9/29 4:57
観察日記小川 葉207/9/29 3:04
ポケットと速度1*07/9/29 3:02
三行詩のさんざめきプル式5*07/9/29 2:56
そんなもんです相良ゆう107/9/29 1:52
DANCENUMBER構造107/9/29 1:52
かくれんぼプル式5*07/9/29 1:36
折れ曲がったふるる9*07/9/29 1:08
伸びた爪ゆうと0*07/9/29 0:26
愛のある食卓亜樹107/9/29 0:25
生きるshu207/9/29 0:10
シジンae96107/9/28 23:44
ありがとうなライチ3*07/9/28 23:30
DEATH US NEVER DO PART池中茉莉花2+*07/9/28 22:10
ライチ5*07/9/28 21:55
sa-葉leaf9*07/9/28 21:40
親戚の欠片あおば1*07/9/28 21:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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