大事な物や大切な者全て亡くすのには意味がある?はぁ?お前何様一発殴らせろの根性で生きている。いつか出会える日が来た時は一発殴らせてもらおうと思う。意味のない事は無いけどさ。それでも神様を殴りたいんだよ ....
二〇二〇年二月一日 「女子高校生」
もう何年もまえのことだけれど、電車のなかで見た光景が忘れられない。目の不自由な男のひとが杖をもって入ってこられたときのことだ。制服を着たひとりの女子高校 ....
春は日傘の先で拡張する
出会いと別れを
幾年月も栽培された寒さや
温かさで感じる襖の奥に
常闇の重量を伴う、
密やかなるレトリックのいきものたち
例えれば桜前線あるいは雪解け水
....
ここらへんはわたしのテリトリーだ
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1002
ニキまりこはなぜぜんぜんうらやましくないのか?
わすれたか
ここらへんはわたしのテリトリーだ
選べた季節を明け渡したら残りの時間は殺 ....
バックアップは鳩にとる
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1007
まどろみ終わるとボクらの時代
若林山里西加奈子
301時間番組してほしい
男二人
実際はバイタリティのエクスキュースを
換算せんければなら ....
ブルとディブ
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「当たり障りのない方面に持っていく」か「特定されない状態で自由に書く」かのバランスを自然にとるのが嫌で、単純に律儀にやったところで不利だし、疲れてマイナスやボロ ....
心が動かなくなってしまった
写真も言葉もどれも同じ
自分がわざわざ用意しなくても
検索すれば
いくらでもある
ひりついた心を癒してくれた詩を
読み返してももう何も感じない
手触りやに ....
◯シーモア ムーン◯
昨晩は満月だった
現代社会忙しい と
詫びやさびや風流は
忘却のかなたへ
さくらの花びらは天の川を通って月に着きました
そしていつしかわたしたちが月となり ....
声すれど口は見えず
雪は積もり日が廻り
外道が軒に湧いて出る
外道は言った
踊れのよだれは甘かった
よう育ったと褒めいよ
舌先が踊る
形而下の植栽
河原でみた汚濁を
薬缶で煮 ....
{引用=鳥たちよ}
ヒヨドリが鳴いた
喉を裂くような声で
天のどこかを引っ掻いた
それでも皺ひとつ寄らず
風の布は青くたゆたい
樹々の新芽を愛撫するが
ささやき返す葉はまだない
公 ....
ファシル・グーゼンとノベル・ハイスは苦戦を強いられていた。
とくに、召喚された五体のワイバーンが厄介だった。
アースランテはこの二年の間に、魔導にも力を入れてきたのである。
ワイバーンたちは、一 ....
ラジーク・ユーゲルは言った、「エインスベルよ、あまり深入りするな」
「御意。アースランテの騎士にはメゾポンテの相手をさせるつもりです」
「メゾポンテか、この周辺の魔法素子が薄くならないと良いが」
....
ラジークは言った、「いいか。敵の全てを殲滅する必要はない。
我々はこれから、アジェスの森へと向かう。
そこには、無傷の四万のラゴス兵たちが待っている。
ラゴスは魔導に優れた国だ。アースラン ....
増してゆく愛を
止められずにいます、、、
誰か何か
標識でも出してくれないかと
願います
私の願いは更に遠のき
愛は
ますます
高まりを増してゆきます
今度は ....
心が傾いてゆきます
上から下へと
みな
転げ落ちてゆきます
まるで
タイタニック号が
沈没するかのようです
あなたへの
気持ちが
外へ投げ出されます
あなたは
そ ....
どうしてこんなにも
胸の中を駆け巡る感情の中で
貴方の本塁打を見たくなるのか
自分の中での整理は出来ていません
オータニ ホムラン打つの情報で
スポーツニ ....
立ち現れ
躍りやがて消えてゆく
寄せては返す波に呑まれ
無限の彼方へと旅立つ
あなたはあまりに美しく
あなたはあまりに未完成のまま
別れは突然やってくる
郷愁と憧れを木霊させ
別 ....
黒焦げの死骸を何体観察したところで、
黒のなかの黒など、みつけることはできない。
さがしている「黒」とは、それはイデアであって、
存在者のなかには存在しないのである。
深い切り傷がなおると
もりあがるのはなぜだ
折れた骨がつながると
ふとくなるのはなぜだ
へこんだままではない
補強されるのはなぜだ
同じ失敗に備えている
こころだってきっとね ....
ホロホロと
春の花が散って
守られるための約束を
してくれたひとだけがまだ来ません
折り紙のような階段が
雲の中までつづく白昼夢
勇気を振り絞って昇るから
総てを忘れがちにな ....
燃えている間は
両腕で抱けたのに
君の冷静な心が
僕を灰の中で迷わせた
すり抜けていく身体に
愛おしさをぶつけたりして
一方的な想いだけじゃ
曲がり角で出会うような
恋は出来な ....
二人でゲームをします
勝っても負けてもいけません
二人とも
眉をひそめます
常に勝ちを
常に負けを譲り合います
互いに
それを
はねのけます
常に奪いつつ
常に返し ....
○「山頂から」
山に登って
自分の来し方と行く末を
考えてみる
○「人生とは」
人生とは
自分の足元を広げることよりも
深く掘り下げることではないか
○「楽しみ」
山登りの楽 ....
ホルマリン漬けの胎児が見る夢を具現化したような午後、生命が身体のどこかから抜け落ちて…俺はさながら末期の中毒患者のようだった、上手く動けず…横になっては束の間の眠りに溶け込み、少し起きてはまた横た ....
勝手にしやがれ 言葉なんか自由だ
だけど俺はお前らの文字列に迎合はしない
空っぽを掴み取ってこねくり回して
料理ができたように見せつけるコックども
それをありがたがって食う連中
理解する気も ....
下手くそな歌を
歌う喜びがあった
手に入らない美しいため息を
言葉に変える人に憧れた
悲しいけど窓を叩く風の音が怖くて
震えながらもう歌はうたいませんと
そう誓わされてし ....
風が孕む雨の香り
泣き出しそうなそれが充満して
それでも太陽が顔を出す
光に溢れても
雨を含んだ風は舞う
どこを目指すでもなく
ただ流れているようで
ときに強く
ときに弱く
誰かの髪 ....
さよならに こんにちわ
言えたらいいな 明るく笑って
引きずっているわけじゃないんだよ
方向転換しただけなのよ
どうしても どうしても
振り向けなくって
....
春は淡い
命がそこかしこに生まれては散る
風はそよぐ
樹々の葉がさざ波になる
風と水は似ている
そうかな
そうだよ
どちらも掴もうとしても掴みきれない
手のひらを開いたとたん
そこは ....
状況は一変した。エインスベルは、
敵の主力と思われる部隊に風の結界を張り、
四分の一ほどの、味方の兵たちに風の精霊の加護を付与した。
「これでアースランテの包囲陣を突破することが出来る」
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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