あなたのなかをふるあめが
あなたのまつげをゆらして
あなたのなかをふるゆきが
くちびるをふるわせるとき
ぼくはあなたのてにふれて
ちいさくなみうつおと
ちいさくはじけるおと
あま ....
強く蹴ると高く昇つて弾じけた
砂利道をざくざくと、ざくざくと
街灯の暗きままに月は明かりて、
仰げば君も見やるらむ空はきらぎらし
月のやうに日の沈むまま、夜もすがらあふとも飽かぬ、光をくれ
....
夕焼けなんてなくなってしまえばいいとおもう。昼と夜
をへだてるものをなんとなくつないでしまう、そんなち
ゅうとはんぱな橋は、星からやってきたぬすっとにくれ
てやるか、三日月のくらいぶぶんになげこ ....
三日月のベッドに揺られて
星達の子守唄を聴いて
さぁ今夜はおやすみ
買えなかった玩具も
転んで擦り剥いた傷跡も
すべて忘れて眠りなさい
君が見る夢は ....
引っ越し間近のがらんどうの部屋で大笑いが起きても
密度が足りない
底上げをしなかったコンビニのナポリタンみたいだ
いらないものが無さ過ぎる。
菱がたの声が地に灯り
空にも海にも届きながら
誰も呼ばずにまたたいていた
夜の鳥
飛べないのだと
想いたい鳥
水をざくりと斬る光
動かない縦の水紋
熟れた灯 ....
北東の風が、強い。
雲は千切れ、崩れていく。
思ったより遠く、ずっと遠くまで、
走っていた。
(誰もいないグラウンドに立ち、空の箱を投げる。誰もいない。投げられた衝撃で箱が開
き、そこか ....
夕刻の鉄道駅では
通勤客の
ポーカー
フェイス達が
ごった返していて
自動改札機に
ようやっと
迎えられ
財布から
定期券を
ジョーカーを
引くように
取り出し
鉄道 ....
朝
開いた野ばらの花びらに
光る 雫は
愛に 満ちている
喪主を務める まりこさんは
そんな・・・余裕・・・
まりこさんには・・・ない
手違いがあって
ひたすら ....
どうしてだろう
食欲がわかないんだ
もう丸3日もわたしは水だけで生きている
その水でさえ今ではあまり受けつけなくなってきている
化石にでもなるつもりなのか
ペタンコなお腹を見下ろしてみて ....
いつの間にか
私たちは忘れてしまった
追いかけっこに
夢中になっていて
周りを見れば
誰もいなかった
ただひたすらに
走っていたから
疲れ果てて
たくさんの時間が過ぎた
数の計 ....
たとえば僕が死んだら
「これで世界はほんの少しだけ平和になった」
とつぶやいて
盛大ではないけどささやかでもないパーティを
みんなで祝ってくれないか
たとえば僕が死んだ ....
期待しないこと
望まないこと
全ては上手く廻るはず
何気無く無為な日々を
風のように過ごしては
喧嘩した日もあったね
(マックでの会話。)
「何食べてんのさ。」
「ポテトは鼻 ....
夜の底へ
冷えて低く這う空気
くるぶし辺りを撫ぜて
そんな空気が僕は大好きで
まるで終わらない空を背景に
風に、ささやかな歌声が、乗って
それは、愛?
確かめるすべを僕は知らない
....
ハンカチが飛んで、
きみのスカアトがめくれて、
ぼくの目線をとらえて、
きみはウインクをして、
踏切の音がして、
知らない歌が聞こえて、
人々の足音が止まって、
ギタア ....
いっぱい言葉を使って
書いて書いて書きまくれ
笑って生きれればいいとか 楽しければいいとか
笑って死ねればいいとか 後悔しなければいいとか
そんなのいらんのよ
必要な瞬間 ....
過去も未来も
空に還っても
あなただけを
愛してる。
きみが泣くときと
ぼくが泣くときが
一緒だったらいいなって
それだけ
・
約束なんて守らなくていいよ
だからいつでも会いに来てよ
星が見えない夜でも
雨が止まない朝 ....
苦しいよ
辛いんだよ
わからないんだよ
不安なんだよ
叫んだの
伝えたの
誰かがわかってくれて
大丈夫って
手を差し伸べてくれて
これは前進ですか・
....
本屋の漫画を読んでいく。
いろいろな漫画の映画を作る。
何かの本を読む。
いろいろな映画の歌が作られる。
本屋の漫画を書いていく。
本を書いていく。
何かの歌が書かれていく。
いろいろな ....
閉塞感
喪失感
虚無感
どんな言葉を使っても
この暗闇を言い表せない
分かってる
他人や世界を否定したところで
すべては自分に返ってくると
そし ....
歌は変わらず
私は ここに
歌は変わらず
そして 私は ここ
午後の日を 浴びきって
街を そぞろに歩き
ふと 立ち寄る喫茶
有線から 流れる
なつかしい 洋楽ポップ
....
…生贄は
すぐには
呑みこまれずに
生き血を搾られ
…わたしは
誰のものでもなく
あなたの中に
儀式の定めどおり
....
のどが呪文をとなえているよ
おふろでもないのにシャボンが飛ぶよ
とおくとおく
欄干があかく染まって忘れられない
だんだん
だんだん
からだをかさねるよりずっと
指のすきまの感 ....
食ショック
飯をくえくえ もっとくえ
安いごはんを 美味しくちょうだい
お肉は
二の次三の次
沢山つくって ベンを出す
モリモリ出たら
皆ハッピー
悲し ....
{引用=抱いて欲しいと言えないままに
時間だけが過ぎて行く}
ようやく暗くなった海の
闇と音に紛れて
貴方は「キスしよう」
と私に言った
唇がただ触れるだけのキ ....
男どもの世界史
スタンリーは銃を撃つ
人が倒れ
憎しみをまた 買いながら
スタンリーは歩く
砂嵐のなか
レーションを 食べながら
仲間は言う
歴史を俺た ....
ミサイル
どしゅー きーーん ドッカーン!
敵艦撃沈
ぴゅーぴゅー パン パン
痛い コノヤロ いたた
ドドドドドドドドドーーー
大気圏トッパ
ズッズル ....
水曜の午後は
bossa novaの和音に肘を抱えて
白い器の縁をみつめている
くるりと立ちのぼる
緩やかな湯気の香りで
部屋中を染める
耳からこぼれおちる
綿のようなものを
すく ....
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