飛べなくなった僕の翼
もういらない
もういらないから
もぎ取った
痛みなんか感じない
心の方が悲鳴を上げてる
心の方が痛いんだ
もう飛べない
それは僕にとっての無を意味してる
もう飛 ....
時計 は ね
ただ黙々と針を先へ先へと進めていく
それでも時々
時を刻む足音を止める時があるよね
だからね
それとおんなじ
ヨケ ....
いつもの路地で歩を止めて
通りの向こうに目を遣れば
隙間だらけの
小さな町を
関係のない
繋がり方をしている
建物と僕と真鍮と
霊魂とドブネズミと太陽と
一つの器に雨が降る
笑顔 ....
俺は残酷だから
ダメなものにダメと言わない
そんな親切なことはしない
世の中と同じようにしてるだけだぜ
照らす灯りがぼんやりと淡く
明るくはない だって空は雨で、今日は火曜日で、今は十月で、夜が始まる少し前
僕は帰り道の途中で迷子
今日のような風景にはモノ悲しい風景がお似合い ....
掴みかかった二階建てのバスに
白子が汗をかいて座って
手をふりもせず故郷との別れを惜しみ
心臓の嘆きも三角巾の純白も
一緒に連れ添っていました
その速さ時速60キロ
真っ白なビーズクッ ....
ふわりとしたなかに
グワリと揺れていく内耳を
参拝
ね
泡が散らばる空中に
飛んでいける浮力は
いつも心臓で作り出されているね
白ゴマを口にいれ
たくさん喋りだす骸骨は
人類愛の ....
なんか、ちゃんとしたもの書こうかなァ。。
芸術的な崇高なやつ
柄でもないか。。
たおやかな とか せせらぎのなかに とか 書いてもなァ。。
本読まない人、なにこれだるい、で終了だもんなァ ....
如何しようもない 無力感に襲われたら
手を握って 少し傍に居てあげなさい
言葉を交わせずとも 通ずるものはあるから
手と手の温もりの力は 必ずあるから
そして 強く 御成りなさ ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
延ばした手の隙間が
ぽろぽろと泣いている
おどおどしたのは昨日のこと
今はなにも感じない
隙間に有る目は
人と目を合わせるのがこわいのよって
思春期の少女みたいな事を云う
携帯依存 ....
*注
http://www.quilala.jp/prize.html
で読める掌編小説『鳥男』のスピンオフ詩作品
鳥女は鳥であるから空を飛び
女であるから山に降り
やっ ....
第七プラントに雪が降って
君の身体は灰に埋もれて
工場長は手錠に繋がれて連れて行かれて
世界はどんな顔で包まれたんだろうね
地下鉄の温い風に無音がよく似合う
第七プラントに水が流れて
....
人生って
生活って
一瞬にして変わってしまうときがある。
彼のケータイ 女の名前 発信記録
余命半年と宣告されたような気持ち。
ガラガラガラガラ ガラガラガラガラ
いや まっ ....
盛りに
胸像の彼女は太陽の中に沈んで溶けた
彼は銅像のように停止して笑ってみせた
また、冷えて固まっていく季節だ
薄い皮膚から
光沢が失せて
にび色の空の
凍結する{ルビ質=たち}の ....
071021
納豆怖いと
グラジオラスが
饅頭怖いの
駄々を捏ね
寒い冬を迎えるためにと
2重窓の温室に閉じこもり
キリギリスの調理法を考える ....
教室の斜め後ろの席から
窓の外を眺めるふりして
本当は君だけを見ていた
机の隅に書いた相合傘
先生が通るたびに隠して
ずっと君の事を考えていた
それだけで良かった
....
ふられてしまいたい。
触れられてしまいたい。
ぴんと張ったものは全て
ちくり、 とした痛みで
ふにゃけてしまうでしょう
やさしさなんて、いらないよ。
(十七夜は素直になれない ....
壁に残る跡。ひとつ、ふたつ手を叩いて。軽い縁取りで足跡を残しながら進める日は、きっと幸せなはずで。迷うように降り注ぐ朝に、世界はその日に向かって。
壁に残る跡、弾痕。触れたくなりそうな光を残 ....
32時に電報が届く
引き摺った着物の裾を
捕まえようとする猫がいる
幾らかのカットインを経て
緩やかに溶暗している背骨
花柄のシーツは血に汚れ
さよならの挨拶は砂に埋もれ
....
彼は耳を澄ます
対する街のビル建物も耳を澄ます
皆は冒険の途中であるか
冒険の後の反省中であろうか
言葉が街に無かった
動く音だけが賑わう
携帯で歩き喋るネクタ ....
♪ http://www.myspace.com/a29free
Gadd9 Em9
ああ、僕ら
Gadd9 Em9
ああ、いつも
Am9 Em9 Am9 Em9
愛や ....
出張先でゴルフをした
あれが雲仙普賢岳だと
キャディが教えてくれた
あそこで火砕流があったのか
いや、あの裏側であったのだという
あの裏側で40何名かが亡くなったのか
....
最後に口にした紅茶は
裏切りとアーモンドの味
苦しくて床に倒れこんだ
貴方の顔が歪んでいく
それは許されない関係だった
貴方には婚約者も子どももいた
いつかは別れてくれると信じて
....
アルコールの勢いで
口にした本音は
居眠りしたあなたの前
泡になって弾けた
頬が熱いよ
その指が揺らすグラスの中
カラカラと回転する視界
コントロールさえうしなって
貴方という人に
酔わされる
後悔する日があった。
その日は雨が降っていた。
小学校の給食をいつも教室の前まで運んでくれたおばちゃん。
電話ボックスで親に迎えを請う時に
覚えてる?って、急に。
忘れて ....
散るよ 散る
私がここで散る
そして 夜の闇に消える
私がいたこと 誰か覚えてる?
涙を流しても 誰も悲しまない
いつの間に こうなったの?
夜の街がよく見える 高 ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱
どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う
わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい
....
くちびるが恋しい あなたの
くつろいだときの 醜く ゆるんだ 肉
に まんまと隠れたつもりでいる
あの ぬるい 感触 が
こんなにもつめたく つまらなく なってしまいました
それでも ....
4448 4449 4450 4451 4452 4453 4454 4455 4456 4457 4458 4459 4460 4461 4462 4463 4464 4465 4466 4467 4468 4469 4470 4471 4472 4473 4474 4475 4476 4477 4478 4479 4480 4481 4482 4483 4484 4485 4486 4487 4488
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.36sec.