彼女は明るい細部をしている
指が超高精細ロケットの
明るい反射光にきらきら
光っていてまぶしいんだ
原っぱでみんな風船もって
色とりどりの風船もって
さあとばそうよすぐとばそうよ
 ....
サンガツ
山月にたなびく、かすみぐも
岩石層に堆積した破片から
雲母を削り出した
三月の夜

月は出ていた
犬が遠吠えていた
猫はこたつでまるくなっていた
かもしれない夜
 ....
凍えそうな世界の最果てで

人等の悲鳴は今日も水晶の様に透明だ

裂帛たる幻影の集積から苦悶が雫の様に零れ落ちる

不確かな肉と骨と心臓を抱えるが故の煩悶

静寂に鼓膜を破れれぬように ....
あなた
あなたは夕焼けの罪で
無期限に
私の記憶から
逃げ出すことは出来ません

あなた
私の胸に
秘密を差し入れた
私はあの日どうかしていた
いえ
それはあなたもきっとそう
 ....
忘れない。

そんな嘘をよく言ったもんだ。

あなたの名前をもう呼んじゃいないよ。

あなたのこと、忘れないなんて別れて。

何年もの歳月のせいにして。

忘れかけてるよ。

 ....
めをつぶると
しん と
みえる

それは暗い水に浮かぶ
水銀のようなひかり

それをすくい上げると
すこし かなしいおとがする

とうめいなうみの底で眠る貝殻

いつしかそれら ....
最初は平凡なライトフライだと思った。
しかし、白球は八月の太陽に吸い込まれると、思いのほか、その滞空時間を伸ばした。
右翼手がスローモーションでそれを見送る。
やがて、白球が静まり返った観客席中 ....
久しぶりに聴いた唄は、声は。

そのゆっくりなリズムと一緒に。

僕の胸を打つ。

とん、とん。

打たれる度に思い出す。

思い出させてくれる。

幸せのリズムを。

そ ....
バスルームで
容赦なく濡れた孤独、もはやバスタオルの
吸水性の問題ではなく
それをどれだけ濡れたまま、濡れたまま抱えあげるかということに

アテイチュードはテストされ凍てついた
 ....
たまには温かい日もあるさ

いろんな温もりに包まれて幸せな日もあるさ。

考え方次第さ

ちょっとしたことが、あるいは見落としてた幸せなのさ。

映画みたいな日もあるさ

素晴らし ....
雨という予報で
雨合羽を着込んでの
葉取りの作業と
覚悟は決めていたのだが

袖口をカバーしたつもりでも
やがてしみこんでくる雨水
顔に落ちる雫に
少しづつ体温が冷える

まだ こ ....
意味なき意味を詩人往き
あとにつづくは詩人のみ
素材の味はそのままに
繁る葉食うも便にそのまま
渡る連々 わずかに空

意味なき意味を詩人往き
あとに残るは意味ばかり
砂利も詰草ものけ ....
高速道路で、
料金所に座っているのは神父だった。
「これからどうすればいい?」と
ぼくは訊いた。しかし、彼はパントマイムするだけ。
「救済って命がけの手話みたいだな。」差し伸べられたその
真 ....
来年の今頃も
聞こえている唄
うたう命を
知ることもなく
野たれ死んだわたしの
希望のように
これからはじまることは
まるで懐かしい
出来事のように
知っているかのようだ
今わたし ....
あなたが感じた
その美しさを
僕の手のひらで触れることが出来るのなら

あなたが感じた
その痛みを
僕の右足で蹴ることが出来るのなら

あなたが感じた
その優しさを
僕の頬がさ ....
このままパッてさ。
消えちゃいたいな。
シャボン玉のように。

もう疲れちゃったんだもん。

本気でそう思った。

本気で…

本気で……

タイミングよすぎんだよっばぁか!! ....
 絶望という茨で身をつつむ
 わかる?
 流れる血は 私なの
 この痛みは 私なの
 私なの
 私なの


 あなたにわからないところで
 そっと泣こう
 もうあの抱擁は求めな ....
食べられる 側の稲穂が
頭垂れ

食べさせて いただく側の
人間の

高い頭の傲慢さよ
生きている理由なら ひとつだけ
例えば 今 「死ね」と言われたとして
きっと死ねないと思うから それだけ

与えられた意味なんて 後付にすぎなくて
美しいものよりも 汚れていないものを求めた ....
飛べなくなった僕の翼
もういらない
もういらないから
もぎ取った
痛みなんか感じない
心の方が悲鳴を上げてる
心の方が痛いんだ
もう飛べない
それは僕にとっての無を意味してる
もう飛 ....
時計 は ね
    ただ黙々と針を先へ先へと進めていく
    それでも時々
    時を刻む足音を止める時があるよね

    だからね
    それとおんなじ
ヨケ ....
いつもの路地で歩を止めて
通りの向こうに目を遣れば
隙間だらけの
小さな町を
関係のない
繋がり方をしている
建物と僕と真鍮と
霊魂とドブネズミと太陽と

一つの器に雨が降る
笑顔 ....
俺は残酷だから
ダメなものにダメと言わない
そんな親切なことはしない
世の中と同じようにしてるだけだぜ
 
 
 
照らす灯りがぼんやりと淡く

明るくはない だって空は雨で、今日は火曜日で、今は十月で、夜が始まる少し前
僕は帰り道の途中で迷子
今日のような風景にはモノ悲しい風景がお似合い ....
掴みかかった二階建てのバスに
白子が汗をかいて座って
手をふりもせず故郷との別れを惜しみ
心臓の嘆きも三角巾の純白も
一緒に連れ添っていました
その速さ時速60キロ

真っ白なビーズクッ ....
ふわりとしたなかに
グワリと揺れていく内耳を
参拝

泡が散らばる空中に
飛んでいける浮力は
いつも心臓で作り出されているね
白ゴマを口にいれ
たくさん喋りだす骸骨は
人類愛の ....
なんか、ちゃんとしたもの書こうかなァ。。
芸術的な崇高なやつ
柄でもないか。。
たおやかな とか せせらぎのなかに とか 書いてもなァ。。
本読まない人、なにこれだるい、で終了だもんなァ ....
如何しようもない 無力感に襲われたら

手を握って 少し傍に居てあげなさい

言葉を交わせずとも 通ずるものはあるから

手と手の温もりの力は 必ずあるから

そして 強く 御成りなさ ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
延ばした手の隙間が
ぽろぽろと泣いている
おどおどしたのは昨日のこと
今はなにも感じない
 
隙間に有る目は
人と目を合わせるのがこわいのよって
思春期の少女みたいな事を云う
携帯依存 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ロケットの翼が高く飛べる日にmizu K307/10/22 3:55
サンガツ3*07/10/22 3:54
氷解白川水007/10/22 2:28
夕焼け裁判uminek...5*07/10/22 1:14
恋人健忘症。狠志007/10/22 1:03
貝殻鴎田あき6*07/10/22 0:59
ベースボールんなこたーな...207/10/22 0:54
流れ続けるのは、唄。狠志107/10/22 0:51
孤独の内訳の大半は打ち捨てられたペニスに集約される(Grow ...ホロウ・シカ...2*07/10/22 0:26
鮮やかな僕ら短角牛107/10/21 23:57
捨てられないもの砂木7*07/10/21 22:54
後足高橋良幸307/10/21 22:45
フラれるプテラノドン3*07/10/21 22:29
冬になれば野たれ死ぬだけのキリギリス小川 葉207/10/21 21:12
出来るのなら乱太郎28*07/10/21 20:49
単純な僕amor107/10/21 20:44
悲しみのとなりでくるす.wh...1*07/10/21 20:42
頭(こうべ) むむ207/10/21 20:32
わずらい蒼穹11*07/10/21 19:53
痛みなんて海渡2*07/10/21 19:43
ヨケイナコト九鬼ゑ女107/10/21 19:01
俯瞰して、町の路地をなぞる水町綜助707/10/21 18:03
親切ボーイudegeu...4*07/10/21 17:19
ドアhope107/10/21 16:46
カイワレの芽たけ いたけ107/10/21 16:41
307/10/21 16:41
つぶやきチャット狩心2*07/10/21 13:31
手の温もりライチ2*07/10/21 12:39
四行連詩 独吟 <仮>の巻[group]塔野夏子5*07/10/21 12:26
隙間ゆるこ1007/10/21 11:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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