冷たい金属のドアノブを回し
軽い色をした重たい木製のドアを開ける
笑顔で迎え入れてくれた先輩方は
僕の方に腕を回す

僕は震える手で小さなショットグラスを掴み
ひと思いに流し込む
出した ....
生きるために
強度が欲しくて
もがいている

強度を得て
生きながらえる
ぼくら

トラウマだらけの
世界を見て
へ、と笑う
これから僕は皆さんに
世界一難しい問いかけをします
「愛って一体何ですか?」

例えば教師は
百万人の教え子達に
人生の素晴らしさを説くだろう

例えば医者なら
百万回のオペの中で
 ....
得てすらいないのだから
失った わけでもない
それでも周回数は
二回り以上
べた凪の水面がさざなみ立つのは
街で見かけるラクダ ではなくて
贈ってもいないのだから
とうぜん指輪を探すこと ....
街をひずませている調性のない
属性をもったビルディングが
太陽にむかっておじぎしている
じりじりと今
風は耳をすます
調性のない音のうねりから
こぼれおちるものをひとつ
すくいあ ....
ブルー
このことばから導き出される感情
印象、心象、映像、記憶、追憶
日々流れていく風景は
車窓の景色が特急列車で飛んでいくように
はっきりと認識することができず
ぼんやりと視界の ....
暗闇から這い上がった男が一人
妙に明るい空間の中記憶の埋め立て工事作業を始める

繰り返す日々の果てに幸せと温もりに縁はないと知った
動き始めた日々の末にあるのも絶望と悟ってた

「諦めた ....
ねぇきいてね
だれもみんなわたしの元を去ってしまった
そのあとでしずかに寄り添って
落ちてくる空の下で

いつもたよりなくって
いつもだらしなかった
雑然とした日々のなかで
たしか、ち ....
振り向けば 風は 秋
乾きだした 葉は 彩

何も言えず 僕は
何も言わず 君は

俯いていた
歩き出した

君の上に
雨の水溜まりに

ぷかぷか浮いてる

アメンボみたいに

ハツラツとして

ワタシが生きてて

一人になったら

ワタシはどういう

人生生きる

それでも誰かが

 ....
月の、満ちる夜の、
世界から、少しずつ音を消していく、
地球の反対から初めて、少しずつ、
コーヒー農園で歌われる歌、
山羊のため息、道草する羊飼いの口笛、
サンバ、ボッサ、レゲエ、ロック、
 ....
時計仕掛けの光に沿って
俯いて歩き出す人
見えるかい? 街の灯りを
握ったナイフ 映し出してる

その輝きを 蒼白い月明かりを

夜空が落ちた日の 肌寒い真夜中過ぎは
細い腕 絡ませて ....
恋人がいない夜
野菜炒めでごはんを食べて
他愛無いテレビを見て
ビールを一本飲んで

未来の恋人に
電話をかけてみる
かかとのケアをしながら
もういいかい もういいかい
暗闇に響く声
夜はだんだんと日を食んで ほおら 冬がくるよ
寒い寒い冬だよ 秋ですら変わらずにはいられないのだよ
子供が一人 そう口ずさんで
杜若が咲いていた ....
こどくないのちが
やどるはりを
つよくしなやかに
のばしながら
そおっと
からだにまとって

ぼくは
みつのしずくを
はこぶ
くろいはちになる

りょううでを
はねのように
 ....
あなたの言っている事は

至極まっとうで

正義感があり

正しい

だから私は

あなたが嫌いだ
たったひとりの あなたへ
とどく かもしれない
ことばの しんじつを
かんがえて こどくを
えらんだ のです
君が誰かを好きで

誰かが君を好きで

でも僕は君が好きで

複雑で

面倒な

恋をずっと何年も煩って

時間はものすごく駆け足で

僕の周りを回りながら

だけど時 ....
シェードランプの傘が割れ
光の手足はつかまれて
遠くの夜へと連れられた
そうしてもはや暗い部屋
明日の日付がめくれない
月の舟

星の波間をゆく。


キミの後ろ姿を
ちいさくとらえた、

この瞳を

とじるのを
躊躇うほどに


ワタシは
キミを
見失いたくないの。


 ....
午後の陽射しを受けている
窓が開いて
レースのカーテンが揺れて
ガラスは 遠い空を 白い雲を
水平にたたえ 映した

時おり 
子供達の歓声は
静寂を乱し
小石は投げられて
うすい ....
ねえ
こうしてね
そうか
こうしてか

今日もふたりは指に巻きつけた赤い毛糸に
愛を掬う

啜りあい貪りあい鬩ぎあい /すすりあい/むさぼりあい/せめぎあい


赤い ....
君のまつげが
ふいに
揺れて

まるで手のひらに
雨粒をうけるように
かなしみを
見上げている

そうして
たった今降りだしたかのような顔をして
胸の中に一気になだれ込んで

 ....
 僕の書く詩に出てくる
 君という二人称は
 とくに中身をもたない
 かといって読む者ひとりひとりに
 語りかけるような無防備さも
 僕はけして持ち合わせていない
 いわばそれは揺 ....
枯葉舞う木々の間を抜ける
空は青く澄んでいる
ただ青く 雲も無く 澄んでいる

肌寒いのに思い出すのは夏の海
生まれ育ち たくさんの大切なものをくれた町
それを壊して逃げだし ここに来た
 ....
あなたは
いつも楽しそうだけど
時々
みんなから離れて
ぽつんと一人で
カメラをいじっているよ

わたしが寄っていったら
笑って
たまには
わたしの写真を
撮ってくれるから
思 ....
ほんの10年くらい前。

ケータイなんて持ってなかった。

ケータイすら流行ってなかった。

あの頃、どうしてたっけ。

ひとりぼっちの時。

誰かにメール。

誰かに電話。
 ....
私は孤独な夢占い人だから
出会いをむかえる度に カードをめくってきた
カードをめくりながら
いつも 次のカードを夢見ている
いつも 次のカードを夢見ている

私は孤独な夢占い人だから
 ....
たいしたことじゃない
季節の変わり目に強がって
いつも風邪をひいてしまう
そんなもの
僕が消えた夜は
あの人はなんて優しかったんだろう
なんて泣き屋は呼ばなくてもいい
きりぎりす
 ....
君は幸せになる権利があって。

僕は君を幸せにする義務があるんだ。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
創書日和「酒」[group]虹村 凌3*07/10/23 9:08
トラウマudegeu...1+*07/10/23 8:17
アイ[group]1486 1...6*07/10/23 8:10
きままFUBAR4*07/10/23 5:21
マンタレイの沈黙mizu K307/10/23 4:28
ブルー(reprise)7*07/10/23 4:21
昼過ぎに拾った情報によると戒途207/10/23 4:07
リッスンかのこ507/10/23 3:08
寂しさがひらひらと君の肩にazure_...007/10/23 2:51
素敵なアメンボ短角牛007/10/23 1:15
Gaspard de la Nuit、夜のガスパールrabbit...14*07/10/23 1:09
HALFMOONbilly207/10/23 0:52
連続する恋人チアーヌ107/10/23 0:37
かえらぬこへ407/10/22 23:07
みつのしずく[group]りゅうのあく...4*07/10/22 22:52
だからyoshi207/10/22 22:00
そろもん(石の歌)みつべえ807/10/22 22:00
回るyoshi307/10/22 21:52
徒然鎖骨3*07/10/22 21:42
月夜のスイム。Sa;007/10/22 21:35
窓から人工衛星が見えてアハウ207/10/22 20:39
あやとり九鬼ゑ女407/10/22 20:09
雨の風景 Ⅰshu707/10/22 20:09
きみ草野春心1*07/10/22 20:07
ピエロがパントマイムをやめた時にtatsuy...107/10/22 19:41
曖昧ならせんとうどうせい...25+*07/10/22 19:08
圏外。狠志207/10/22 19:00
私は孤独な夢占い人だから Ⅱ卯月正也307/10/22 18:47
冬になれば野たれ死ぬだけのキリギリスAB(なかほ...307/10/22 18:18
幸せのamor007/10/22 17:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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